愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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パリ・サンジェルマン-リヨン

2011-10-09 09:51:38 | その他
観戦日 10/9(月)       

愛丸’s チェック
カタールの潤沢な資金を使い、生まれ変わったPSG。
レオナルドがSDに就任し、イタリアからいい選手を補強した。
その目玉のパストーレが、しっかりチームの顔になり、結果も残してる。
ここまで5勝2分1敗と、OLと並んでの首位は立派。
同勝ち点、得点も得失点も同じで、首位に立つOL。
かなり戦力ダウンしたkと思われたが、ここまでリーグ・アンでもCLでもきっちり結果を残せてる。
ただ、好守の要にケガ人が続出し、その点が不安なところ。
チーム力ではPSGを上回ってるし、この点を活かして、なんとかここでドロー以上の結果を出したいだろう。

PSGが本物であることを証明した試合に。
インターナショナルマッチウイーク前の大一番にかなりの注目を集めてたが、ホームで、PSGの強さが浮き彫りになった。
なんと言っても、このチームはパストーレが中心。
この男にボールが渡ると何かやってくれそうだし、OLの守備陣もなかなか的を絞ることができなかった。
パスもあれば、ドリブルもあるし、積極的にシュートにいくシーンも。
パレルモでやれてたプレーをここでもきっちりやることができてるし、この男を中心にチームを作ったことが間違いではなかったことを、この試合で実証してみせた。
トップのガメイロの動きにはまだ不満が残るが、ネネ、メネーズのサイドの選手とはなかなかコンビを披露。
この4枚がもっと連動性を高めたら、リーグ・アンではナンバー1の攻撃を披露できるはず。
お金には困ってないだろうから、トップを一枚加えられたら、まだ進化していきそう。
この試合の先制点、パストーレが決めたものだが、このシュートがこれまたすごかった。
OLもなんとか守備でのミスをしないように慎重に、なおかつ大胆に守ることができてたが、このスーパーなプレーにはヨリスもどうにもできなかった。
左でボールを受け、エリアの深い位置まで進出。
中には2枚選手が入ってきてたから、誰もが、ここからの折り返しをケアしたはず。
ヨリスもそれへの対応も頭に入れてのポジショニングだったんだろうが、パストーレは、そのヨリスのニアサイドを抜いてみせた。
かなり角度のない位置だったが、あの狭いスペースが見えてたんだろう。
ヨリスの腰の位置を抜けていくシュートで、あの位置に飛んできたらさすがのヨリスもどうもできないだろう。
宿敵相手へのスーパーゴールで、パストーレはさらにパリッ子のハートを鷲掴みにしたことだろう。
守備ではルガーノがDFラインをまとめあげ、ピンチを多く作らせなかったが、OLの攻撃にも厚みが感じられなかった。
ボランチとの連携だったり、横の繋がりだったり、まだ改善することはあるが、OLを完封したことは事実だし、これが自信に繋がるはず。
首都のチームがここまでやってくれれば、リーグ・アンも盛り上がるだろうし、久しぶりの戴冠もあるかも。
このチームはかなり魅力溢れるサッカーを展開してくれてるし、あの補強が大正解だったことを来年の5月に証明してるかも。
OLは、ちょっと選手の層に問題が。
0-0の状況では重心を後ろに置き、なんとか耐えることができたが、個人の力で1点を奪われ、それを取り返そうとしたときに切り札がない。
L・ロペスのケガが大きい。
売り出し中のラカゼッテがトップ下というかゴミスとの縦の2トップのポジションにいたが、この部分でいい攻撃は披露できず。
グルキュフがいたら、ゴミスの1トップで、点が欲しい状況でラカゼッテって選択もあるんだろうが、スタメンからの起用となると、点を取るオプションがない。
下から上げたベルファティルを使ってみるも、何もインパクトを残せなかった。
OLがOLらしさを取り戻すには、L・ロペス、グルキュフが戻ってきてからか。
これまでの4-3-3でやることができず、苦し紛れの4-4-2では、この結果に陥っても仕方ない。
守備でもクリスがケガでいないし、こちらも急造感が否めない。
ただ、ミスでの失点はなかったし、レベルの違いから奪われたもの。
パストーレをもっとケアしてればなんて思うが、あの得点シーンは、世界の強豪と呼ばれるチームでも抑えることができたかどうか・・・。
アウエーでの敗戦だし、ホームでの試合に勝てれば問題はないし、これで首位を明け渡ししまったが、まだまだシーズンは始まったばかり。
これからケガ人も戻ってくるだろうし、そう悲観する内容じゃない。

スコア
2-0
<得点者> 
パリ・サンジェルマン  パストーレ、ジャレ               

~愛丸's MVP~
パストーレ(もうPSGのヒーローに。前節も2得点してるみたいだし、この得点力はかなりチームの力になってる。しなやかなプレーの中に力強さもあるし、この地で、ホナウジーニョを越える日も近いだろう)