愛丸のサッカー観戦記

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ルーマニア-オランダ

2007-10-15 22:13:54 | 各国代表戦
観戦日 10/15(月)       
 
愛丸’s チェック        
EURO予選のGLで勝ち点19で並ぶ両チーム。
得失点の差でルーマニアが首位。
オランダはこの試合でいわゆる強豪と呼ばれるチームとの対戦はこれが最後。
アウエーでの試合だけにドローで御の字。
ルーマニアはまだブルガリアとのアウエー戦を残してるだけに、相手がオランダといえども、なんとしてでも勝ちたいホーム戦。
それにしても、酷い天候。
強い雨だけではなく、強風。
この悪天候が両チームにどれだけの影響を与えるか。
オランダはけが人に加え、サスペンションの選手がちらほら。
好調V・ペルシはそのひとり。
ニステルをトップに、左ロッベン、右V・デルファールト。
中盤はデゼウ、セードルフ、V・ブロンクホルスト。
DFはハイティンハ、マタイセン、オーイエル、ボウマ。
GKはセテレケンブルク。
なんだかんだ言ったって、これだけのメンバーで戦える。
足元へのパス回しで攻撃を組み立てようとしてたが、ピッチ状態が悪く、なかなかうまく攻撃できない。
ロングボールは風の影響で、うまくさばけない。
それでも個人の力でどうにかしようとしてたが・・・。
ロッベンの切れがなく、ここからチャンスを作れなかったのが痛かった。
あのドリブルでの突破はひとつも成功せず。
ピッチの問題もあったんだろうが、ルーマニアのDF陣がしっかり対応してた。
ニステル、V・デルファールトにしてもそう。
ニステルは一回だけ、エリア内でDFをふたり引きつれ、外に流れながらファーサイドを狙ういいシュートがあったが、ロボントの攻守に。
V・デルファールトはもともとこのポジションの選手じゃないから、うまく機能しないのはわかるが、ミドルでしかチャンスに絡めず。
この悪天候じゃなくても、ここは機能しなかっただろう。
攻撃的なSBを起用せず、かなり守備的にいって、なんとかドローにってかんがえだったが、セットプレーから痛い失点。
オランダは90分間、風への対応がうまくできてなかった。
ルーマニアの方がしっかり対応し、前半後半風向きが変わってもそれに合わせたサッカーでオランダよりもチャンスを多く作った。
ルーマニアはホームということもあり、気持ちがしっかり伝わってきた。
先に述べたが、ブルガリア戦を残してるだけに、負けは許されない。
一番気持ちが伝わってきたのが、ムトゥ。
攻撃だけでなく、自陣のゴールエリア付近まで下がってのディフェンスも見られた。
マリカともっとうまく絡めたら、攻撃面での貢献ももっと増えたはず。
ルーマニアはチームとしてのまとまりも非常によかった。
特に守備。
よく組織されており、アンカーの位置に入ったキブを中心に穴がない。
あのオランダに全く攻撃させなかったのは、今後に向けての自信になるだろう。
貴重なゴールはこんな守りから得たリズムから、気持ちで奪ったもの。
しっかり守れると、結果は自ずとついてくるもの。
ルーマニアはオランダ相手に勝利したのはこれが初。
このいい流れで本選に出場してもらいたい。
GLぐらいは突破できそうなチーム力はある。

スコア 1-0

<得点者> 
ルーマニア   ゴヤン
~愛丸's MVP~
ロボント(非常に難しい対応もなんなくこなす。なかなかキャッチしにくい状況でもしっかりパンチング。強固なDFの中心選手)