もう40年も昔のこと
父が亡くなる2年ほど前に「お前にこれをあげよう」と言って
渡してくれたのがこの銅の茶筒
槌目と松の彫金が施された美しく渋い色合いの茶筒である。
ちょうどこの大きさのものを持っていなかったので
有難く頂戴してきて重宝に使っていた。
その当時は作ったのが誰かとか、どこで作られたとか、そこまでの興味はなく
とうとう父に聞かずじまいで、今日まで作者不明、産地不明のまま来てしまっていた。
玉川堂の刻印
ところが、ある骨董市で色と彫金の模様は違っていたが
作りがそっくりな茶筒が並べられていたのに出会った。
そこの店主に「これってどこで作られたんですか?」と
聞いてみると「ああ、これね、これは玉川堂のもんだよ」と
「玉川堂って?」
「玉川堂は新潟の燕の銅器の老舗だよ」と、そして
「ほら、この刻印がそうだよ」と教えてくれた。
~ * ~ * ~ * ~
そうだったのか、、この形、この槌目と彫金、、玉川堂だったのか、、
家に帰り早速刻印を確認してみると、それは間違いなく「玉川堂」のものだった。
ここでようやく茶筒の正体が明らかになった。
こうして知らないことを教えてくれる骨董屋の店主は
私にとって、楽しく、有難く、頼もしい先生なのである。
~ * ~
※ 玉川堂 200年の歴史を持つ銅器の老舗
国内唯一槌起銅器の継承
新潟県の無形文化財
文化庁の「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」
明治27年以来皇室の慶事に製品を献上
玉川堂HPより
父が亡くなる2年ほど前に「お前にこれをあげよう」と言って
渡してくれたのがこの銅の茶筒
槌目と松の彫金が施された美しく渋い色合いの茶筒である。
ちょうどこの大きさのものを持っていなかったので
有難く頂戴してきて重宝に使っていた。
その当時は作ったのが誰かとか、どこで作られたとか、そこまでの興味はなく
とうとう父に聞かずじまいで、今日まで作者不明、産地不明のまま来てしまっていた。
玉川堂の刻印
ところが、ある骨董市で色と彫金の模様は違っていたが
作りがそっくりな茶筒が並べられていたのに出会った。
そこの店主に「これってどこで作られたんですか?」と
聞いてみると「ああ、これね、これは玉川堂のもんだよ」と
「玉川堂って?」
「玉川堂は新潟の燕の銅器の老舗だよ」と、そして
「ほら、この刻印がそうだよ」と教えてくれた。
~ * ~ * ~ * ~
そうだったのか、、この形、この槌目と彫金、、玉川堂だったのか、、
家に帰り早速刻印を確認してみると、それは間違いなく「玉川堂」のものだった。
ここでようやく茶筒の正体が明らかになった。
こうして知らないことを教えてくれる骨董屋の店主は
私にとって、楽しく、有難く、頼もしい先生なのである。
~ * ~
※ 玉川堂 200年の歴史を持つ銅器の老舗
国内唯一槌起銅器の継承
新潟県の無形文化財
文化庁の「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」
明治27年以来皇室の慶事に製品を献上
玉川堂HPより
すてきに いいものを大切におつかいですね
お父様もおよろこびで
骨董屋さんからも古き佳きもののご案内をいただけますね
毎朝この玉川堂の茶筒で美味しいお茶を頂けてお幸せですね
父jはなぜか銅器が好きで、いろいろなものを集めていましたが、自分で使うことはなくしまい込んでいました。
そう云った物をこうして受け継いで、毎日眺められるのはなかなかいいものですね。
本当に、父がこんな様子を見たら喜ぶと思います。
骨董屋さんは私の先生、いつもああだこうだ、と言いながら楽しく学ばせてもらっています♪