凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

RCサクセション~明日なき世界。

2011年04月26日 | 映画
えー、何故かこの映画について書こうと思ったとたん、この曲が頭の中でヘビーローテーションしまして…
思わずタイトルにしてしまった次第。

内容と全く関係はありません。

てなわけで、ついさっき観て参りましたよ、

「GANTZ PERFECT ANSWER」

監督:佐藤信介
脚本:渡辺雄介
音楽:川井憲次
出演:二宮和也 松山ケンイチ 吉高由里子
   伊藤 歩 綾野 剛 田口トモロヲ 山田孝之
   夏菜 千阪健介 白石隼也 緑友利恵 玄覺悠子 若葉竜也 阪田マサノブ 越村友一
   水沢奈子 奥瀬 繁 平野靖幸 大石将史 神威杏次 戸田菜穂 
   橋本まつり
   (敬称略)

ワタクシ、実は前編を観ていません。
原作も読んでません。
そして、公開に先駆けて放映されたTVスペシャル「ANOTHER GANTZ」、録画してますが…
まだ観ていません。

で、いきなり後編からみようと。

無茶だな。

「エイリアン」観ずに「エイリアン2」観る、とか、「ランボー」観ずに「怒りのアフガン」観る…なんてぇレベルでは
なく。
無茶。

とりあえず、劇場館内に入る前に、パンフレットに目を通し…
…大体、解った。
(門矢 士か)

まぁ、なんとかなるだろう。

上映時間…160分。
…長いな。
ホントになんとかなるのか?


なんとかなりました。

いやぁ、もっと難解なストーリーなのかと思ってたけど…
3分の2くらいのところで、結末見えてしまった。

やっぱそうなるか。
まぁ、それしかないだろな。

つうか、なんていうんですかね、一言でいいますと、

「理不尽な話」

ですな、これ。

ホントに。
同じ立場におかれたら、ワタシの性格からいって、後先考えずに
「GANTZぶっ壊そうとする」かも知れん、と。

なんなの、こいつ。
バカなんじゃないの?と。
「つうか、はっきりバカだろ、お前。」
…って、そんな気持ちでいっぱいになると思います。


まぁ、ぶっちゃけ、これでネタバレしたようなモンです、この映画。

で、申し訳ないですけど、「GANTZとはそもそもなんなのか」。

球体の上に浮かびあがる、あの文字。
「てめえ達の命は、
無くなりました。
新しい命を
どう使おうと
私の勝手
という理屈なわけだず」

…こういうヤツです。

星人達につけたネーミング…
「ねぎ星人」だの「田中星人」だの「おこりんぼう星人」だの「黒服星人」だの…
あまりに稚拙。あまりに幼稚。

人の命を弄んで、無意味に星人を虐殺させ、そして自分が危ないとなるとパニック起こして逃げまどう。
まるで「オヤジ狩りするバカモノ」。

…すいません、かなりネタバレしました。


そういうバカモノに運命を握られてしまう理不尽さ。
そうやって操られる者に、意味なく理由なく狩られる理不尽さ。

そういう状況に置かれた時、果たして人はどう思い、何を考え、どう行動するのか?
…これが、「答え」。

まぁ、ワタシはそう捉えました、この映画。

そういう意味では、ワタシは自分が思っていた以上にプライドが高いのかな、と。

世の中には案外、そういった状況下におかれることが多いかな、と。

先の震災や原発の事故だって、そういったものか、と。

悔しいですよね、これは。

それでも生きていかないと。
生きたいと思わないと。
…そうした時、人は一体何を犠牲にして、何を得ようとするのか。

厳しい選択ではありますが…

要するに、「何が本当に大切なのか」、と。


正直、物語として入りこむにはちょっとツライものはありましたが、二時間超を感じさせない、良い出来栄えだったと思います。

ただ、全体としての評価、同じようなテーマの作品としては…観続けていた分、「SP」のが上かな、と。
エンターテイメント性…つうか「観ていて愉しい」という意味では、「レッツゴー仮面ライダー」の方がワクワク感があったり。

…でも、まぁ、「こりゃ、ハマる人はハマるんだろな」ってぇのは解りました。

まぁ、結論のつけ方については、「あれしかないけど、同じ話は他にも沢山あるよね」…ってぇ気がしてしまいましたが…


それにしても、…
アクションにしても映像技術にしても、俳優陣の演技力にしても…
邦画って、ここまで出来るんですよねぇ。

こりゃ、ハリウッド映画観なくていいんじゃないか、って思いますわ。

いや、別に観てもいいんだろけど。