思うがままに

Step by Step

グラン・トリノ

2010-05-20 | 映画・ドラマ

2008年

amazonより
男の人生は、最後で決まる。
妻に先立たれ、一人暮らしの頑固な老人ウォルト。
人に心を許さず、無礼な若者たちを罵り、自宅の芝生に一歩でも侵入されれば、ライフルを突きつける。
そんな彼に、息子たちも寄り付こうとしない。
学校にも行かず、仕事もなく、自分の進むべき道が分からない少年タオ。
彼には手本となる父親がいない。
二人は隣同士だが、挨拶を交わすことすらなかった。
ある日、ウォルトが何より大切にしているヴィンテージ・カー<グラン・トリノ>を、タオが盗もうとするまでは――。
ウォルトがタオの謝罪を受け入れたときから、二人の不思議な関係が始まる。
ウォルトから与えられる労働で、男としての自信を得るタオ。
タオを一人前にする目標に喜びを見出すウォルト。
しかし、タオは愚かな争いから、家族と共に命の危険にさらされる。
彼の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とは――?

キネマ旬報が発表した映画史上のベストテンで外国映画部門10位となたグラン・トリノ
「感動をありがとう!」と言いたいところだが・・・もうひとつ感動が胸にドーンと来ない
それは何故か?
少年タオの存在感が希薄な点にあり、クリント・イーストウッドを喰ってしまえ!とは言わないが彼に映画の中での魅力があまりにも乏しかったことよると私は思う
しかし、この映画を救ってくれたのは、ヤノビッチ神父の言動だろう
あの神父の登場がなかったら、この映画は平面的なもので終わっていたような気がする

冒頭の妻の葬儀のシーンはなかなか鋭い描写
クリント・イーストウッドのイラツキ、ムカツキが私まで乗り移ってきて「ホンマになんやこの家族は!」と、グッーと引きつけられた
円熟味を増したイーストウッドならではの演技

ところで、題名の「グラン・トリノ」はヴィンテージ・カーとのことで、その車が映画の中ではあまり生かされていないようでちょっと気になった

多くの映画評論家から絶賛を浴びたこの映画
私はそれほどの良さを感じない  やはり感性がずれてるのか?? 自問自答・・・・

エンディングでクリント・イーストウッドが唄ってた
上手い!

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