
♪Maybe I should have saved Those left over dreams Funny But here's that rainy day・・・おや?えっ!先週話題にした「Here's That Rainy Day」を続けてかい?いよいよ認知症か?いや、昨夜の酒の肴は忘れていても、今食事したことは覚えているので大丈夫だ。ではネタ切れかと言われそうだが、梅雨のない北海道なのに6月の雨天は例年の3倍だという。ならば物はついでということもあるし、カラッと晴れる期待もある。
今週は作詞家のジョニー・バークに焦点を当ててみよう。バークは生涯400曲以上の詞を書いているが、絶頂期はジミー・ヴァン・ヒューゼンとコンビを組んでいたころだろう。「Polkadots And Moonbeams」をはじめ「Swinging On A Star」、「Like Someone In Love」、「It Could Happen To You」、「But Beautiful」等、大スタンダードが並ぶ。そしてコンビ最後の作品となったのが1953年に書いた「Here's That Rainy Day」だ。バークが健康を害したため仕事をキャンセルしたとされるが、この曲を使ったミュージカルが大失敗のためコンビを解消したのかも知れない。
数あるヴォーカルだが、先週ハバードだったので当然ナンシー・ウィルソンだ。キャノンボールなら共演もしているが・・・何故って?時は小雨降る1972年10月25日、場所は芝郵便貯金ホール。前半ハバードの演奏が終わったところでアナウンスが入る。飛行機の到着が遅れておりますので暫くお待ちください。1時間、いやそれ以上待ったかもしれない。帰った人もいるくらいだ。漸く幕が開いた。レコードで聴いたあの美声がホールいっぱいに広がる。バックは原信夫とシャープ&フラッツ。事前に曲順と譜面は送られてきているとはいえ完璧だ。当然音合わせもしていないだろう。日米トップのビッグバンドとシンガーを見た。
バークは2年ほど休んだ1955年にエロール・ガーナーの「Misty」に歌詞を付けている。「Look at me」で歌いだすあの名詞だ。ガーナーの情景を描写した感性豊かなメロディーも感涙ものだが、それに加えて初めての恋にとまどう少女の心情を映した歌詞が愛らしい。56年に映画「The Vagabond King」の仕事を最後にハリウッドを去り、ニューヨークで余生を過ごし、64年に55歳で亡くなっている。最期は雨があがり、霧も晴れたことだろう。
今週は作詞家のジョニー・バークに焦点を当ててみよう。バークは生涯400曲以上の詞を書いているが、絶頂期はジミー・ヴァン・ヒューゼンとコンビを組んでいたころだろう。「Polkadots And Moonbeams」をはじめ「Swinging On A Star」、「Like Someone In Love」、「It Could Happen To You」、「But Beautiful」等、大スタンダードが並ぶ。そしてコンビ最後の作品となったのが1953年に書いた「Here's That Rainy Day」だ。バークが健康を害したため仕事をキャンセルしたとされるが、この曲を使ったミュージカルが大失敗のためコンビを解消したのかも知れない。
数あるヴォーカルだが、先週ハバードだったので当然ナンシー・ウィルソンだ。キャノンボールなら共演もしているが・・・何故って?時は小雨降る1972年10月25日、場所は芝郵便貯金ホール。前半ハバードの演奏が終わったところでアナウンスが入る。飛行機の到着が遅れておりますので暫くお待ちください。1時間、いやそれ以上待ったかもしれない。帰った人もいるくらいだ。漸く幕が開いた。レコードで聴いたあの美声がホールいっぱいに広がる。バックは原信夫とシャープ&フラッツ。事前に曲順と譜面は送られてきているとはいえ完璧だ。当然音合わせもしていないだろう。日米トップのビッグバンドとシンガーを見た。
バークは2年ほど休んだ1955年にエロール・ガーナーの「Misty」に歌詞を付けている。「Look at me」で歌いだすあの名詞だ。ガーナーの情景を描写した感性豊かなメロディーも感涙ものだが、それに加えて初めての恋にとまどう少女の心情を映した歌詞が愛らしい。56年に映画「The Vagabond King」の仕事を最後にハリウッドを去り、ニューヨークで余生を過ごし、64年に55歳で亡くなっている。最期は雨があがり、霧も晴れたことだろう。
雨、即ち失恋は昭和歌謡みたいですが、練られた素晴らしい歌詞です。先週に続き「ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ」ですが、今週はヴォーカルでお気に入りをお寄せください。
管理人 Here's That Rainy Day Vocal Best 3
Frank Sinatra / No One Cares (Capitol)
Sue Raney / All By Myself (Capitol)
Julie London / For The Night People (Liberty)
他にもエラ・フィッツジェラルドをはじめカーメン・マクレイ、クリス・コナー、ペギー・リー、ローズマリー・クルーニー、キャロル・スローン、アニタ・オデイ、アン・バートン、エセル・エニス、ジェーン・ハーヴェイ、モーガナ・キング、デラ・リーズ等々、多くの録音があります。
フレディ・ハバードとナンシー・ウィルソンのジョイント・コンサートは、芝郵便貯金ホールで私が観た初日の1972年10月25日から5日間通しで開かれました。この時ご覧になった方はご感想をお寄せください。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Sarah Vaughan 1988 - 02 Here's That Rainy Day
https://www.youtube.com/watch?v=oarJMhtjMJs
並みのシンガーならドレスが浮きます。艶やかな色に目がサラわれますね。
こんばんは
多くの歌手が取り上げているこの歌、
一人だけですが、私のお気に入りは「Sammy Davis Jr. sings Laurind Almeida plays」(Reprise) です。
アルメイダの生ギターをバックに、サミー・デイビスがソフトでしっとりと語るように歌っています。
サミーとギターがありましたね。バックがゴージャスなオーケストラでもギター1本でもサミーの世界を作るところが凄い。007の作者イアン・フレミングが生まれ変わったらサミーになりたいと言っておりましたが、憧れるのは万能です。
歌っている人が多く、歌い方もいろいろです。それぞれよく聞こえるのは、曲がよいせいでしょうか。歌の歌詞とは離れますが、梅雨空が続いていて、山へ行けないのが残念です。シナトラだと思いますが、アン・バートンが刻みつけられているので、
Ann Burton / Ballads and Burton (Epic)
Frank Sinatra / No One Cares (Capitol)
Sue Raney / All By Myself (Capitol)
アン・バートンのものは、最初聴いたとき、切々としてこういう歌い方もあるのかと驚きました。シナトラのこのアルバムは、彼のアルバム中でも好きなものです。ゴードン・ジェンキンスの編曲も冴えています。レイニーのものは、自在で若い時なのにすごい。
その他では、峰純子のもの(「A Child is Born」収録)もアルト・ヴォイスがよくて印象に残っています。
1964年当時はまだ医療も今のように発達しておりませんので、病気によっては早く亡くなる方がいたようです。
バークといえばその当時テレビドラマに「バークにまかせろ」がありました。主演のジーン・バリーの声は知らなくても吹替の若山弦蔵の声は覚えております。因みにジーン・バリーは90歳で亡くなっております。
私は珍しくトップに男性シンガーを入れましたが、アン・バートンできましたか。バラードに定評あるバートンだけにグッときますね。ルイス・ヴァン・ダイクの歌伴も聴きどころです。話題にしたナンシー・ウィルソンは大ホールで映えますが、バートンは小さなクラブが似合います。
シナトラの選曲眼は見事です。
そしてお風呂のスーは私も挙げましたが、この曲はこう歌うべしというお手本です。こういうジャケットを品のある色気と言うのでしょうね。
峰純子もありましたか。デビュー作とは思えないほど完成度の高いアルバムです。迫ってくるジャケットも斬新です。
ペギー・リーの歌唱がこの曲の雰囲気に合っていて好きですが、敢えて全く違うタイプのアーネスティン・アンダーソンの歌唱を挙げます。
Ray Brown Trio / Live At The Concord Jazz Festival (Concord)
スー・レイニーは、雨をテーマにしたアルバム「Songs For A Raney Day」を持っていますが、これには収録されていないのですね。
今日は、これから“浪花のチャーリー・クリスチャン”こと、畑ひろしさんのライヴに行ってきます。
毎年札幌ツアーを行っているので、これまでも都合のつく時は聴いています。
あまりギターのライヴは積極的に行く事がありませんが、畑ひろしさんだけは別です。
あ、でもジョージ・ベンソンのライヴチケットでニトリ文化ホールの前から3列目を取る事が出来たので、
それも何とかスケジュールの都合をつけて行くつもりです。
畑ひろしさんのライヴとはいいですね。お得意のフーリー・キャッツは演奏したかな。今夜は試合が組まれておりませんので、他球場を眺めながらまったりとしております。
コンコード・ジャズフェスでアーネスティン・アンダーソンが歌っておりましたね。ベテランの貫禄があります。このアルバムにセントルイス・ブルースが収められておりますが、来週のネタの予定です。
スー・レイニーの雨の日のジャズには入っておりません。お風呂のスーの前作ですので入れる予定だったのかも。
ジョージ・ベンソンのライヴは札幌単独公演とか。楽しみですね。
「レッキング・クルー」がディノスで7月30日から上映されます。8月5日までですのでお見逃しなきよう。
お題を見て、あんぱんさんと同じスー・レイニーの「Songs For A Raney Day」を引っ張りだしましたが・・・そしてA・ジルベルト、ロジー、M ・トーメを聴きました !
一押しはこの方!
・Barbra Streisand/Love Is The Answer(Columbia)
*ジャズ歌手の範疇では?かもですが、女優!歌手!米国エンターメント界の大立者です。とにかく上手い!聴かせます!
豪華なバック陣営で、この曲のバックにはダイアン・クラールとアラン・ブロードベンドの2人のピアノ弾きを従え唄ってます。