私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

明治の版画 有喜世之華 宮川春汀の世界

2014年08月11日 | 時空を超えて来たものたち
                                  有喜世之華 囲碁

                 この版画は明治31年に刷られた「有喜世之華」美人画シリーズの内の一枚である。
                 絵師 宮川春汀(しゅんてい) 版元 秋山武衛門(ぶえもん)

                 シリーズの一枚一枚に、それぞれ名前がつけられており、これは「囲碁」という。
                 縁側を開け放ち、手には団扇、夏の日の静かな午後、ゆったりと時間が流れている、、
                 そんな感じだろうか、、
                 四隅に碁石が置かれ、これから対局なのだろう、引き締まった顔が美しい。

                 この「囲碁」のほかに「外出」と「縫い物」の二枚が手元にある。
                 三枚とも骨董市で掘り出して来たものだ。どれも美しい。
                 「外出」は以前に「菖蒲とお嬢様」と名を付けてブログで紹介している。
                 「縫い物」は秋の絵。乞うご期待である。
                 
                 
                                                   
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