思うがままに

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約束の旅路

2010-08-04 | 映画・ドラマ

2005年

amazonより
イスラエルが行った実在の難民移送作戦“モーセ作戦”を題材にしたヒューマンドラマ。
ユダヤ人と偽り、スーダンの難民キャンプからイスラエルへと脱出した9歳のエチオピア人少年。
真実の名前を隠し新しい土地で生きる少年の葛藤と苦難の人生を描く。

 
ユダヤを取り巻く世界史も宗教も民族紛争も難民キャンプも人種差別も、ましてや「モーゼ作戦」も、平和ボケして無知な私には殆ど知らない世界だ
でも、ただ切々と感じるのは「世の中に血のつながった本当の母親はひとりしかいない」ということ

幼い頃に離ればなれとなった少年と母
やがて少年は大人になり、結婚し、医者となり、難民キャンプで働く決意をする
そして、母との再会を果たす

年老いた母が息子を抱きながら「ウォー・・・」と、雄叫びのような声を上げてエンディング
それも男のような声!

何故 男のような声だったのだろう?
私の聞き間違いか?
それとも何か意図した演出だったのだろうか?

主人公にとって実の母との再会が全てなのかも知れないが
私には、少年のころからずっと実の子供のように育てた奥さんの笑顔が、この映画の一番のポイントのように思える