江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

増築・改築ラッシュ

2013年09月09日 | 歴史・文化

 昭和43年10月の市教委が市内21の小・中学校を対象とした施設整備要望・調査によると、校舎そのものの早期新築要望が2校ありました。
第二中学校と八幡小学校で、いずれも老朽化のためでした。
そのうち、第二中学校の2線校舎は、戦後の資材難時代のバラック建築で、十勝沖地震で痛みも激しく、もう一度同程度の地震に見舞われたら危険であると指摘されたものでした。

 その他、同調査によると、特別教室(理科実験室、音楽室、図書室など)新増築要望が13校の多くにのぼりました。

 ちなみに、ここに位置的には大麻(おおあさ)団地と対局をなす、市域東側の江別太小学校における増築状況をみてみましょう。
 同校校区は、41年からあげぼの団地の開発が始まり、42年以降、生徒数は急上昇しました。
その様は、まさに毎年のように増築、また増築でした。
これは、大麻(おおあさ)団地内校はもとより、その他の市街地校もほぼ同じ傾向を辿っていました。

 特に、校区を大麻(おおあさ)団地に隣接させる第二小学校の場合、普通教室だけに限っても、43年2教室、46年4教室、48年4教室の増築となりました。
もはや同校の敷地からいっても限界でした。
ここから分離校の新設が急浮上したのでした。
(以下略)

註:江別市総務部「えべつ昭和史」523-534頁.
写真:昭和43年12月大麻(おおあさ)中学校が第二中より分離独立して開校
 同上書521頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。

コメント
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