平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

アンプ製作~その2

2009-07-24 02:14:07 | アンプ製作と修理
 読者のリクエストでアンプをまた製作しました。回路は弟子のと同じですが、幾つか変更箇所があります。

 

 まず、電源電圧を電圧増幅段は15ボルト、終段(パワー段)は12ボルトにしました。これは、ケースとして使ったBSチューナーのトランスをそのまま使用したからです。ヒューズが300mAなのでパワーは取れませんが、パソコン用には使えます。

 次にパーツですが、2段目を東芝の2SK-246にしたので、弟子のソニー2SK-79の半分の2.5mAしか電流を流していません。その代わり、作動増幅(同じ石を二個ペアで使う)で歪みは少なくなっています。最大出力は小さいですが、聴感上は弟子のよりも低歪みです。

 終段も日立の2SK-214/2SJ-77のコンプリ(コンプリメンタリー=上下±のペア)から、NECの中出力MOS-FETである2SK-2013/2SJ-313のコンプリにしました。この石は、ソニーのFETアンプのパワー段をドライブするドライバーに使われていたもので、小音量ならパワー段に使えます。今回は、バイアスを30mA流して小音量の歪みを低減しています。

 今回はデザインにも凝っています。フロントパネルの安っぽいアクリル窓を取り去り、パンチングメタルを取り付け、そこにボリュームとバランスと入力端子を取り付けました。黒の塗装が全体を引き締めています。インジケーターランプはグリーンの電源とパンチングメタル裏のブルーのLED。部屋の明かりを落とすと、ブルーのLEDが美しく光ります。

 

 全体的には夜の空をイメージしたものなので、わざと塗装にムラを付けています。ライトブルーとマリンブルー、それにシルバーと金で微妙な濃淡や星を表現しています。ボリュームつまみや電源ボタンなどは市販品なので、本当はもう少し小さくしたり色も変えたいのですが仕方ありません。

 肝腎の音ですが、細かなニュアンスが良く出る、繊細で艶やかな大人の音です。ボーカルは口が小さくて発音がよく分かり自然。楽器は余韻が気持ちよく、パワーがないのを除くと高級品と変わりません。やはり、コンデンサーなどのパーツをオーディオ用で固めているのが効いているようです。品位の高い小音量向きのアンプとして、デザインに相応しいと自画自賛ですね <*`∀´> ホルホルホル。

     エフライム工房 平御幸
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
平先生、こんにちは。 (めじ)
2009-07-26 12:43:50
あのー 上のスピーカーの写真ですが
見事な“スワローズカラー”
思わず目が釘ずけになりました。流石です!
返信する
めじさんへ (平御幸)
2009-07-26 14:00:39
<`∀´ ;=;`∀´> 誤解ニダ たまたまニダよ

遅ればせながら、めじさんこんにちはニダ。
返信する
訂正レイホ (めじ)
2009-07-26 21:34:38
平先生、今晩は。

×釘ずけ
○釘づけ

大変、失礼しましたレイホ
ご返信は結構でヨ~レリホ
返信する

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