昨晩は、また、藤井聡太七段の対局で興奮して、夜更かししてしまいました。
持ち時間5分、1手につき5秒が加算されるフィッシャールールを採用し将棋界の早指し王を決める「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」の決勝戦が昨夜放送されました(くだらなくて嘘しか流さないテレビじゃないよ、インターネットテレビのAbemaTVです)。
決勝戦は藤井七段の30連勝を阻止した佐々木勇気六段(段位があのときと逆転してしまいました)との因縁の対局だったのですが、フルセットの末、2勝1敗で勝利し、みごと優勝。
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一局目は、佐々木六段が先手を引き、用意してきた作戦をぶつけてきて、30連勝を止めたあの対局の再現となりました。ところが、藤井七段はあの時から更に進化していました(ドラゴンボールみたいですね)。
この作戦にはまることなく、みごとに受け止め、佐々木六段が困り顔を見せるすごい展開に。最後は佐々木六段の逆転が決まって一局目は佐々木六段の勝利となりました。
う~ん悪い予感が。
ところが、負けを引きずらず、切替が早いのが藤井七段の強さの一つで(個人的な想像ですが)、2局目は一方的に責め立てて、藤井七段の快勝。解説の渡辺 明 棋王も驚く圧巻の強さでした。
これで、佐々木六段も戦意喪失したようなところがあって、三局目も藤井七段は後手ながらも(藤井七段は振り駒運が悪くて、このところ後手番を引くことが多いのです。藤井七段の唯一の弱点は振り駒なんて言われています)、一方的に攻め立てて快勝し、優勝となりました。
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藤井七段は、このところ、斎藤慎太郎七段(王座戦挑戦者決定トーナメント)や菅井竜也王位(棋王戦挑戦者決定トーナメント)に完敗して、今年度中のタイトル挑戦の可能性がなくなり、やっぱりタイトルの道は険しくて遠いなと、ちょっと応援のテンションもさがっていたところなので、久々の快勝で、ちょっと、興奮してしまった訳です(飲めない酒を飲んでしまいました~梅酒だけど)。
藤井七段は、自分では、早指しはあまり好きではないと言っているようですが、やっぱり天才は、なんでも強いということを証明した対戦でした。
この模様は、一週間なら無料で見れるので、見てない方は是非見てみてください。NHKみたいに、聴取料取っておきながら、再放送アーカイブは別料金なんてあこぎなことしませんから。
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