愛丸のサッカー観戦記

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ボカ-フルミネンセ(リベルタドーレス杯 SF)

2008-06-25 12:26:05 | その他
観戦日 6/25(水)       
 
愛丸’s チェック        
事実上のファイナルと言われてるボカとフルミネンセとの対戦。
フルミネンセが23年ぶりのリベルタ出場だから、なんだか新鮮な顔合わせになった。
ボカはまだ制裁期間中でボンボネーラが使用できない。
ボンボネーラでボカの勇姿を見るためにはどうしてもファイナルに進出してもらわないといけない。
リケルメの状態がどこまで回復してるかわからないが、この男は舞台が上に行けば行くほど実力を発揮する。
フルミネンセはなんとかしてアウエーゴールをもぎ取りたい。
1-2の敗戦までならプラン内か。
ワシントンがボカDF陣に風穴を開けることができれば、いいかたちでマラカナンに戻ることができる。

ボカらしい攻撃サッカーを堪能できた。
が、結果はボカにとって、誉められたものにはならなかった。
やっぱりここまで勝ち進んでくると、リケルメが本領を発揮し、流れの中からとFKで2得点。
パラシオの戻しに2列目から走りこんできたリケルメの姿を見て、もう安心した。
キープ力もいつも感じに戻ったし、必殺のスルーもいいかたちで通すことはできた。
リケルメの復活はうれしいことだったんだが、2失点しまうと・・・。
攻撃陣には何の問題もなかった。
パラシオは左右両サイドに流れ、かなりの運動量とテクニックでチャンスを演出し、パレルモも点は取れなかったが存在感は示してた。
ダトロがいい場面でシュートを外すシーンが目立ち、ちょっとネックになってたような気もするが、昨シーズンのできに比べると雲泥の差。
いいかたちで先制したあとに、FKから失点したのがでかかった。
確かにチアゴ・ネーベスのFKは完璧だったが、中であれだけチアゴ・シウバをフリーにしては。
先制したあとだったし、一番集中しなけっればならなかったシーンで、ミスが出てしまった。
流れの中ではDFラインがばたつくことはなかったが、セットプレーでやられるとどうしようもない。
リケルメが見事なFKで突き放し、サポーターの熱気も最高潮に達したところで、今度はここまで神がかったセーブを見せてたミグリオーレがミス。
QFでは獅子奮迅の活躍で、カランタの座を奪う勢いだったが、このミスで今後どうなることか。
チアゴ・ネーベスのミドルは確かに無回転で処理しずらいボールだったとは思うが、正面だったし、普通に弾けば問題なかったはず。
悩んでセーブしにいってたのが、手に取るようにわかった。
GKって職業は皮肉なもんで、いくらいいプレーを見せてても、ひとつミスをすればそれだけで戦犯扱いに。
いいものを持ってるGKなんだから、マラカナンでこの屈辱を晴らしてもらいたい。
チーム力だけ考えれば、間違いなくボカが上だった。
カーサでの試合ってのもあったんだろうが、守備の安定性、攻撃のバリエーション、タレントの質、どれもボカが上。
QFでもカーサで2-2のエンパテだったが、フエラで0-3の完勝を収めてる。
相手が代わって、それもマラカナンでの2legで、QFのようにうまくいかないかもしれんが、ボカならやってくれるはず。
フルミネンセは思ってもないような結果がひじょうに満足してることだろう。
ボカ相手に2つのアウエーゴールを奪ってのエンパテなんて申し分ないでき。
ほぼ劣勢に立たされてたが、数少ない決定機をしっかり決めてみせた。
フルミネンセを初めてみたとき、このチームで騒がれてたチアゴ・ネーベスがどんあプレーヤーか楽しみだったんだが、ベスト16の段階ではそんなに騒がれる選手かと疑問に思った。
それがラウンドが上に行けば行くほど輝きを増してきた。
コンディションもよくなってきたんだろうが、あの左足はかなり魅力的。
ひとりで局面を打開できるだけの力を持ってる。
この男と、コンカがボールを持つと、ワクワクしてしまう。
これに前線のワシントンがうまく絡めれば、決定機を作り出すことができる。
この攻撃陣がしっかり2legで攻撃的に振舞うことができたんなら、ファイナル進出も夢ではない。

スコア 2-2

<得点者> 
ボカ     リケルメ×2
フルミネンセ チアゴ・シウバ、チアゴ・ネーベス
~愛丸's MVP~
チアゴ・シウバ(同点カベッサーダも見事だったが、パレルモを押さえ込んだディフェンスも気持ちがこもってて見事だった)