馬場あき子の外国詠45(2011年11月実施)
【氷河鉄道で行く】『太鼓の空間』(2008年刊)166頁
参加者:K・I、N・I、泉可奈、崎尾廣子、曽我亮子、藤本満須子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:N・I
司会とまとめ:鹿取 未放
332 ユウングフラウ・ヨッホより見るアレッチ氷河天下統一の思ひのごとし
(まとめ)
ここは駅からエレベーターで上った展望台からの景色であろう。アレッチ氷河は全長24キロメートルに渉って続いているというから、壮大な眺めである。その眺めのすばらしさを「天下統一の思ひのごとし」と詠んだものであろう。(鹿取)
(レポート)
ユングフラウとはドイツ語で処女を意味するそうです。展望台より見る大パノラマは、まるで天地創造の如く、自然に対する素直な思いが歌われていると思います。(N・I)
(当日意見)
★作者の歌は「天下統一」、レポーターの「天地創造」とはまるっきり意味が違います。「ユング
フラウ」は若い女性という意味です。(藤本)