ここのところ、ドライブと言えば埼玉方面が多かったので、気分を変えて千葉方面を目指します。千葉方面へ向かうにあたっての鬼門が首都高速ですが、この日は朝早く事故渋滞となっていましたが(地デジの交通情報データは有用ですね。テレビ番組はくだらないから見ませんがデータは利用しています)、出かけるころには渋滞も解消し快調でした。
快調だと先日つけたばかりの、時計が「この先500mNシステムです。注意してください。」「ループコイルです」「LHシステムです」「NHシステムです」「取締りエリアです」「カーロケ受信しました」など、しゃべるしゃべる、うるさいったらありゃしないです。
しゃべるだけでなく、実際の設置機器の写真も見せてくれますから、説得力あります。
如何に取り締まり機器に囲まれて走っているか身をもって体験させてくれます。うるさいいからといって、狼少年にならないように気をつけないといけませんね。
でも、いままで、ぼんやりと認識してた安全運転を実感として意識させる有用な機器ですね。首都高速の多くの部分が60km以下規制ということも改めて認識させられました。
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この規制を守って走ると後ろからあおられて怖いのですが、規制は規制ですから遵守しなくては。これを守らないから朝から事故渋滞で人に迷惑かけるやつがでてくるのです。100kmぐらい出して追い抜いていくやつに「バーカ、バーカ」と言いながら東関東自動車道を目指します。
途中、湾岸幕張PAで休憩しました。千葉のおみやげの定番、落花生が目に付きます。
そういえば、スバル R1 この色は チタニウム・グレー・メタリックというのですが、天気によっていろいろと感じが変わります。この日は小雨模様だったので、だいぶ濃いグレーぽいですね。
早めに家を出たので、11時前ごろには目的の「道の駅 さわら」に着きました。家から116kmでした。ここは、道の駅と川の駅が合体している珍しい施設だそうです。利根川に面した河川敷にある広大な施設です。
佐原(「さわら」なんですね。ここも佐原市だったのが、平成の大合併で香取市となってしまいました。今回カーナビはバージョンアップしているのでバッチリでした。)の街中で駐車場が確保できるか不明だったので、ここに車を止めて佐原の中心街まで、散歩がてら1kmほど歩いていきます。
街中に入ると、7月13日から始まる佐原の大祭の準備で町ごとに山車の支度をしていました。
人形がリアルでよくできた立派な山車です。山車の最上部に飾り付けられる大人形(身の丈約5mほどもあります)の多くは、日本神話や歴史上の人物を題材にしており、明治・大正・昭和を代表する名だたる人形師の手によって作製された作品で、貴重な文化遺産となっているそうです。近くに山車を展示した山車会館もありました。
この大人形は、どうやら菅原道真のようです。
漢字が読めなかったのですが、「天鈿女命」(アメノウズメノミコト)でした。日本最古のストリッパーですね。
佐原は伊能忠敬の故郷としても有名です。記念館は結構面白かったです。足かけ17年をかけて全国を測量し大日本沿海輿地全図を完成させた伊能忠敬の偉業に感動します。
伊能忠敬の肖像 弟子が書いたというので、本人に忠実な絵なのでしょう。
そういえば、日本が北海道などの正確な測量・地図の作成を迫られたのは、ロシアが領土の拡大を狙っていたのが原因だそうで、ロシアは
いつの時代も同じようなことをやっている嫌な国ですね。
ここで、散策マップももらいました。先に道の駅で探してもらっておけばよかったです。
小野川という水路(一級河川なのですが)に沿って小江戸の町並みや風情ある橋が続きます。
伊能忠敬記念館の前にある樋橋(じゃあじゃあ橋)
船で観光もできます。
そろそろお腹が空いてきたので、お蕎麦屋さん小堀屋別館 でお昼にしました。散策ガイドマップには小掘屋本店と書いてあったのですが、歩いて行って、まず目に入った蕎麦屋さんに意識せずに入ったら別館でした。
小堀屋さんはもともと醤油醸造を生業としていましたが、天明年間の火事をきっかけに、同2年(1782)に蕎麦屋に転業、以来今日にいたっているそうです。
別館の建物は昭和初期の旧千葉合同銀行佐原支店を改装したものだそうです。中も銀行っぽい造りでした。
店に入ると、3~4人組ぐらいのお客さんが3組ほど待っていました。2人組は私たちだけで、店内を見ると2人がけの席が空いているのに、なんで先に通さないのかな、と不思議に思いましたが、10分ほど待って席に案内されました。
なんとかの一つ覚えの天ざる(1,100円)を注文して、しばし待つこと30分(人間食事を待つのは15分が限界ですね。ガイドマップも全部読み終えて、あ~ぁとため息が出たところでした)やっとでてきたのがこれ
お蕎麦が乾いてくっついていました。天ぷらも冷めてべしゃっとしています。30分もかけて、蕎麦をのびさせ、天ぷらをさましていたのでしょうか。
味のそのものはそんなに悪くないと思うのですが、わざとまずくして出しているとしか思えない、なんとも得体の知れない店でした。ここが、佐原の蕎麦屋のチャンピオンで、連日観光客で長蛇の列だそうです。
これが、老舗の商法というやつなのですかね。常人には理解できません。まあ、今回はなんだかそんなに腹が立ちませんでした。建物以外には蕎麦のうんちくたれていないようでしたので。普通の町のお蕎麦屋さんが、観光ブームで、勝手にチャンピョンに祀り上げられたのではないでしょうか。
お昼も食べてそろそろ車の止めてある道の駅に戻ります、小野川に沿って歩いていけば利根川に行き当たり、そこが道の駅なので、町並みを見ながらゆっくり歩いていきました。
水運を利用して江戸優り(えどまさり)といわれるほど栄えていた町で、人々は、江戸の文化を取り入れ、更にそれを独自の文化に昇華していったそうです。
まだ、震災の傷跡が各所に見られます。小野川も液状化現象で壊滅的な被害を受けたようです。
道の駅に戻ると、さまざまな出店が出ていて、その中に銚子電鉄の「ぬれせんべい」の店がありました。
銚子電鉄は1998年に自己破産申請し、事実上倒産。銚子電鉄に対しては県と銚子市が支援を行いましたが、その後の役員の横領事件などにより、結局運転資金の不足を生じ、2006年には鉄道車両の法定検査が行えないという事態に陥ったそうです。
銚子電鉄は銚子名産の醤油を使った「ぬれ煎餅」などを製造、販売していて、この時ウェブページ上で「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という文章を掲載して、ぬれ煎餅の購入などによる支援を呼び掛けたというのが記憶にありました。
なんか、国境なき医師団に寄付するような感覚で即買いしました。訳ありで10枚500円。PAでは840円で売っている品物でした。
駐車場に戻ると、スバル R2 それも初心者マークつきに出会いました。
かわいいですね。デザインがすっきりとしています。R2とくらべるとR1はボディーの色々なところに膨らんだ部分を設けて、全体にボリューム感を出しているのが分かります。その分手間がかかって儲けが薄かったんですね。
その後、せっかく香取神宮の近くまで来ているので、話の種にお参りしていこうということにしました。
りっぱな神社ですね。改修工事の最中でした。
鹿島神宮、息栖神社と合わせて東国三社の一社だそうで、古来から軍神としてあがめられていたようです。
そういえば、武術の道場には「鹿島大明神」「香取大明神」と書かれた掛軸が対になって掲げられているから、香取神宮の名が頭に残っているのだと気がつきました。
お参りも無事に終わり家に帰ります。
帰りは、ナビがどういうわけか、往路と異なり、途中で京葉道路経由を案内しました。
そこで、東関東自動車道の大栄(たいえい)PAと
京葉道路の幕張PAで休憩しました。
このPasaR幕張はきれいで、フードコートがりっぱでした。
おなか空いてなかったので、何も食べませんでいたが、PAフリークの人にはたまらない施設ではないでしょうか。
往復約240キロメートルのドライブ。結構楽しめました。