古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の七十五

2015年04月20日 08時03分38秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第十七頁、上の九行目(一行)

 

「解読」 ニ候ハゝ、其段御達申上置、寺ヲ開抔との

 

「読み」 に候わば、其の段お達し申し上げ置き、寺を開けなどとの

 

「解説」  九行目、最初の「ニ」の次の点の様な縦棒は「候」で、「・・・にそうらわば」。「不得心に候ハゝ」。納得がいかないので。 「其段」・・・其の旨。 「御達申上置」・・・お届けして置いて。 「寺ヲ開抔との」・・・寺を開けなどとの。

頁の都合で、本日は十七頁最後の一行にさせていただきます。元々古文書と言う文書は、書くページ毎に分割されているものではなく、一枚の半紙状の和紙を横に糊で貼り合わせて、長い文書に書き上げているもので、本文の様な長い文書は何㍍にもなっています。このブログで、各頁に分割しているのは、スキャナーの巾に合わせてカットしていますので、カットの位置により、いつも都合良く行くものでは有りません。御賢察ください。