平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

2011-04-07 18:41:05 | Weblog
 前回は厳しいことを書いたので、弟子たちも含めてギクッとした読者が多いと思います。しかし、「偽善者に至らない道」とは何なのか、その解答に辿りつけた人は幸いです。

 結論から言うと、この解は「教会を建てる」、あるいは「教会を建てることに参加する」なのです。ホームレスの支援にしても、当然のように個人での支援には限界があります。また、ホームレスにも色々といますから、物資や金銭の支援が最良とは限らないのです。下手をすれば付け上がってくるかもしれません。

 このように突き詰めて考えて行けば、継続的で無理のない支援体制というものが見えてきます。たとえば、衣服の支援の前には、風呂替わりになるシャワー設備の車両が必要です。また、その後の散髪や食糧援助、あるいはドクターによる健康診断なども本当は必要です。しかし、このような支援の目的は、ホームレスの社会復帰が前提なのです。

 ホームレスが社会復帰できない理由の一つは、住所不定です。住所がないので生活保護などの自治体からの支援が受けられず、また悪徳の業者に生活保護費を狙われるのです。また、犯罪を犯して服役した人は、それだけで雇用されないことがあります。必然的に不安定な日雇いしか無くなります。

 ホームレスを社会復帰させるには、自治体と支援する団体の密接な連携が必要です。そのためには、法律で宗教法人への支援義務を規定しなくてはなりません。宗教法人は法人税を納めていないのだから、その代わりにホームレスの支援などを義務化するのです。まあ、創価学会や日蓮宗を始めとする仏教界は反対するでしょうけど。

 次に、ホームレス自体を認めない社会というか、ある程度は強制的な収容が出来るようなシステムが必要です。これは人権屋や左翼が大反対すると思いますが。少なくとも、国や自治体の責任範囲が明確になります。今は、国や自治体が責任から逃げているのが問題なのです。職業訓練所やハローワークも包括して、技能研修と就業斡旋を連携させれば良いのです。そのための費用は、天下り用に無闇に建てられた公益法人を潰せば捻出できます。

 今の政治は、ホームレスが社会問題化した時だけ、緊急の財政出動で誤魔化すという手法です。これでは抜本的な解決策にならないし、ましてや社会復帰や生活支援とは程遠いものです。ホームレスにとっては、その日暮らしから、安定した仕事、生活の基盤作り、そして社会への還元、という一連の流れが構築できて、はじめて社会復帰がなされたと言えるのです。

 繰り返しますが、愛の三原則に照らし合わせて、①ホームレスに関心を持つ、②ホームレスを社会復帰させる、③そのための支援とは、このように考えると、個人でできることは小さく、教会という組織が必要だと分かるのです。またそれが、神の目に叶っているのです。神は吹き分けられた金のように人を選別し、その教会の基とするのです。僕が読者に厳しいのは、弟子のように、あるいはスピーカーを作る読者のように、基になる隅の頭石を選別しているからです。

      エフライム工房 平御幸
コメント
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