永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

歴史と事実。

2009-09-21 13:20:56 | インポート
秋の彼岸で墓参り。下関で「竜馬とお龍の下関」が出版されているので、唐戸の亀山神宮に買い求めに行く。渡船でに久しぶりに乗って嬉しくなり、ひとりはしゃぐ。亀山神宮もひさしぶりにお詣りする。さっそく本を入手。竜馬が一時期下関に住んでいたとは知っていたが、本によると下関を長崎から移り、活動拠点にしていたことがわかる。住居は現在の春帆楼敷地内。お龍さんは竜馬が京都で暗殺されたころまで下関に住んでいる。
亀山神宮にお詣りされていた女性が、観音崎の山口銀行旧本店が開放されたのでご覧になられたよいですよと、勧められたので行くことにする。唐戸から歩いて15分ほど、昔で言えば官庁・商社などが集中していた界隈でそれらしき名残りがうかがえる。館内にはだれも見学者はいなく、ひとり見物していると、二階に上がったところで事務所らしきところから女性が現れて、「観光でお見えになられたのですか」と声をかけていただく。「はい。こういう古い建物などを見るのが好きなもので」と言うと、親切に館内を案内していただいた。大正9年の建物である。ギリシャ風のデザインは風格があ.る。貴重な歴史的建物を保存して公開することはよいことであるが、ニューヨークの古い建物のように実際に営業などで使用したら、さらにいきいきしてきていいのだろうが、県の有形文化財に指定されているからそうはいかないのか。併設する資料館に案内されて別棟に行くとそこでも、違う年配の男性から丁寧に収蔵物の説明をしていただく。山口銀行の創設からの貴重な歴史資料は見ものである。門司港の出光美術館も出光の歴史を紹介しているゾーンがあるが、企業と時代のかかわりが伺えておもしろいものである。
見学を終えて近くの鯨専門店で鯨刺とベーコンを買って帰途につく。
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