凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

正義は我が胸の内のみにあり。

2010年08月25日 | テレビドラマ
JOKER~許されざる捜査官
第七話。

いやぁ、最近のドラマは展開が早い。

「神隠し」を模倣する事件。
しかし、根本的に違うのは、
「神隠し」が「立件できない容疑者が行方不明になる」のに対し、
「模倣犯」は「単に容疑者を『制裁』と称して殺害」していること。


そして、そんな事件の矢先に、「通り魔を装った事件」が発生。
主人公・伊達は、所轄の若い刑事とコンビを組むことになるが……。


要するに、今回は「殺人警官」の話。

「法で裁くのではなく、感情で断ずる」

「やっていることは結果的に同じ」
被害者の救済に見えますが、……


かつて、クイント・イーストウッド主演で大ヒットした映画
ダーティハリー」シリーズの「2」が、やはり「殺人警官」の話でした。

この中でも、主人公=ハリー・キャラハンは、連続容疑者殺害の犯人である警官に言われます。

「法で裁くなんて生ぬるい。だから悪人を消す。貴方と自分のやっていることの、どこが違うんだ?」


しかして、ハリーはこう答えます。

「俺はそれでも正義を信じている。その一点で、お前と俺は違う」


この物語の主人公・伊達も同じ。

「自分がやっていることが、間違いなく犯罪である」と自覚できる正義。

曲がってはいますが、そういう拠り所がないと、多分、伊達さんも生きていけない筈。

それだけ「正義」は重い。

そういうことです。


このテの作品が作られると必ず心配されるのが「模倣」ですが…

結局、「形だけ真似る奴等に正義なんてない」

そういうこと。


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