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凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

「大ヒット」は納得できるが…

2010年08月10日 | 映画
「世代を超えた感動作」かと訊かれると…

???

うーむ、…

????

そーか?

という感じでした。

2009年夏・劇場公開作品
サマーウォーズ
製作:マッドハウス
監督:細田 守
作画:貞本義行
(「時をかける少女」と同じスタッフ)


先週金曜、地上波初放送。
まあ、公開された時から観てみたいとは思ってましたんでね、観ました。


話として、よくまとまってます。
細かいところで、なかなか笑えます。
展開も結構、スピーディー。
割とサクサク進みます。

うん、二時間飽きずに観れました。


しかし…

感動したか…と訊かれると…

いや、面白かったけど、

…感動てぇのとは違うな。

なんだろ。


単純に面白かった、てぇ感じ。


「家族の絆」つうのは感じなかったな。

ただ、「宮崎アニメでもジプリ作品でもないのに、同じ匂いがする」つう感じはしました。


それをヨシとするか…
いや、甚だ疑問。

いや、面白かったのは確かですけど。

いや、マジで。

2010年08月08日 | 映画
観てきましたよ。

観てきましたさ。

いや、観ましたわさ。

しかも、故あって同番組イベントやってる「さいたまスーパーアリーナ」のとなりの「ムービックスさいたま新都心」で、公開日に。

いやぁ、子供さん満員。

仮面ライダーW FOREVER A to Z/運命のガイアメモリ


あのですね、…
説明しません。
内容紹介もしません。

一言でいいます。

『観なさい』。

同じ続きモノなら『踊る~3』とどっち観ようか、なんて悩んでる方が…
いないとは思いますが、
はっきり言って、

断然、こっち、です。

いやぁ、普通に、単純に、
『映画として面白かった』
です。

つうか、前作『ビギンズ・ナイト』といい今回の『運命の~』といい、ストーリーの流れに全く無理・矛盾がなく、観なくてもテレビシリーズは観れるんだけど、観ないと凄く勿体ない、つうのが…

スゴい。


これまでのライダーつうのは、
『映画の話が外伝で、本編と繋がらない』か、
『映画を観ないと本編の話が繋がらない』か、
『最終回を映画でやっちゃう』か…

だったんですが、今回というか、Wの場合、
『基本繋がってるんだけど、あくまで完結した1話』として成立させる。
ここが素晴らしい。
決して無駄に引っ張んない。
映画で出たものを、そのまんま本編に流用しない。

ライダーだけでなく、『テレビシリーズの映画化』にありがちな「映画観ないからわかんないのよ残念』的なものを、なるべくないようにする。

そこら辺がね、Wはとっても良心的。
(それが証拠に、テレビにスカルの姿は全く出てきません)


まあ、そういうことがどーこー、つう以上に、

マジで、

王道ヒーロー映画として楽しい。

スパイダーマンとか、バットマンとか、
ダイハードシリーズとかよりも。

ホントね、
「ワクワクする楽しさ」
に徹しているところがね。

ホント、素晴らしい。



で、…公開してすぐバラすのもなんですが…


冬に三作目が公開されます。


まさか、最終回じゃねぇよな?

それだけが心配。

続編と言うべきか、それとも…

2010年07月26日 | 映画
むしろ、
「新・踊る大捜査線」
と言うべきでしょう。


劇場版新作『踊る大捜査線 THE MOVIE ヤツらを解放せよ!』


観て参りましたよ。


ぶっちゃけ、ワタクシ、この作品についてはハードなファンでもコアなマニアでもありません。

テレビシリーズは再放送でしたし、スペシャルも観てない話があるし。
スピンオフも『交渉人 真下正義』は観ていない。

『容疑者 室井慎次』は…申し訳ないすけど、駄作だと思ってます。

そして、『THE MOVIE 1』を超える出来は今後ないだろうとも思ってます。

いや、新作観た後でも思ってます。


じゃあ、今作をファンに勧めるか?

まあ、「観ておけば?」てな感じ。
「たぶん、何らかの形で続くと思うから。
その導入部だと思えば、これはこれでアリ、でしょう」と。


まあ、言ってみれば、
「仮面ライダー電王と、仮面ライダー超電王は、スタッフも役者もキャラも一緒だけど、実は別の作品なのよ」
そういうことです。


いかりや長介さんがお亡くなりになった段階で、「昔のままの『踊る~』」は作れない。
それは紛れもない事実。


でも、続けたい。

ならば、…
というのが今回の三作目。

出演:<敬称略>
   織田裕二 深津絵里 柳葉敏郎 ユースケ・サンタマリア スリー・アミーゴス
   (北村総一郎・小野武彦・斉藤暁) 小栗旬 内田有紀 伊藤淳史 小泉孝太郎
   甲本雅裕 小木茂光 佐戸井けん太 小林すすむ 遠山俊也 寺島進 高杉亘
   松重豊 川野直輝 東根作寿英 滝藤賢一… 
   そして、小泉今日子。

湾岸署新庁舎への「お引っ越し」まで3日。(またしても…)
係長に昇進し、「引っ越し本部長」に選ばれた青島君。引っ越し準備に庶務からの依頼の雑務やら、事件やらで何かと忙しい。署の中も何かとバタバタ騒がしい。
そんな中、新庁舎に保管していた拳銃3丁が、何者かに盗まれる。
最初は「紛失扱い」として、お引っ越し後に公表としていたスリー・アミーゴス。
…ところが、何故か「ネットの住人」によってあっという間にこの事件は広まり、その日のうちにマスメディアに公表されることとなる。
引っ越し中の湾岸署はこの騒ぎに大わらわとなる。
そしてその日の深夜、「第一の殺人事件」が発生。
凶器に使用されたのは、盗まれたうちの一丁・新任「和久甥っ子」のものだった。
湾岸署新庁舎に捜査本部が設置され、本庁・各所轄が喧々囂々の言い争いをする中、
調整役・管理補佐官である鳥飼の対応で何とか方針がまとまり、ようやく捜査が動き出すが…

    

もう青島君も若くありません。
中間管理職です。
いつまでも好き勝手できません。
上から責められ下は言うこと聞かない、そしてあっちこっち判子押さなきゃならないし、署の皆を健康診断受けさせなきゃならないし、そして自分の健康も気になるし…な年齢。

室井さんにしたって、偉くなったら益々理想からは遠のいて身動き取れないし。「現場第一」なんて言っても、結局第一線には出れない。

そんな立場になりました。

で、そんな彼らと湾岸署の今、てぇのが、今回の内容。

「昔に戻ってやり直す」んじゃなくて、「今のまんまで頑張るか」という描き方については、

「ああ、やっぱり『踊る~』の世界なんだな」という気がしました。


しかし…

ちょっと盛り込み過ぎだったんじゃねぇか、と。

全体的にせわしない感じ。
そして、掘り下げが足りない。

更に言えば、「虚構なんだけど、モットモらしい、『踊る~』特有のいー加減さ」っていう『味』が…
上手く出ていない。


今までだとね、会議室や捜査本部のご都合主義的なところも、
「ああ、どこの世界でもあるよね」だったんですが…

なんか、シリアスな「矢部謙三」みたいになっちゃってる。


湾岸署の面々の、「普段てきとーな分、いざとなったら頑張る」てぇトコについても、
「いや、いくらなんでもそれはないぞ」と。


また、折角出した「鳥飼」や「和久甥っ子」にしても、もうちょっと使い方や描き方があったんじゃないか、と。


正直、全体的に消化不良の感じ。


で、肝心なトコは「キョンキョン」に救われてるし。
…つうか、あれ以上のキャラは出てこないんでしょうが…
それは分かるんだけど、ねぇ。
ちょっと助けられ過ぎ。


で、そういう部分全部ひっくるめると、

「今回のは、『新・踊る~』シリーズのスタート編なのかな」

という捉え方になっちゃう。

頼りないけどガッツのある和久甥っ子が成長していく姿であったり、一見柔らかそうで実は歪な正義感の持ち主である鳥飼の心理であったりが、次の作品でどこまで描かれるか…

まあ、そういう見方ですよね。


たぶん、好きな人ほど不満は残る気がしますが…

まあ、それでも観ないと先がないかも知れません。


いや、厳しいな、しかし。

帰ってきた一筆奏上。

2010年06月23日 | 映画
「全く、あんたは東映かテレ朝の回しモノか?!」
と言われかねないハマり具合ですが…

そういや、最近、民放じゃ一番観ているかも知れませんな、テレ朝。
いや、正直、あまり好感は持っていないんですけどね。
そんなことはともかく。

はい、そうです。
今回。
帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕

今年2月まで放送されていたスーパー戦隊シリーズ「侍戦隊シンケンジャー」の新作…
つうか、「テレビシリーズクランクアップのあと、すぐに撮影された特別編」。
言わば、「電王における、『クライマックス刑事』」。

実はこういう作品、戦隊シリーズでは初めての試みらしい。

出演:松坂桃李 相葉弘樹 高梨 臨 鈴木勝吾 森田涼花 相馬圭祐 伊吹吾郎
特別主演:西凛太郎 チョー マイケル富岡
脚本:小林靖子にゃん
監督:柴崎貴行
(敬称略)

映画ではありません。
いわゆる「Vシネマ」(DVD販売・レンタルのみ)であります。
ありますが…
映画以上のやりたい放題。
むしろ、「何でもあり」なのでここまで出来た、という作り。

いやぁ、バカバカしい。楽しい。
「TRICK」並みにネタのオンパレード。

設定としては、「決戦後」とも「決戦前」とも取れますが、けっこー「んなコト気にするな」風であります。

そして、全くストーリーの紹介ができません。
のっけから「小ネタ」で入ってまして、47分間のうち30分くらいが小ネタ連続。
あとの10分くらいが「巨大ロボ戦」…つう感じ。
…書きようがないですよ、これじゃ。
とりあえず、「他のスーパー戦隊だったら本編で出来たかもしれないけど、シンケンジャーでは出来なかったお遊び」満載でございます。
…つうか、子供が観てどこまでついてこれるのか解らん位、暴走しております。
特に殿=丈瑠が。
何故出てくるたびに「仏頂面で畳に胡坐をかいている」のか…
それは最後で明らかに…。

いや、ともかく、本編が好きだった方は是非。

かーなーり、笑えます。
独特の「感動」は一切ありません。
が、本編での「キャラ作り」が上手く活かされた一本でしょう。

「あのストーリーで、あのキャラクター達なので、これやってるのが可笑しい」

というような作品。

ちなみに画像は…クランクアップのようで実はクランクインだったロケ地での記念撮影のようですが…
(特別ふろくの裏表紙でございます)










達成―イイ大人が二人、3。

2010年06月22日 | 映画
えー、2まで観たら3まで観切る。
…まあ、『エイリアン』は1・2しか観てませんが。『ランボー』も2まで。

てなわけで、観ましたよ。
仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー 超電王3(トリロジー) EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』。

…長いわ~!!(`□´)

何せ携帯で書いてますからね、ここまで打つのが大変。
(*PCで編集しなおしました)

まあ、今回の超電王は、繋がってないとは言え「三本で一作」みたいなものですから、まあ、二本観たら三本目まで観るのは当然かと。


まあ、それはイイとして。
正直、三本の中で、ワタシが「最も期待していない」作品。
…その理由については、これまでのブログを読んでいただいていれば、まあ、だいたい…

ディエンドで話作ること自体、…本編「仮面ライダーディケイド」で失敗してます(ワタシの中ではディケイドの世界観の中では、『ディエンドの世界』は1・2を争う駄作でした)からね、…実際「どーなのよ?!」てぇ話。

とはいえ、戸谷公人君演じる「海東大樹」というキャラは好きでしたけどね。
自由すぎて。



いまだ、はぐれイマジンを追って「時間」を守っているデンライナー一行。
スパイダーイマジンを追って夜の街に出た4タロスとミニ良太郎。
…そこに現れたのは、何故かイマジンと契約した「ディエンド=海東大樹」。
彼の望み―
良太郎と会い、過去へ飛ぶこと。
そして、デンライナーを奪うこと。
…しかし、真の目的は他にあった。

2008年11月22日に、ある「お宝」を盗んだ大樹。しかし、過去に飛んだ「大樹」は、そんな自分の行動を阻止しようとする。
そこに、彼を執拗に追う男=時間警察の黒崎=G電王が現れた。―


まあ、何が何だかよく解らない出だしで始まる「ディエンド編」ですが…

まあ、しょうがない。

なんせ、本編ですら上手くキャラの背景を描き切れなかった「大樹=ディエンド」ですんでね、どーにも謎だらけ。

そもそも、彼が何ゆえそこまで「お宝」にこだわるのか?

まあ、今回はちゃんと描かれましたが…

「ああ、根本はお人好しで寂しがり屋で見栄っ張りなんだな、ディエンドって」

という話。


正直、前の二本とは雰囲気が違う。
なんか、テンポが良くない。
なんか、まどろっこしい。

まあ、脚本が小林靖子にゃんから米村正二さんに変わったから、つうのもありますが、…それだけではない。

なんだろう?

まあ、その謎については途中で気付きました。

要するに、REDが「電王外伝」、BLUEが「新電王全50話」であるのに対し、このYELLOWは
「ディケイドの電王編」の雰囲気なわけです。
「門矢 士ばり」のゴタクも述べてましたし、ディエンド。
まあ、それはそれで
面白いんだけど…
なんかしっくりこない。
まわりの子供達は大喜びでしたが、ね。

たぶん、三作の中では一番娯楽性は高いと思います。
が、残念ながら、「超電王」じゃなく、「超ディエンド」というべきでしょう、この作品は。

なんか、掘り下げ方が今一歩。深さも足りない。
G電王がなんだかなデザイン。

あとちょっとなんだけど。

まあ、見所は「永徳」さんキャラの活躍。
珍しくウラタロスが仕事してます。

一粒全五十話。

2010年06月10日 | 映画
てなわけで観て参りましたよ、またもイイ大人が二人して。

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー 超電王3(トリロジー) Episode Blue 派遣イマジンはNEWトラル

でございます。

てぇかですね、ホントに3本連続でやるんですな、冗談ではなく。

まぁ、冗談とも思ってなかったですけど。

えー、「電王」という作品で一躍「たけるん」になってしまった佐藤 健くん抜きの「電王」シリーズ・第2弾その2。

・・・って、おい。
「電王」シリーズどころか、今回の主役は「NEW電王」=野上幸太郎&テディではないか。
「さらば電王」(劇場版「電王」第3作)から登場して、前作「鬼ヶ島の戦艦」では完全に脇役だった、…ぶっちゃけ「知らん人は全く知らん」キャラではないか。
いくらなんでも大丈夫なのか?
テレビシリーズしか観てない人にはついてけないぞ…。

てな危惧がそーとーあった、トリロジー3作中「ある意味」一番の難関。

いやー、客は入るのか?

てな、「いらん心配」をしつつ、もっとも「集客できないであろう」週の中日の午前中にシネコンプレックスへ。
案の定、「今なら一か所以外はどこでも座れます」なんてぇ言われました。
・・・ちょっと待て。
それって、客三人つうことじゃないか。
どーすんのよ?

・・・てなことを思いつつ上映館に入りまして少ししましたら、・・・

あと3組入って参りましたよ。

何?
「それでも少ない」?

いやいや、どこの大人が「水曜日の朝10時前から仮面ライダー観るために映画館にくるか」つう話。
これが普通。

まぁ、健闘してると思います、ワタシは。

てなわけで、前回同様、あとちょいすれば「第2弾の3話目」が公開されますからね、
もうある程度ネタバレしてもいいんじゃないか、と。

ぶっちゃけ言います。

ホント、良い作品です。
子供がついていけるのか?・・・っていう不安はありますが。

で、そこんとこ、どうなのか?

テレビシリーズ「仮面ライダー電王」を観ていて、その話についていけたのなら、大丈夫。
今回の話、全くもって「テレビシリーズ」そのもの。

で、どういう話か。

ターミナル駅で時空列車のチケットが何者かに盗まれる、という事件が発生。
犯人は「マンティスイマジン」であった。
たまたま居合わせたデンライナー一行、・・・というよりモモタロス&良太郎、犯人をあと一歩のところまで追い詰めるも逃げられ、モモタロス&良太郎は重傷。
「チケットの悪用」を恐れるオーナーは、助っ人に良太郎の孫・幸太郎(桜田 通くんを呼び出す。
ところが、呼び出された幸太郎を待ち受けていたのは、相棒「テディ」との、突然の「契約終了」。
もともとターミナルの「派遣イマジン」だったテディは契約者を自分で選べず、何故かオーナーと契約する羽目に。
止むなくモモタロスを除く「3タロス」とパートナーを組んで犯人を追う幸太郎だが、テディと別れた途端、祖父=良太郎譲りの「運の悪さ」はピークに達し、なかなか犯人=マンティスイマジンを追い詰めることができずにいた。
一方、2010年6月。
祖母と暮らす美来(高山侑子さん)は、自分の18歳の誕生日を前に、「自分のドッペルゲンガ―」を目撃するようになる。
自分の家の前に度々現れる「自分」―彼女こそ、マンティスイマジンと契約を交わした、「少し未来」の自分―。
そして誕生日。祖母との約束はあるものの、友達と誕生日を祝いたい美来と、そんな彼女に優しく微笑む祖母の前に、「少し未来」の美来が現れる・・・。

とまあ、・・・
正直、ほとんどストーリーを語っちゃってますが…。

観ていてワタシ、思いました。

電王第一話・第二話の「バットイマジン」の話にヒジョーに似ている、と。
そして、幸太郎とテディの関係、そして「何故?」と思いながらも「相棒」と思い遣る姿が、何とも「最終回へ向かう良太郎と4タロス」の関係に、ヒジョーに似ている、と。

で、・・・これもネタバレで申し訳ないのですが…。
プロデューサー白倉伸一郎さんが、今作の監督・舞原賢三さんと「天才」・小林靖子にゃんにお願いした話ってぇのが、
「仮面ライダーNEW電王・全50話」
だ、そうでして。

後半、「強がり」ではなく、相棒を気遣ってテディ抜きで戦おうとする幸太郎と、「契約違反=消滅」と解っていても、それでも幸太郎の元へ向かうテディの姿には、なんだか「最終回カウントダウンの中で良太郎達を守ろうとして、過去へ残ってゆくキンタロス・ウラタロス、何も出来ないふがいなさに泣くリュウタロス、そして消えると解っていながら『契約成立』させるモモタロス」にダブってしまいます。

「―今、一緒に戦わないなんてあり得ない」

このテディのセリフはね、実に良かったです。

エピソード・レッドに続いて、実に「懐かしさ」一杯のエピソード・ブルー。
いやぁ、正直、あまり期待していなかっただけに、この出来の良さは「買い」です。

ああ、殆ど語っちゃったよ、俺。

・・・で、この後は「エピソード・イエロー」。
…電王の世界に、何故か「仮面ライダーディエンド」。
脚本は「ディケイド」メインライターの米村正二だそうで…。

まぁ、確かに「ディケイド」つう作品は「何でもアリ」でしたが…。

まぁ、海東大樹=ディエンドがこだわり続ける「お宝」の謎に迫るようですが…

ちゃんと書いてくれるのか?

そこが心配。












実はもう一本観てました。

2010年05月26日 | 映画
競馬ファンにとってはとてつもなく忙しい5月の週末に、
「いや、今回はこっちを優先しよう」
などと言って、シネコンプレックスへ。
…遡ること5月中旬。ヴィクトリアマイルの前日でしたさ。

「超電王」とは異なり、この作品については夕方の回で。
しかして、何故か勢いで「ゴールドクラス」の席へ。
…いや、席が広くって。
足投げ出して観れるもんですから。
テーブルも付いてるし。
なんだか、競馬場の指定席気分。

てなわけで前後しましたが、今回のネタ。
劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル
いやぁ、昨日といい今日といい、なんだかタイトルが長い。

えー、10周年を迎えて3度目の映画化・TVスペシャル新作、そして宣伝ついでのスピンオフドラマ「警部補 矢部謙三」放送と、凡そ1ヶ月半、この作品にハマってましたが…
つうか、10周年を迎えてからハマるワタシって…
ホントね、リアルタイムで1作目から観てたらどーだったんだろか、と。
まぁ、多分変わらないでしょう。

てなわけで、連日放送されている「TRICK」前シリーズ・TVスペシャル版、そして矢部謙三の御陰様で、「じゃあ映画も観てやろうじゃねーか」てな感じで、すっかり洗脳されてましたさ、ワタシ。
てぇか、あれですよ。
この映画のCMの作り方が、つくづく上手い。バカバカしい。
猫も杓子も意味なく「3D映画」作る時代に「2D」を強調してみたり、「まさかTRICKで泣けるなんて(個人の感想によるものです)」なんて、まるで「眞鍋か●り」が出てきそうな作りだったり、どこまで「チ●ンラーメン」なんだか映画なんだかわからん作りにしてみたり、と、ともかくCMからしてケレン味たっぷり。

CM見て笑ったのも久しぶりだし。

まぁ、そこらへんが決定打。(つうか、作品そのものじゃないのかよ)

で、まぁ、TVスペシャルも新作だしな。
「微妙にリンクさせてますが、映画観てからスペシャル観ても、スペシャル観てから映画観ても、どっちからでも楽しめます」なんつう振りだったので…
いっそ、「TVスペシャルが放送されてる時間帯くらい」に観てやろう、と。
…いや、実のところ、次の日に東京競馬場に行くという都合がありましたので、
(ここらへんは「野楽馬SPRITS」とリンクしてますが・・・)
レイトショー一本前、という時間。

「いい加減、内容紹介にいけ」?

えーと、ぶっちゃけ、いつものトリックです、はい。
何も変わったことはしてません、多分。

主演:仲間由紀恵 阿部 寛
共演:生瀬勝久 野際陽子 池田鉄洋
大御所:松平 健
若手:佐藤 健 夏帆
ゲスト:戸田恵子 藤木直人 片瀬那奈 平泉 成 三浦理恵子
お笑い部門:きたろう 島崎俊郎(アダモちゃん) 河本準一(次長課長)
出たたなあ、そういえば:山寺宏一 なすび
そんな扱いですか:ガッツ石松 菅井きん

えー、ちなみに…ゲストのあたりにいくと、「え? あの役だったの?」的な扱いになってます。
これ、やってくれるんだ、みたいな。
実際、藤木直人君なんか、全然わからなかったし。
つうか、あれだけ熱演してたのにわからない、つうのが…
まぁ、いいか。

えー、ストーリーとしましては…

「霊能力者」によって守られる村・万練(マンネリ)村から、中森翔平(佐藤健)が上田(阿部寛)を訪ねてくる。
代々、「霊能者」は世襲制であるが、今回は村主催により公募されることとなった。しかして、かつて公募された時には、霊能力者によるバトルロイヤルが繰り広げられ、死者まで出たという。…翔平は、霊能力者の末裔であり跡取りであったが、今回の公募によりこの大会に参加しなければならない。何とかかつての「惨劇」を避ける為に、上田の知恵を貸してほしい、という。
一方、毎度のことだが「浅草花やしき」での営業に失敗し、またもクビになった「自称売れっ子マジシャン」の山田(仲間由紀恵)。興行主(河本)の勧めもあって、「万練村の霊能者募集」に興味を持つ。…村の「最強霊能力者」に選ばれれば財宝を手に入れられる…。

とまぁ、こんな感じで始まる訳ですが、毎度のごとくド田舎・陸の孤島的な場所に、どーも胡散臭い人物達が集まり、どーも胡散臭い「行事」が行われ、そして「横溝正史」ばりの惨劇が、小ネタの連発の中繰り広げられるわけであります。

で、ぶっちゃけ、犯人は、一番の大物、と。

いやぁ、ネタバレ。

つうか、毎度のパターンなので、知ってる人は出演者の顔触れで犯人が分かってしまう、と。

ええ、「暴れん坊」です。

まぁ、経過を楽しむ作品ですから。バレてもいいんじゃないかと。


ちなみに、「リンクしている」という、
TRICK 新作スペシャル」の方を紹介しますと、こんな感じ。

毎年「契り契り祭り」という行事が開かれる村から、名代の息子が上田(阿部寛)を訪ねてくる。
「契り契り祭り」は、思いあう恋人同士が村はずれの「契り岩」に、お互いの「毛髪」を入れた紙縒りを結ぶことで、永遠に結ばれるという言い伝えから始まった祭りであるが、その反面、「結ばれなければどちらかが死ぬ」という、恐ろしい「呪い」も言い伝えられていた。…バカバカしいとは思うが、現にこれまで言い伝え通りに死者が何人も出ている。村の若者達も大人も、そんな伝説をなぜか信じている。もうすぐ祭りが開催されるが、上田に、「迷信だ」と立証して欲しい、という。
一方、毎度のことだが「浅草花やしき」での営業に失敗し、またもクビになった「自称売れっ子マジシャン」の山田(仲間由紀恵)。
家賃滞納でアパートを追い出されそうな状態のところ、上田が勝手に部屋に上がり込んでいる。温泉宿へ旅行にいくのだが、同行しないか?と。旅費・食費は無論、上田持ち。そして、そこの温泉には「豊胸効果」があるとか…。
胡散臭いと思いつつ、山田は、「タダ」と「豊胸効果」に乗せられ…。

と、全く同じような始まり方。
ちなみにこちらの「大御所=犯人」は浅野ゆう子。
設定としては、「霊能者バトルロイヤル」1週間前に起きた事件、という作り。

なんだかなぁ。


えー、1ヶ月半前ぐらいからハマったワタシが言うのもなんですが、この作品、ともかく「毎度のパターンで繰り広げられるドタバタな惨劇」を、どこまで「バカバカしい」と思いながらも楽しむかってぇこたなんだろな、と思います。
いや、実際、映画を観ている途中で、
「人が死ぬ話でこんなに笑ってていいんだろか」
という疑問を持ったりしましたが、
「これってあくまでフィクションだよな」
という極々当たり前のことを思い返したりして、またも笑ったりしてる自分に気づいたりするわけで。


どうも掴みどころがない。
とはいえ、どうにもハマりやすい。

ツボな人にはツボだろうけど、解らん人には全く解らない。

まぁ、本来そういう作品なのだろうなぁ…と、思うんですが。

10年続いてるんですよねぇ。

しかも、「これで最後」ってんじゃないんです。

いや、「また作ります」とも言ってませんが、多分、作られるでしょう。

そしたら、また観ると思います、ワタシ。











ホントに、イイ大人がふたりして。

2010年05月25日 | 映画
えー、競馬で忙しい5月の日曜日に、GIが始まる2時間前という、もっとも「競馬に集中するだろフツー」という時間に、
「今回はこっちを優先するぜい」
などと言いきって観てきましたさ。
しかも、大勢の子供さん方に混ざって。

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー 超電王3(トリロジー) EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル

えー、「電王」という作品で一躍「たけるん」になってしまった佐藤健くん抜きの「電王」シリーズ・第2弾。
…つうか、最近思うんですが、「電王」のおかげで一番有名になったのは、案外「モモタロス」なんじゃないか、と。
…なんで、マックの「パッピーセット」とかになってんだ?と。

まぁ、それはいいとして。

いやぁ、しかしね、もー、映画始まる前から、お子さんたちが

…も、おーはしゃぎな映画館内。

なんか、ワタシの世代で言う「東映マンガ祭」のような状態。
ポケモン映画とかクレヨンしんちゃんとかドラえもんとかも、こんななんだろうなぁ。

そう考えますとね、「ああ、4タロス&デネブって、こんなに子供に愛されるキャラになったんだなぁ」などと、しみじみしてしまいますよ。
…別に関係者でもないのに。

そもそも、今回は2週間の限定ロードショーを3連続という、超変則日程。
まして主役は全て「セカンドライダー」でして、イマジンズは完全脇役。
そして良太郎は小太郎(溝口琢矢君)。
成長期で大きくなったし演技も上手くなったし…ですが、さすがにお母さん方のこころはトキメカナイでしょう。
「これで大丈夫なのか?」的冒険(実験)企画でありながら…
CMの「大ヒット上映中」は嘘じゃありませんでしたよ。
…ほんと、久々に「大入り」の映画館。
良かったね、スタッフ&出演の皆さん。
これで第3弾も作れるか、と思います。

で、2週間ですから、なんせ。
公開4日目の今書いても、もうすぐ終わっちゃいますよ、ゼロノス編。
どーすんの?
これが一番客入りそうなネタかも知れないのに。

どこまで書いていいんだ?
…そんなどうでもいい悩みを拭いつつ。

えー、前述したとおり、今回は俳優・中村優一君が、電王第一回目映画「俺、誕生!」の時から切望していた、「ゼロノス主役」でございます。
…話によると「もっとデネブと遊びたい」という理由だったようですが。
で、ストーリーは、完全に「TVシリーズ『仮面ライダー電王』の続編」でございます。

電王という作品、「主人公・良太郎と、4人のイマジンとの家族的な絆」がメインテーマでありましたが、その側面には、「桜井侑斗と良太郎の姉・愛理の、切なくも強いラブストーリー」がありました。
しかして、「侑斗と愛理」愛の結末、完全には描かれていません。
若き「過去の」侑斗(中村優一君)に全てを託して消えてゆく、「未来の」侑斗。
そんな「未来の侑斗」をずっと愛し、「再会の時」を待ち続ける、愛理。
でも、二人の「侑斗」は同一人物でありながら、「同じ人間」ではない。
このタイムパラドックス的な三角関係に終止符は打たれるのか?
…まぁ、これが今回のストーリー。

言ってしまえば、決して「子供映画のネタ」ではありません。
ちなみに、監督・金田浩さんがこの作品にあたって参考にしたのは、「韓流」だそうです。
…「冬ソナ」かい。
そんな内容ですから、「お子さん達はついてこれるのか?」が危惧されるわけですが、そこはそれ、4タロスとデネブ=5イマジンズがともかく盛り上げてくれます。
かなりぶっ飛んでます。

個人的には非常に良い内容だったと思いますよ、ワタシ。
なんか、スッキリした、というか。
ともかく、どっかで「侑斗と愛理の未来」につながる形を作って欲しかったので。
結果こそ出ていませんが、…それこそ、この話の結果が「コハナ」に繋がるわけで、そこまでは「頑張れ侑斗」としか言いようがない。
でも、「自分自身の存在」をかけてまで愛する家族達(愛理・良太郎・コハナ)を守ろうとした「桜井優斗」、このキャラクターの「今の幸福」を描かない、てぇのは、ホントなんだか「勿体無いな」と思ってましたんで…。
非常にスッキリいたしました。
(映画のの結末、これで語っちゃったようなもんですね)

いやぁ、それにしても相変わらず松本若菜さんが美しい。
ブログでの「ボケっぷり」はちょくちょく拝見してましたが。
なんというか、こういうヒトが変わらず「電王」に出ている、というのは、それだけで嬉しい。
…って、関係者じゃないんですけどね、ワタシ。


てなわけで、次は「良太郎の孫・幸太郎とテディ」の話。
「侑斗&デネブ」と似て非なる「坊ちゃんと執事」関係に危機が訪れる…という話ですが、こちらも楽しみ。











仮面ライダーつうかスカルマン/アメコミ。

2010年05月20日 | 映画
「また『ライダー』かよ、よく飽きずにネタが出てくるな」
なんてお思いの方もいらっしゃるでしょうが…

今回は違うライダー。

しかして、観たキッカケは、やっぱり仮面ライダー。

2007年のアメリカ映画・『ゴーストライダー』であります。

主演:ニコラス・ケイジ
   ピーター・フォンダ
…あとはよく知りません。

原作はマーヴェル・コミックの、ばりっばりの『アメコミ』。
まぁ、あれですね、「X MEN」だとか「スパイダーマン」だとか「アイアンマン」だとか「ヘルボーイ」だとか「超人ハルク」だとか、古くは「スーパーマン」「バットマン」なんかもそうだと思いますが、
まぁ、もろ「原色」でバタ臭い感じの…
まぁ、そういう系ですね。
主演のニコラス・ケイジがばりっばりの「マーヴェル・コミック」オタクらしく、それが映画化されたキッカケという話も…。
あるんだか、ないんだか。

ぶっちゃけ、全くワタシのツボではないのですが…

先だって日本テレビで放送される前にやってたCMで、「ゴーストライダー」のイデタチを観た途端、思いました。

「まんま、スカルマンじゃねーか」、と。

奇怪なデザインのバイクに跨る、黒いライダースジャケットの男。
顔は、何故か「燃えさかる骸骨」。
不気味っちゃぁ不気味ですが、なんか、「仮面ライダーSPRITS」に於ける滝和也のような…。
まぁ、そんなデザイン。

んで、タイトルが「ゴーストライダー」。

おいおい、これって実際、「アメリカ版仮面ライダーなんじゃね?」と。
(ドラゴンナイトではない)

実際は全く違いますが。


17歳のオートバイスタントマン・ジョニーは、父にして師匠を癌から助けるために、悪魔王・メフィストと契約する。
結果、癌は治るも、直後のショーで父は事故死。
ジョニーは失意のまま、恋人・ロクサーヌの前から姿を消す。
十数年後、ジョニーは「命知らずのオートバイスタントマン」として名を馳せる。
記録的な90メートルジャンプのショーを敢行する際、偶然にもケーブルテレビ局のキャスターになっていたロクサーヌと再会。
ジョニーは「人生のセカンドチャンス」を感じる…
が、そんな彼の前に、再び悪魔王・メフィストが現れる。
「契約を執行する時が来た」と。
メフィストの息子・ブラックハートが、父を倒してこの世を地獄に変えようとしている。
ジョニーに、「ゴーストライダーとなり、ブラックハートを倒せ」とメフィストは言う。

「ゴーストライダー」とは、西部開拓史における、伝説。
千の邪悪な魂を「誓約書」に封印することを使命とし、「地獄の炎」を身に纏う亡霊騎士。
先代のゴーストライダーがメフィストに「誓約書」を渡すことを拒んだことから、「この世を地獄化する」力が行方不明となっている。

ジョニーは、悪魔達の「力の争奪戦」に巻き込まれることとなるが…。

とまぁ、こんな感じでしょうか。
半分は「ウィキュぺ」から。


えー、「なりたくもないのに悪魔に怪人にされた」「本来は人類の敵なはず」「でも、悪人を狩ることを使命とする」「宿命に抗うべく、造物主と戦う」なんてぇあたり…
まぁ、モチーフとしてはやっぱり、初代の「仮面ライダー」っぽい。

まぁ、しかし、そこはアメコミですんで。
ストーリーとしては、かーなーり、大味。
展開は解りやすい。
主人公は、少年時代も中年の今も、やっぱりおバカさん。

ぶっちゃけ、ストーリー自体、同じアメリカ製の「仮面ライダードラゴンナイト」よりもはるかに解りやすい。
・・・いや、ドラゴンナイトだって、けっこー単純な話なんですけどね。

まぁ、ぶっちゃけ「B級映画」ですから、「ながら観」するにはうってつけ、てな感じですが…

やっぱ、これではハマらんよなぁ、オレ。



ラプソディー・イン・ブルー後編。

2010年04月30日 | 映画
えー、言わずと知れたジョージ・ガーシュウィンの名曲であり…

これはもういいですな、12月の「前編」でも書きましたから。

てなわけで、観てきましたよ、
映画のだめカンタービレ 最終楽章 後編

先に言っておきますと、新登場のキャラクターはたった一人。
エグランティーヌ・ランボヴィルさん&蒼井優さん演じる「ヤドヴィ」だけ。
あとは、前編・スペシャル・TVにてお馴染みの顔ぶれ。
かーなーり、懐かしい西村雅彦さん&ハリセン豊原功輔さん、「この大学で二番目に…」の遠藤雄弥さんまで出てきますが、ほんのちょっとだけ。
双子のフルートやサゴジョーは出てきません、残念ながら。

てなわけで、完全なる「後編」…つうか、「後半」つうべきですね、これは。

で、お話ですが…

「俺達、離れて暮らそう」という、千秋先輩のショッキングな発言により、ハリボテ人形の如く(つうか、実際「人形」でしたが)硬直してひっくり返ったのだめ。
…てぇのが、前編のラストシーン。
物語は、まんまその続きから始まりまして、「のだめ編」突入。

で、…まぁ、ネタバレになりますが、…
いつまで経ってもオクレール先生からのOKが出ず、コンクールに出れないのだめ。
頑張って、張り切って、そしてショックを受けて、落ち込んで…の繰り返しの日々がまた、始まりますが…。

TVシリーズでもスペシャル版でもそうでしたが、作りとしては「前編」は千秋の災難と奮闘、「後編」はのだめの奮起~落ち込み~再起、という形。
で、やもすれば、「後編」は心理描写が多くて、若干重くなりがち。
で、今回も、前編での「華やか」なシーンというのは、正直、あんまりありません。
中心的な話はともかく「のだめの再起」ですから、どーしても暗い。

しかし、…ホント、よく作りましたよ、この人たちは。
素直に褒めます、ワタシは。

ただ、これから観に行かれる方には、是非、「漫画かアニメをラストまで観てから、この後編を観る」ことをお勧めしたい。

かーなーり、バッサリ。
思いっきり。
容赦なく、切ってます、様々なエピソードを。

それだけ、「ここまで描くには映画では時間が足りない」ということだったのでしょう。

ワタシ自身は、アニメ版を全編見てましたので、「ああ、これは思い切ったね、しょうがないよね」という…むしろ、この編集は「潔い」と思えたのですが…
むしろTVと映画しか観ていない方には、
「重い割に展開が速いんじゃねーか?」と感じてしまうところがあるのではないか、と。
そういう意味では、

「いや、他の面々のエピソードも途中経過も、ラストだって知ってるよ」状態で臨んだ方が、むしろ映画自体をじっくり観れて良いのじゃないか、と。
まぁ、そう思えるわけです。

ちなみに、ワタシの頭ん中では、ラストシーンに近づくにつれて、
Real Paradisさんの「風と丘のバラード」が流れていました。
…アニメのエンディングテーマですね。
そして、脳内演奏が終わったと同時に、ラプソディー・イン・ブルーが再び…

いやー、観応えありました。

ああ、終わっちゃったな。

残念ではありますが、最初っからエンディングは決まっている話だったと思いますし、これで大団円。

また会いたかったら、DVDで。

そんな感じです。