古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の六十五

2015年04月10日 08時22分12秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第十五頁、上の五~六行目

 

解読 呼ニ遣シ、私両人等江被申聞候ニ者、何分

    事和合之取結ひ致し度候間事相済

 

読み 呼びに遣わし、私両人等へ申し聞かされ候には、何分

    事和合の取り結び致したく候間、事相済み

 

解説 五行目最初は読めませんが、「呼ニ遣シ」・・・人を使って呼びにやり。 「私両人等江」・・・私と亀蔵と両名へ。「等」が有るので、外の役員も入っているものと思われます。 次ぎも難解で、「被申聞候ニ者」・・・申し聞かされた話しには。 「何分」・・・「分」も何度も出ますから、形で覚える。 「事和合之取結ひ」・・・紛争事件の仲直りの約束を取り結ぶ事。 「致し度候間」・・・致したいので。 「事相済」・・・紛争事件が済む。解決する。