古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の六十七

2015年04月12日 09時04分33秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第十六頁、上の一~二行目

 

解読 庄屋亀蔵方同意、同口上ニ而只下地若ひ

    者之致方是も悲も無之抔との申分計

 

読み 庄屋亀蔵方同意、同口上にて、只下地若い

    者の致し方是も非もこれ無くなどとの申し分ばかり

 

解説 「庄屋亀蔵方」・・・「方」には特に意味は有りません。文意から、この場合は「庄屋亀蔵も」と解釈しておきます。 「同意」・・・同じ意見。 「同口上ニ而」・・・同じ言い分で。 「下地」・・・下浦の事。「地」の崩しは形で覚える。 「是も悲も無之」・・・「悲」は「非」と書くのが正しい。「良いも悪いも無い。」 「申分計」・・・申し分ばかり。「申分」・・・言い分。 「計ニ而」・・・ばかりで。