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凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

俺、またもや参上?

2010年03月21日 | 映画
画像は、10周年期間中にやたらゲストで呼ばれる傍ら、地方営業で「クライマックス・ジャンプ」アコースティックバージョンで売りだそうとしているモモタロスさん=電王。


…嘘です。

長いワリに面白くない。


てなわけで、またやるらしい、映画「超・電王」。

まあ、前作で「シリーズ第一弾」いってましたから、いずれは作ると思ってましたが…

今回は…



…主役じゃない。

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー 超電王3(トリロジー)』

なんだか、三部作らしい。
しかも主役が…
ゼロノス。
NEW電王・ストライクフォーム。
そして、何故か…
ディエンド。

あれま。

要するに「セカンドライダー勢」。
所謂「スピンオフ」ですな。

つうか、接点が少ないこの3ライダーで、どやって話を作るんだか。

つうか、上映期間、一作二週間…だとか。

はい?

集客できるのか?

つうか、…


テレビでやろうよ、こーゆーの。

録画するから。


てなわけで、公開は東京競馬場開催終盤頃。
ダービーだの安田記念だので忙しいんだが…


たぶん、観に行きます。

「お前の負け、だ」

2010年03月09日 | 映画
というわけで、観てきましたわ。

映画「ライアーゲーム THE FINAL STAGE」。

都合により、多くは語りません。

語りません、が…

一言で言いますと、
「セミファイナルまで観てしまった人は観ておいた方が良い」
つうことですね。

まあ、仮面ライダーディケイド完結編と同じ。
「最終回を映画でやった」つうことです。

結果言えば、秋山とナオちゃんが負けて終わるわけがありませんし、ゲームが存続するわけもない。

要するに、「いかに終わるか」つう内容。

ぶっちゃけ、映画じゃなくても良かったでしょうが、「ドラマスペシャル」でやろうもんなら、たぶん、あと半年先になっちゃったんじゃないかと。
そこまで経ったら観るかどーか…
だったら、映画でやっちゃえ、と。

そのぐらい、テレビと変わりません。


でも、これで終わり。

だから、観た方が良い。

そーゆーことです。


セミファイナルからファイナルまでの時間経過はイマイチわかりませんが。
…秋山=松田″優作さん次男″翔太くんの、あの「フテブテシイ」演技は健在。
つうか、ライアーゲームって、とどのつまり「ヴァーリトゥード(何でもあり)」ルールなんだな、と。

まあ、今までもそうでしたが、「やりすぎだろ」くらいの必勝法満載。


正直に生きましょう。
身の丈に合わない欲は味を滅ぼします。

一筆全開。

2010年02月07日 | 映画
てなわけで、最終回前日に観て参りましたよ。

映画『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』

…いい大人が、週末の昼間に、幼児に混ざって映画鑑賞。
いやぁ、アレですよ、子供ってな、ハマるツボがよくわかりません。

「あっ!すぴーどるだー!!」だの、

「ばるかー!!」だの、

話と関係無いトコで反応しますんで、なかなか賑やか。

つうか、始まる前のCMですら反応するし。

「ドラえもーーん!」とか。

それはともかく。


えー、ワタシも、この時期の「戦隊モノ映画」は初めて観ますが、大体「前の年の戦隊と終了前の戦隊が共演する」パターンらしく、今年は「シンケンとゴーオン」。

二つとも観てらっしゃる方なら何となくお分かりかと…

ある意味、対極の作品。

シンケンジャーは割とシリアス。
ゴーオンジャーは賑やかで騒がしい。

この二つがどーやって一つの作品に…

ってところが見所。
ちなみに脚本はあの天才・『小林靖子』にゃん。

この不協和音を見事にハーモニーにしております。
…不協和音のまんま。


遡って一年前、ゴーオンのラスト。
各世界の新たな危機に、再集結して炎神達とともに旅立ったゴーオンジャー達。
ガイアークの残党・害統領バッチードを追い詰めるも、罠にハマり、一行はバラバラに。
ヒューマンワールドに戻ったゴーオンレッド=走輔は、シンケンジャー達に協力を要請する。
しかし、その「奔放過ぎる」戦い方と「自由過ぎる」行動に「イラッ」ときたシンケンレッド=丈瑠は、走輔を「素人」と呼び、共闘を拒む。
一方、三途の川に来たバッチードは、血祭ドウコク・骨のシタリ・筋殻アクマロに、「ヒューマンワールド汚染」計画を明かす。外道三人は、バッチードにアヤカシ「ホムラコギ」とナナシ連中を貸し、共同作戦を開始した……。

とまあ、こんな感じ。
時期設定は、決戦前・年末くらい。話の流れはゴーオンのラストにリンクさせ、ストーリーを展開させている上、その後の「決戦」に矛盾が生じないような作り。

外伝ではなく、シンケンの1エピソードを映画にした感じです。

見所は「シリーズ最長尺」の、『レッドvsレッド』…だそうです。


ともかく、小技一杯。
らしさ一杯。
どちらの世界観・テイストも壊さず、バランス良く作り上げてます。


…つうか、ワタシとしましては、
『ああ、ゴーオンジャーって、こーゆーノリだったな』つう、懐かしさがありましたよ。
それをシンケンジャーの世界で感じられる、つうのがスゴイ。
そして違和感がない。
ここらへん、『ディケイド』でも思いましたけど、案外『シンケンジャーのが自由度の高い』作品なんじゃないですかねぇ。

なにがきても受け入れちゃう、みたいな。


シンケンジャーも残念ながら本日で放送終了。

ですが、おそらくは来年の今頃、映画で復活するでしょう。
その日がなかなか楽しみでありますよ。

聖飢魔IIもオザケンも・・・・

2010年01月26日 | 映画
聴いていたワタシとしましては、ある意味「デスメタルもシティ・ポップも遠くない」感じがしてしまう。
・・・・まぁ、確かに音楽性としては「正反対」なので、・・・・
多分、ワタシの感性がヘンなのでしょう。
が・・・・

そんな訳で、ワタシには主人公・根岸クンの感覚がいまいちピンとこない。

てなわけで今回のネタは、

映画「デトロイト・メタル・シティ」
で、ございます。
主演:松山ケンイチ
出演:加藤ローサ・松雪泰子・細田よしひこ・ロバートの秋山・宮崎美子・大倉孝二岡田義徳・・・・
そしてモノホンの・・・・ジーン・シモンズ


まぁ、ストーリーは単純に・・・・
「オシャレな生活・オシャレな音楽」に憧れて東京にやってきた心優しい青年・根岸クンが、ひょうんなことから悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のギター&ボーカルとしてデビュー。
本人の気持ちとは裏腹に、メタル界に一大ムーブメントを巻き起こしてしまうという・・・・。

まぁ、そういう話。

えー、見どころとしては、「マトモな役をやらせるとイマイチな松山ケンイチ君、根岸クン=クラウザー様をどこまでやり切るか」ということですが・・・・。
この人、普通にやれますから。
だから平成の時代に「銭ゲバ」や「カムイ外伝」ができたわけで。
正直、何の不安もなく、ふつーに観れました。

むしろ凄かったのはデスレコード社長役の松雪泰子さん。
・・・・この人がここまで「壊れて」くれるっつうのは・・・・製作側としてはホント、有難かったでしょう。
多分、他の「美人系」女優さんだったら、やってくれなかったかも知れません。
逆に、「いかにも」な人にやってもらってもインパクトがないはずで、このぐらいの方がこの役やってくれてこそ、の映画であります。

正直、映画としてはね・・・・面白いですが、「凄く良い」わけでもない。
最後のオチも解りやすい。
間の小ネタも解りやすい。
ネタが「過激」な割に、内容としては・・・・ぶっちゃけ、おとなしい、「良質のコメディ映画」でございますよ。
まぁ、・・・・「テレビ放送だったから」つうことはあるかも知れませんが・・・・。
(要するに、「放送できないからカットしたシーンがあるのか?」という・・・・)

多分、ワタシ的に、
「この配役で・・・・折角大倉さんと岡田くんまで出てるんだから、・・・・脚本がクドカンで監督が中島哲也さん(「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」)とか三池崇史さん(「クローズZERO」「ヤッターマン」)とかでやったら、どんだけ過激になったろーか」
なんてぇ想像がね、拭えないんですね。
もうちょっとぶっ飛んでくれても、ねぇ。

まぁ、それはそれで良いとして。

それにしても、・・・・ジーン・シモンズ。
どーやってオファーしたんでしょかね。
どーせ出るなら「KISS」のメイクして欲しかった気もします。
なんせ、「元祖悪魔」ですから。



気がつけば2010。

2010年01月05日 | 映画
えー、しばらく放置しておりましたが、別に年末年始でお休み状態だったわけではありません。
むしろ、暮れたか明けたかわからんくらいに忙しかったわけで。てなわけで、


明けてました、めでたい。

今年もこんな調子です。

えー、ネタ、というわけではありませんが、2010年。
とうとうこの年になってしまったか。

私の父が、何故か子供を連れて観に行った映画、「2001年宇宙の旅」。
SF作家アーサー・C・クラーク原作/巨匠・スタンリー・キューブリック監督の名作。・・・・ですが、・・・・。
非常に難解な内容で、子供に解ろうはずもなく。
ただ、その映像美だけが印象に残っておりまして。

その後、この作品の続編として公開されたのが、ピーター・ハイアムズ監督・ロイ・シャイダー主演による映画「2010」(邦題「2010年」)であります。
公開時はですね、ともかく「名作の続編」ですからね、賛否両論あったんですが・・・・。

私はこの映画、結構好きです。
むしろ、「2001年宇宙の旅」より好きですね。
全く難解なところがなく、人間味と希望に満ちているところが。
機会があったら、是非皆様・・・・

つうか、そういう話ではなく。

まぁ、2001年になった時も思いましたけど、2010つうと、「ああ、木星のエウロパでモノリスが生命体を生み出しちゃうのね」なんてぇ気分になるわけです。

そういう映画を観た時分には、そういう年号が来るっていう実感がない。

となると、どうなんでしょうね、年末から公開されている「2012」なんてぇのは。
年号的に近すぎて、ちょっと怖い気がしてしまいます。

まぁ、とはいえ、先のことなんざ誰にも解らんし。

良い年になるよう願うばかりで。





ラプソディー・イン・ブルー

2009年12月23日 | 映画
アメリカが生んだ偉大な作曲家、ジョージ・ガーシュウインの名曲。

ガーシュウインの曲は、オーケストラで演奏されるだけではなく、ジャズアレンジされたり歌われたりすることが多く、また映画音楽として使われることなど、しばしば。

『ラプソディー・イン・ブルー』。

ワタシの記憶に強く残っているのは、ウディ・アレン監督・脚本・主演作品『マンハッタン』のメインタイトル。
ニューヨーク・マンハッタンの街並みを叙情溢れるモノクロ映像で描く背景に、この曲が流れるわけですが、…あれは素晴らしかった。


しかして。

昨今ではこの曲、ワタシの中ですっかり、ある作品のエンディングタイトルになっています。

のだめカンタービレ』。
やたら忙しく騒がしく、オーバーアクションで自由で滑稽な前半から、一転して、ロマンティックで癒されるようなメロディの後半。
…この曲の作り方そのものが、『のだめ~』という作品を表している気がするわけで。


遡りまして日曜日、テレビドラマ~アニメ版~ドラマスペシャル~アニメ版と続きましたこの作品の『最終章・前編』を観て参りました。

映画『のだめカンタービレ 最終楽章・前編

出演/玉木 宏 上野樹里 竹中直人 福士誠治 ベッキー ウェンツ瑛士 マヌエル・ドンセル マンフレッド・ヴォーダルツ 山田 優 吉瀬美智子 山口紗弥加 ジリ・ヴァンソン なだぎ武 谷原章介 片桐はいり 猫背 椿の他、RSOメンバーなどなど。

基本的に、ドラマ版の面々そのまんま。


そもそもドラマスペシャルにて「最終回は映画で」と詠っていた上に、そのナビゲート的役割をアニメ版「パリ編」が担っておりましたので、二ノ宮知子さんの原作を読んでいないワタシでも、すんなりと入りこめました。

要するに、「映画っぽさ」もないし、最初の段階で「前編でどっからどこまで描くか分かってしまう」わけです。
いや、いいイミですよ、これは。
けなすつもりは全くありません。
むしろ、「最初から最後まで安心して観られる」というか、「ああ、いつもの『のだめ』だ」という感じ。

で、まあ、ネタバレで申し訳ありませんが…
前編は『ルー・マルレ・オーケストラ復興~千秋編』であります。
老舗オケの常任指揮者になった千秋先輩の悪戦苦闘と、それを見て触発されて張り切ったり落ち込んだりする「のだめ」が描かれるわけですが…

いやぁ、毎度ながらオーケストラの演奏シーンが素晴らしい。
ベートーヴェン、バッハ、ドヴォルザーク、チャイコフスキー、モーツァルトなどなど…
普段全くクラシックを聴かないワタシですが…

なんでしょうねぇ。

観てて参加したくなるような高揚感が沸きますよ。

…ギターじゃ無理なんですが。

つうか、千秋の指導についてけないとも思いますが、ね。


「前編」と付くだけあって、ストーリー自体は完結してません。むしろ、「スターウォーズ 帝国の逆襲」ばりに「え?ここで終わり?」みたいな感じですが、これ観ないで後編だけ観てもしょーがないです、実際。
ハナから「二本ひとセット」、あと半年楽しむつもりで観ることをお薦めいたします。

更に言えば、これで初めて「のだめ」に触れようという方は、先にドラマかアニメを全部観て、「続き」として観ることをお薦めいたします。

春は「のだめ編」。


ラストにかかる「ラプソディー~」で、またSオケのライブが観たくなりました。

これが始まり。/W編

2009年12月15日 | 映画
えー、前の記事も書きましたが、今回は映画同様の2部構成です。
もし前の記事を読んでいない方がいらっしゃいましたら、是非、ひとつ前の記事からお読みください。

てなわけで、続いてのネタも、

仮面ライダーダブル&ディケイドMOVEI大戦2010

仮面ライダーW(ダブル)・ビギンズナイト」編でございます。

ディケイドの後を継いで「平成ライダー10周年記念作品・第2弾」として始まったダブル。それまでの平成ライダーとは根本的に「一線を隔す」目論見が盛りだくさんな作品でありますが、その始まり方は衝撃的でありました。

巨大なタワーのロビーで、少年を連れて敵から逃れる白装束の男と主人公。
対する大勢の黒装束の男達が放つ銃弾の中、白装束の男は倒れ、主人公に帽子とアタッシュケースと少年を託します。
「おやっさーん!!」
叫ぶ主人公・翔太郎に、少年=フィリップは、アタッシュケースを開き、冷静に問いかけます。
「悪魔と相乗りする勇気、あるか?」

これがWの誕生であり、「ビギンズナイト」でありました。
今回の映画では、ある事件をきっかけに、この夜から引きずっている二人の秘密と後悔、そして新たなる「決意」と「始まり」が描かれます。

・・・・って、すいません。

これでほとんどネタバレしてしまったようなモンですよ、TVシリーズを観ている人にとっては。

いやぁ、良かったですよ、ホント。
これで「前半のディケイド」が救われたような気さえしました、ワタシとしましては。

ホント、作りこんでるなぁ。ホントに「子供の為」の作品なんだろか。
つうか、正直、「スパイダーマン」とかね、「Xメン」とかね、「マトリックス」とかより、よっぽどストーリーとして評価できますよ、ワタシとしては。

そしてゲストの吉川晃司さんが素晴らしい。
いやぁ、一昨年の「牙王=渡辺裕之」さんばりにキャラが立っておりますよ。
「これぞハードボイルド」てな感じで。・・・・多分、日本で「フィリップ・マーロウ」を描くなら、こんな感じだろう、というような描き方。
「シンバルキック」、ちゃんとやってるし。

主役の桐山 蓮君=左翔太郎・菅田将暉
君=フィリップの二人にしても、「こうしてこの二人がコンビとなって、これまで上手くやってきている」という部分、かなりこだわって演じている感があり、そこら辺、非常に好感が持てますし、山本ひかるさん=鳴海亜樹子のはっちゃけぶりとその真逆なシリアスシーンについても、「よくやったなぁ」と。

まぁ、それらを踏まえてともかく感心したのが、「ディケイドとの共演作」でありながら、決して「映画然」とせず、「TVシリーズの重要なターニングポイント」という大前提を崩さなかったこと。これはね、脚本の三条 陸さんを褒めたい。

観終わったあと、来週のTVシリーズ放送が楽しみになるという。・・・・ここら辺が素晴らしい。

・・・・しかしてこれ以上はホントにそのまんま全部語ってしまいそうなんで止めておきますが・・・・。

えー、世のお子様・お父様、これを観ないとね、これからの「W」の愉しみが半減するような・・・・、いや、観なくても楽しいかも知れませんが、「知った上でライダー達(周囲の人たちや園咲家の人々まで含む)の日常と活躍」を観た方が、おそらくいろんなトコロで納得できると思います。
是非。

って、オレは東映の人か。










これで終わり?/ディケイド編

2009年12月15日 | 映画
えー、観てきましたよ。
3か月経ってからの、「本当の最終回」を。
なんつって良いのやら・・・・。

てなわけで、今回は故あっての二部構成です。
仮面ライダーダブル&ディケイドMOVEI大戦2010

まずは「仮面ライダーディケイド」編を。

9つの平成ライダー世界と、ネガ・ディエンド・そして昭和ライダーの世界を巡って、それでも自分の世界を見つけられなかったディケイド。
世界の崩壊が進み、ついに融合が始まろうとする中、自分を信じてくれた仲間たちの為に、一人戦地に赴く。
圧倒的なアポロガイストの強さに倒れそうになるが、旅の仲間=クウガ・ディエンド、そして響鬼・キバが助太刀に来て・・・・。
そして、アポロガイストとの決着こそつくが、それは「真のライダー大戦」の始まりだった。

・・・・というのがTVシリーズ「仮面ライダーディケイド」の最終回。

まー、以前にも書きましたが、「これで世のお父さん達が、子供たちにどう説明するのよ?」てな話でした。
仲間だったはずのディエンドにいきなり撃たれるしね。
で、今回の映画は「完結編」。

な、ハズです。
ハズですよ、ホント。

映画始りました。
いきなり、TVの最終回から三ヶ月後の世界。
スカイライダーがやられ、それに驚くスーパー1とカブトを、圧倒的な強さで瞬殺するディケイド。
(こんぐらいのネタバレは許せ)

はぁ?

なんですか?
つうか、あの、ディエンドがいきなりディエンドライバー(銃)向けて発砲して、夏海が「ディケイド~!!」って叫んだあのシーンのあとは?

・・・・だからね、毎度毎度、説明が足りないのよ、チームディケイド。

要するに、「オールライダー対大ショッカー」同様、いきなり「ダークバージョン」で登場するわけです、ディケイドは。
「俺は世界の破壊者だ」の一言で。

で、次々と戦いを挑んでくるライダー達を倒してゆくのですが、これも後々になれば「意味がある」ことではあるのです。
が・・・・
まぁ、「それしか出来ない門矢 士というキャラクターの不器用さ」を描きたかったのでしょうが、・・・・これが残念ながら「自暴自棄になって暴れている」ようにしか観えないのですよ、残念ながら。
いや、井上正大君は頑張ってますよ、確かに。
放送が始まった当初よりも数段上手くなってますし、その取り組み方にも好感が持てます。
が・・・・
なんでこういう脚本しか書けねぇかなぁ、米村正二さん。
全然、わからんよ、これは。

つうか、演じているコ達が頑張っている分、観ていて可哀想になってしまったよ、残念ながら。

結局、何も終わってないぢゃん。
つうか、「オールライダー対大ショッカー」と変わらんよ、大筋で。
むしろ、どっちが最終回風かっつうたら、「オールライダー・・・・」のほうじゃないの?実際。
そら、あんまりだよな。

とはいえ、「物語」の決着は一応の形でついてますので、TVシリーズで納得いかなかったお子様・お父様、・・・・観に行った方が良いです。
じゃないと、多分、永遠にディケイドという作品が終わりません。

ワタシとしては、やっぱり「仮面ライダー クライマックスヒーローズ」のストーリーモードの終わりの方がよっぽど納得できますが・・・・。
でも、「終わった」感だけはあります。

ほんと、勿体ない作品だったね、ディケイドは。


♪あなたぁ、わたしぃ~のもとからぁ~

2009年12月12日 | 映画
・・・・懐かしいなぁ、知世ちゃん。
てな感慨にふけるつもりでみたわけでもなく。

てなわけで、夜勤明けなので。

トートツに本題に入りますが、

時をかける少女

これまで、何度となく映像化されてきた作家・筒井康隆氏の代表作・・・・のひとつ。
一説にはご本人、結構「ジュブナイルを書くのは苦痛」だったとの話もありますが、これほどまでに世間に受け入れられた作品もないでしょう。

あまりこのテの作品に触れないワタシですら、NHK少年ドラマシリーズの「タイムトラベラー」~大林宣彦監督の尾道三部作「時をかける少女」くらいまでは観ていましたし。
つうか、何度観たかわかんないくらいですよ、知世ちゃんの「時かけ」は。
あれなかったら、尾美としのりさんだって知らなかったわけだし。ゆうきまさみ氏だって漫画家だったかどーか。

・・・・って、この話すると完全に脱線するんで、・・・・戻りまして。

えー、今回のネタにおける「時をかける少女」。
今年の夏、アニメ「サマーウォーズ」が公開されましたが、そのスタッフ(監督:細田守・作画:貞本義行・製作:マッドハウス)が、「サマーウォーズ」以前に作った「全く新しい『時かけ』」。
これが今回のネタ。

「なんでいまさら?」と言われる方もいらっしゃるでしょうが、・・・・
要するに、「以前録画しておいたものを、今さら観たから」以外になにもありません。
録画したの、まだ暑いころですよ。
サマーウォーズ公開前ですから。

やっぱりね、なんだかんだ言って、ワタシの「思春期時代の思い出の作品」のリメイクであろうと。・・・・そう思うと、「観たいけど躊躇する」部分はあったわけです。

ただ、観てみますと、・・・・
納得はできました。
ああ、そうなのか、と。

正直、最初、「うわー、欠片も残ってねぇよ」てな感じでしたけど、「これはこれで面白いか」と。まぁ、そんな感じでした。
まず、主人公の少女の名前が違う。キャラも違う。少女が恋する男の子も、幼馴染も、名前どころか設定なんて欠片も残ってない。
つうか、そもそもの舞台設定がすべて違う。
そこまで変えちゃったら、これは小説の映画化・映像化とは言わないだろーに、・・・・と思ったんですが。
きっちり仕掛がしてありまして。

主人公に「魔女おばさん」と呼ばれ、未来人である少年が「過去」に来てしまうきっかけをつくってしまった人。
過去、主人公と同じような経験をしていて、「そんなことよくあることよ」とあっさり言った女性。
・・・・彼女がそもそも元祖「時をかける少女」の「芳山和子」である、という設定になっておりまして。
・・・・要するにこの作品、これまで映像化されてきた「筒井康隆原作」の純粋な続編、という作りになっておりまして。
・・・・って、既に観ている方などは「んなの分かってるよ」てな話なんでしょうが。
ワタシ、そこら辺の予備知識がなかったもんで、観終わってから気づきましたさ。


それにしてもまぁ、現代版にすると・・・・こんな感じか。
なくもねぇな。

えー、物語の核となる「タイムリープ騒動」と「未来人との小さな恋、別れ、再会の約束」という二つは踏襲されてますが、全体的にコミカルで、どこでホロッとくるかっつうと・・・・あんまりない。おじさん世代としては。
話としては面白いけど、なんつうか、ノスタルジックではない。

・・・・逆に言うと、大林作品があまりにも「懐古的」だった、という言い方もありますが。


ちなみに主人公の声を演じたのがドラマ「任侠ヘルパー」に出演していた仲里依紗さん。
・・・・どーも、来年、彼女で「時をかける少女」の実写版が公開されるとか。

それもどーなの?・・・・という感じがしないでもないですけど、ワタシとしては。

「やっぱ知世ちゃんじゃないと・・・・」
それは無理。



最近の映画広報に思う。

2009年11月26日 | 映画
あれです、
…見せ過ぎ。
イイトコをCMで出し過ぎ。
内容を説明し過ぎ。

そして、上手く伝わってない。


てなわけで、観て来ましたよ、

阿部サダヲ主演・水田伸生監督・宮藤官九郎脚本、第2弾映画
なくもんか

で、あります。

出演/阿部サダヲ 瑛太 竹内結子 塚本高史 いしだあゆみ 皆川猿時(港カヲル) 片桐はいり 鈴木砂羽 カンニング竹山 小倉一郎 光石 研 伊原剛志 陣内孝則…(敬称略)

えー、ぶっちゃけて言いますと…
宣伝を一切観ずに観に行くことをお勧めいたします。
『舞妓haaaan!』のようなハイテンションとスピードを期待して観ようモンなら、なんだか物足りなさを感じざるを得ません。

が、映画としてよくまとまってますし、出来もよいかと。
二時間超の上映時間も、決して長くはありません。

基本的に、『ホロッとさせる』作品であり、大爆笑を狙ったものではありません。
実際ね、プロダクションノートには「人情喜劇」「ホームドラマ」という言葉が出てきます。…そのつもりで観ないと…というか、
「阿部サダヲ(破壊)でクドカン(暴動)で港カヲルまで出すんだから」なんてぇ感覚で観ようとすると、かなりズレます。

そこらへんね、宣伝が上手くなかったなぁ、と。

ワタシが勘違いして観てしまった、つうのもありますが。


例えて言うなら、「舞妓~」が昭和コメディの名作・「無責任男シリーズ」なら、今回の「なくもんか」は、昭和人情モノ「駅前旅館シリーズ」とかね、そんな感じ。
落語で言えば、前者が「茶の湯」「猫の皿」「饅頭怖い」なら、後者は「芝浜」「子は鎹」つう感じ。
笑いは「くすっ」くらいの味付け。
基本は「泣き」でございます。

不幸な幼少から生き別れになった兄弟の「和解」を軸に、訳ありの人々が「繋がり」を再認識して、最後には一つの家族が生まれるまでの顛末。
そして、その中心にいる「究極のお人好し」の涙ぐましい悪戦苦闘を描いた物語。


…こやって書くと、なかなか笑えそうにないですが…

そこらへんが阿部サダヲとクドカンですんで、「重すぎず軽すぎず、テンション上げつつ淡々と」描かれてます。

ほんとね、出来は良いです。

お勧めいたします。


でも、「爆笑」の期待は…
くれぐれも持たないように。