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私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

曙椿はたっぷりの濃い黄色の蕊が見事です~♪挿し木の名札には月日も入れないとね。

2024年02月22日 | 花便り

 

玄関前の鉢に

「あけぼの椿」と「月の輪」の二つの名札が付いていて

そこにある挿し木はどちらの椿だろう?と

何年も待っていたのですが

今年、とうとう咲いて

「曙=あけぼの」と判明しました。

 

 

~2月20日 大きくてふっくらとした蕾が開いて来ました~

 

蕾の段階で淡桃色だったので

赤に白の斑入りの「月の輪」でないことは分かりましたが

「曙」を挿し木した覚えが無かったので

この時点では謎の椿でした。

 

 

花弁の中には

濃い黄色の蕊がたっぷりと詰まっていそうです。

これは立派な花が咲きそう~♪

 

 

 

 

 

~2月22日 開いて来ました~

この姿なら、鉢の名札にある「あけぼの椿」に間違いないな。

挿し木してから、一体何年経ったのだろう~

次に挿し木をする時には

挿し木をした年月日もきちんと書いておかなくてはね。

名前が分かったので

来年からは茶花に使えそうで嬉しい~(^^♪

 

※曙は加茂本阿弥、数寄屋、太郎冠者などと並ぶ古典椿の一つ。

 

 

 


*ひっそりと谷間の梅が咲きました* あるじなしとて春を忘れじ

2024年02月17日 | 花便り

 

毎年この梅は、木々に囲まれていても枯れることなく

精一杯枝を伸ばして、たくさんの花を咲かせます。

今年も元気に咲いてくれました。

 

この姿を目にすると

春がやって来た喜びと

菅原道真公の歌が心に広がります。

~東風ふかば 匂いおこせよ梅の花 

あるじなしとて 春を忘るな~

 

 

 


春を待つコブシのふわふわの芽が陽に輝いていましたよ~♪

2024年01月23日 | 花便り

 

こちら瀬戸内地方は

大陸に近いせいか、朝は冷えますが

日中はお天気のことが多くて

ぽかぽかと

実家の新潟で云うならば

まるで4月の初め頃の陽気に感じてしまいます。

21日の裏山散歩では

谷間の陽だまりで

ふわふわの衣をまとったコブシの芽が

陽に輝いていました。

春が待ち遠しいね。

 

 


挿し木の乙女椿が咲きました~♪

2024年01月18日 | 花便り

 

*~ 1月8日の姿 ~*

コロナ前に

お茶席で使われた乙女椿の枝を頂いて

挿し木にした木が無事に育って

この度、可愛らしい花を咲かせました。

 

 

 

*~ 1月15日の姿 ~*

花弁の数は少ないですが

しばらく目を楽しませてくれそうです。

 

まだ小さな木なので

これから、どれほど成長するか

楽しみに見守って行きたいと思っています。

 

 


*鈴なりの千両*景徳鎮の染付花器に入れてみました♪

2023年12月31日 | 花便り

 

令和5年度最後の花便りです。

千両が庭で赤い実を鈴なりにしていたので

たっぷり使って、景徳鎮(けいとくちん)の染付の花器に入れました。

葉も実も整理せずに、生きの良さを生かしました。

 

* * *

 

もう令和5年度も終わりますね。

「花便り」と「野の花を活ける」だけの投稿になりましたが

来年度もよろしく御願い致します。

では皆さんには

お元気でよいお年をお迎えください(^_-)-☆

 

 

 


*照葉の色冴える小葉の髄菜*磯菊と唐銅の花入れに入れてみました♪

2023年12月27日 | 花便り

 

今年は急に冷えたせいか

小葉の髄菜(コバノズイナ)の紅葉がとてもきれいです。

↓↓↓

 

磯菊(イソギク)と合わせてみました。

花入れは唐銅の束熨斗形花入

 

 

 

小葉の髄菜は

例年になく美しく紅葉しました。

先の緑や茶色の色が良いアクセントになっています。

 

* * *

 

PCの不調でアップが遅くなりました。

PCを替えたので

来年度はもう少しスピードアップ出来そうです(^_-)-☆

 

 


庭の小菊たちを昭和のマーブル模様の花器に集めてみました♪ 瀬戸ノジギクは一種で。

2023年11月26日 | 花便り

 

菊日和の今日この頃。

庭では小菊たちが咲き誇っています。

満開の藤袴(フジバカマ)と合わせて

昭和のマーブル模様の花器に投げ入れてみました。

 

*~ 藤袴 ~*

⇩⇩⇩

 

地味な花ですが

菊との相性は抜群!

小菊を引き立てつつ、自らも良い味わいを醸しています。

 

 

枠を縦バージョンにしてみました。

花器は主人が実家から持ち帰ったもので

濃いオレンジ色に、黒と黄色のマーブル模様が面白い花器です。

形もころんとしていて可愛い~♪

 

 

*~ 共に活けた5種類の小菊たち ~*

⇩⇩⇩

*~ 鮮やかな黄色の小菊 ~*

懸崖作りの菊で

姫路城の菊花展で求めたものです。

 

*~ 花弁の先が尖った白菊 ~*

 

 

 *花弁の数が多くてチュチュのような白菊 *

 

 

* ブーケのような花磯菊 *

 

*~ 単独で活けても見栄えのするセトノジギク ~*

古い銅の器に活けてみました。

⇩⇩⇩

 

 

軒下ギャラリー(玄関ポーチ)に飾っています。

「いらっしゃ~い」とお客様をお出迎えです。

 

 

 

 

 


*今年生まれた愛らしい花磯菊*山帰来と備前焼の花器に活けてみました♪

2023年11月24日 | 花便り

 

*~ 新しく誕生した花磯菊を山帰来と備前焼の花入れに ~*

 

葉の様子から「磯菊」と思っていた菊に

思いも寄らず白い舌状花が出て来ました。

あれれ・・・?

従来からある「花磯菊」じゃないし、この菊はなんだろう?

調べてみると

菊は他の種類と自然交配しやすいとのこと。

どうやら

庭の「磯菊」と「花磯菊」が自然交配したらしいのです。

「新花磯菊」の誕生です。

⇩⇩⇩

 

 

 

*~ 親となったと思われる従来からある花磯菊 ~*

⇩⇩⇩

*~こちらは従来から庭にある花磯菊 ~*

頭頂にたくさん花をつけてブーケのようで愛らしい姿。

磯菊と家菊が自然交配して生まれた菊です。

 

 

*~ 親となった磯菊 ~*

⇩⇩⇩

 

*~ 磯菊(イソギク)~*

海岸の崖や岩場に自生する日本の固有種。

筒状の花のみで舌状花のない姿が特徴的です。

 

山野草展のご主人によると

しみじみとした風情があって「絣のような菊」なんや。

と言われたのが忘れられない菊です。

 

葉の縁には、裏葉の白い短毛が見えていて

白い縁どりのようになってきれいです。

 

 

 


庭を明るく彩るツワブキとひっそり咲くシュウメイギクを活けてみました♪

2023年11月09日 | 花便り

 

ツワブキとシュウメイギクは活けにくい花ですが

庭で今を盛りと、きれいに咲いていますので

取っ手付きの小さな花入れに入れてみました。

 

 

 

どちらも茎が長いので

そのまま活けるのは難しいので

茎を短くカットして

花だけ活けるような形でまとめてみました。

こんな感じなら

子供さんでも活けられそうです。

 

私が初めて自分で活けたのは

小学校4,5年生の頃です。

学校の帰りに、道草しながら摘んだ野の花を

ガラス瓶に入れてトイレに飾りました。

帰宅した母が

それを見て、とても喜んでくれたのが

私の「花を活ける」人生の始まりとなりました。

 

今でも花を活けると

母の笑顔が思い出されます。

 

 

 


環付き花籠に秋丁子、藤袴、蓼を入れてみました♪ おまけは愛らしいジュズサンゴ

2023年10月21日 | 花便り

 

この夏の暑さにめげずに

秋丁子(アキチョウジ)がきれいに咲きました。

⇩⇩⇩

 

クロガネモチの根元が、育つのにちょうど良くて

周囲に置いていた鉢からの肥料も効いたようです。

例年にない良好な花付きです。

環付きの花籠に入れてみました。

 

 

 

藤袴を二本入れてみました。

 

 

ここでは嫁菜と蓼(タデ)も足してみました。

 

 

 

*~ 秋丁子 ~*

白い蕾とブルーの花がとても爽やか~♪

 

 

 

*~ 藤袴 ~*

まだ蕾の状態でもこんなにきれい~♪

 

 

 

*~ 嫁菜 ~*

庭で元気に咲いていて「私も入れて!」と言っているようでした。

 

 

 

*~ 蓼 ~*

 

庭に裏山の蓼を庭に植えていたら

毎年咲いてくれて重宝しています。

赤い粒々が可愛らしいですね。

 

*~ おまけはジュズサンゴ ~*

⇩⇩⇩

 

花は白色で実の桃色の粒々が愛らしい~♪

別名の「桃珠」も素敵です。

今度、どの花と合わせられるか楽しみです。

 

 

 


明石焼の壺に嫁菜、水引、藤袴を活けてみました♪

2023年10月17日 | 花便り

 

庭では嫁菜が可愛らしく咲いています。

水引と藤袴を合わせて明石焼の壺に入れてみました。

 

壺はハゼを獲る壺を模したもの

コーナーに斜めに置いて

奥の口には何も入れず、前の口だけに花を挿しています。

 

 

 

*~ 白い枠に入れてみました ~*

 

嫁菜はいかにも野菊らしく素朴で

藤袴もしみじみとした風情があって

ほっとする雰囲気になりました。

 

*~ おまけ ~*

美男葛の一種活け

⇩⇩⇩

 

裏山では美男葛がきれいに実をつけています。

一種で可愛らしく活けてみました。

 

そろそろ野ばらの実も色づいてきました。

何と合わせられるかな?

今から楽しみです。

 

 

 

 

 

 


鷹の羽芒、秋明菊、三時草を軒下ギャラリーに活けてみました♪

2023年10月04日 | 花便り

 

9月30日のお月さまは

中秋の名月と呼ぶに相応しいきれいな満月でした。

皆さんの地域でもお月見を楽しまれたことでしょうね。

 

その時の名残の花々を

家の玄関ポーチ(軒下ギャラリーと呼んでいます)に

活けてみました。

 

花材は

鷹の羽薄(タカノハススキ)、秋明菊(シュウメイギク)、三時草の三種。

いかにも秋らしい風情となりました。

講演会のお誘いに来られた方が

「イイ感じ♪」と楽しんで行かれました。

 

 

 

 


きれいな白色桜蓼を三時草、秋海棠と竹の花入れに入れてみました♪

2023年09月21日 | 花便り

 

今春、念願叶って白色桜蓼(サクラタデ)が我が家にやって来ました。

山野草展でも、ずっと出会いがなくて

縁のない植物なのかも・・・

と半ば諦めていたのですが

ブログのご縁で「tyakoの茶の湯往来」様が送って下さったものです。

⇩⇩⇩

 

イヌタデ(赤まんま)と同じタデ科の植物ですが

花は桜の花のように五裂して

とても美しく可愛らしいのです。

今回は

竹の花入れ(うそ切り)に、秋海棠と三時草と一緒に収まってもらいました。

 

 

秋海棠(シュウカイドウ)

⇩⇩⇩

 

庭で咲く花としてお馴染みの花ですが

長い柄から垂れ下がって咲く姿から

別名は「瓔珞草」(ヨウラクソウ)と素敵な名前も持っています。

 

※瓔珞(ヨウラク)は、宝玉を連ねて仏像の頭、首、胸などを飾るもの。

また、寺内の天蓋などの装飾に用いる。

参考ー国語辞典(旺文社)

 

三時草(サンジソウ)

⇩⇩⇩

 

午後三時頃に咲くので「三時草」と言われています。

三時に咲いて、夜までのわずか3,4時間ほどの命です。

赤くて丸い蕾から、弾けるように咲くので「ハゼラン」とも呼ばれます。

小さくて、なんとも愛らしい花です。

 

 

 

 

 

 


桔梗とイヌタデをガラスの花入れに活けてみました♪「花便りと野の花を活ける」は備忘録的にアップしますね♪

2023年09月12日 | 花便り

 

ブログをやめると決心したのですが

庭や野の花があまりに可愛らしく咲くので

そんな姿を見たら、どうやって入れよう?

そう考えなくっちゃ自分でないようで

落ち着かない自分を再認識しました。

 

 

そんなわけで

花便りに限ってアップしようかと思います。

 

 

 

枠をはめたり、ネームや日付を入れる作業が

私の大きな楽しみだったのだと気づきました。

 

 

一日の内で

ふっと気が向いたら、覗いて見て下さいね。

 

今回は庭で咲く桔梗と犬蓼(イヌタデ)です。

まだ暑いのでガラスの花入れに入れてみました。

ほっと寛いで頂けましたら嬉しいです(^_-)-☆

 

※この花便りと野の花を活けるは、備忘録的にアップしたいと思いますので

コメント欄は閉じさせて頂きますね🌼

 

 

 


*藪茗荷*芽出しから四年目の嬉しい開花・一期一会の夏休み子供茶道体験教室のお床を飾りました♪

2023年08月28日 | 花便り

 

昨日と一昨日の後期夏休み子供茶道体験教室は無事に終わりました。

これで四回全て終わったわけですが

今年もお棗を落としてお茶をばらまいたり

途中で泣き出したり、すねたりの

小さい子ならではのハプニングは幾つかありました。

 

そういった事件は当然起こるものと思っているので

ハプニングというより当たり前のことと受け止めています。

そんな時には

これからどうする?」

「やめる?それとも頑張ってみる?」と聞くと

必ず、どの子も「頑張る」と言います。

一昨日の小学校低学年の女の子は

涙を拭きなら最後までやり遂げました。

たぶん、その子や同席していたお母さんにとって

夏休み最大の、苦しくも実りのあった経験になったことでしょう。

 

*~ 数年ぶりに芽を出した藪茗荷(2019年9月3日当時) ~*

⇩⇩⇩

 

この藪茗荷(ヤブミョウガ)の写真は

2019年にアップしたブログ

「地下で耐え続けた*ヤブミョウガ*が芽を出しました」で

使ったものです。

 

この数年前に、庭に蔓延っていた藪茗荷を根こそぎ抜いて

さっぱりしていたのですが

後で、やはり私にとって大事な植物だったと気づいて

根こそぎ抜いたことを後悔していたのです。

それが数年も経って芽を出してくれたので

嬉しくてたまりませんでした。

小さな根が残っていて

そこから芽を出して来たんですね。

 

 

新たに芽を出してから4年経って

ようやく花が咲きました。

葉も立派です。

魚籠に一種で、堂々と収まってくれました。