馬場あき子の外国詠49(2012年2月実施)
【ロイス川の辺りで】『太鼓の空間』(2008年刊)179頁
参加者:N・I、井上久美子、崎尾廣子、曽我亮子、藤本満須子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:N・I
司会とまとめ:鹿取 未放
354 白鳥の貌つくづくみればおぢいさんいぢわる教師あり大方はをとめ
(当日意見)
★じっくり眺めるとおじいさん貌の白鳥や意地悪な教師貌の白鳥もいるという発見が面白い。しか
し「大方はをとめ」と収めたところがいい。大部分の白鳥はおとめのような可憐さなのだ。
(鹿取)
(レポート)
大型の鳥の貌はおおむね獰猛なもので、この白鳥もよくよく見ればおじいさん貌、意地悪な教師の貌もあるが大方はまだ幼鳥だ。(N・I)