平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

日立リヴァーレと新ひたち号

2015-03-23 21:40:10 | バレーボール
 日立リヴァーレの最終順位は5位。昨年より1つ上げて、ファイナル6初戦の上尾に勝っていれば3位以内が望めたシーズンでした。でも、リーグ戦がギリギリの6位でしたから、これで3位とかになると、他チームファンからの風当たりも強くなるし、このポジションは色々な意味で絶好ではないですかね。選手の皆さんお疲れ様でした。ゆっくり休んで、怪我を治して、リフレッシュして次に備えましょう。良いチームを応援出来て嬉しかったです。本当にありがとうございました。

 上野からひたちなかに出る、JR特急スーパーひたちとフレッシュひたち号が、3月14日のダイア改正で廃止になりました。個人的には、リーグ最終戦のひたちなか大会を見るために乗ったのがラストでした。

 後継車両はスーパーでもフレッシュでもない、ただの「ひたち号」になりましたが、同時に「ときわ(常磐)号」が仲間入りしました。ときわと言えば、源義経の母・常盤御前(ときわごぜん)が思い出されますが、常盤御前は「都の美女千人を集めた中で一番の美人」の誉れ高く、美人の多い日立リヴァーレにピッタリの名前です。

 22日の久光との試合は、11のブロックを決めた久光が勝つのも当然(日立は4)。ブロック数が逆なら日立が勝っていた試合でした。日立は土曜日の東レ戦もそうでしたが、試合前から固く、中盤以降に逆転されたり引き離されたりする、ジリ貧の負け戦となりました。これは、選手たちが感じている、現有戦力での力の差ですね。

 もしも、土日の大事な一戦に日立が勝てると心底から思っていたなら、佐藤あり紗さんはディズニーランドに行かなかったと思います。勝負前に娯楽に走るのは、高まりすぎた緊張と不安を和らげるための心理的な作用ですから。

 昔、栃若時代を築いた横綱栃錦と若乃花の千秋楽全勝対決がありました。勝ったほうが全勝優勝ですが、決勝前夜に年齢も若い若乃花が気分転換に映画館に入ると、前の方の席に栃錦もいたそうです。若乃花は、先輩横綱の栃錦でも大一番の前には緊張するのだと感じ、ひっそりと映画館を抜けだしたそうです。結果は若乃花の勝ち。

 佐藤あり紗さんがディズニーランドに行ったことで、日立リヴァーレの選手たちが大一番前に平常心を失っていると察することが出来ました。誰の責任でもありません。経験のない若い選手が多いのだから仕方ありません。監督もコーチも選手もトレーナーもマネージャーも、大一番の前に自分に負けていたのです。大事なところでポイントを1しか取れなかった弱さ。この経験を来年につなげればよいのです。

 春のクラシック第一弾の皐月賞は4月の中頃ですが、トライアルのスプリングステークスを勝ったのは、演歌歌手・北島三郎氏の持ち馬であるキタサンブラック。今年は全勝馬が多いですが、この馬もデビューから三連勝で皐月賞の出走権をもぎ取りました。ちなみに、キタサンブラックのブラックは父馬のブラックタイドから。ブラックタイドはディープインパクトの全兄にして、キタサンブラックと同じくスプリングステークスを勝っています。毛色はディープインパクトとは違う青鹿毛で、最も父サンデーサイレンスに似ていると評されていました。

 ブラックタイドは黒潮という意味で、南の海から北上する海流です。北のオホーツクから流れてくるのは親潮。北上する黒潮は、北からの親潮に阻まれて、ひたちなかの沖合を東に流れます。ひたちなかに直接来るのは親潮で、黒潮は季節による海流の変化によって、たまに近付くだけ。このような海流のぶつかるところは魚の種類が豊富で良い漁場となります。

 僕は日立のバレーボールを波に例えましたが、まさか黒潮を父に持つ馬が勝つとは、我ながらポポポポポ( ゜д゜)゜д゜)゜д゜)゜д゜)゜д゜)ポカーン…

 僕が書くことに注意している読者が馬券を買ったら相当に当たっているはずです。僕自身が買うと外れることになっているので、僕から指示して買えとも言えません。預言者は馬券師にはなれない決まりなのです。欲を出したら神に怒られるから。

 スプリングステークスで2着に負けたリアルスティール。例によって三馬鹿の一人・福永ジョッキーがスローペースなのに抑えすぎて、勝負があったあとで追い込むお粗末騎乗。余裕残しでも勝たなければ、馬に傷をつけるだけです。

 弥生賞を勝って無敗で皐月賞に出走するサトノクラウン陣営は、リアルスティールと天秤に乗せていた福永を早々と見限り、今年から日本の騎手になったフランスの名手ルメールに騎乗依頼を出しました。勝つと負けるとでは数億円の差が出る世界ですから、勝負に対する厳しさがない陣営は競馬をやる資格はないのです。人事を尽くさなかったら天命は来ませんから。「人事を尽くして天命を待つ」は至言です。

 ただ、サトノクラウンは父のマルジュが早熟で、母の父としても桜花賞までが賞味期限。仮に皐月賞を勝ってもダービーでは無理だと思います。僕は騎手には目をつぶって、リアルスティールを一番に上げておきます。今年の無敗馬は、相手やレースに恵まれたのが多く、ダービーまでにまだ他に出てきそうな気もしますね。

    エフライム工房 平御幸
コメント (7)
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