愛丸のサッカー観戦記

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サンパウロ-クルゼイロ(リベルタドーレス杯 QF2leg)

2009-06-25 23:45:45 | その他
観戦日 6/25(木)       

愛丸’s チェック
クルゼイロカーサでは2-1でクルゼイロが勝利。
ただ、サンパウロは貴重なアウエーゴールを取ってる。
負けたとは言え、ここモルンビーで1-0の勝利はそう難しいものではないだろう。
サンパウロ自慢の硬い守備から、切れ味するどいカウンターで、1点以上は取れるはず。
ただ、サンパウロはここ3年、このリベルタでブラジルのチームに全て破れさってる。
ここが気がかりな点。
クルゼイロはラミレスの穴をどう埋めるか。
コンフェデに、このエースを持っていかれ、どれだけあのパフォーマンスに近づけるか。
固い3センターハーフが、あの守備を披露したら、モルンビーでもサンパウロを押さえ込むことができるかも。
1点のリードがあるわけで、0-0でも勝ち上がることができる。

サンパウロは今年もブラジルのチームに敗れることに。
カンピオナットでは3連覇を飾ってるチームが、ことリベルタになると、ブラジルのチームに強さを発揮できない。
ここまでは1legをモルンビーで戦っており、今年はそれが逆になったからなんとかなるかと思ったが・・・。
退場者をふたりも出すと、そりゃ自分たちのサッカーを展開することはできない。
前半から、どこか守備的で、これでは1legのビハインドをどう簡単に取り返せない。
どうして、ジョルジュ・ワグネルだったり、ダ・ゴベルタだったり、エルナネスだったりを先発させなかったのか。
ここ最近のエルナネスを見ると、なかなか先発で使いづらいとは思うが、ワンプレーで流れを変えれる選手。
ひとつ低い位置で使ったら活きてるかと思うが、ラマーリョはどうもボランチはどちらも守備的な選手を使いたいんだろう。
負けてる状況でのカーサでの2legだし、もっと攻撃的に振舞ってもよかったはず。
後半になってそこをいじっても・・・。
前半のうちにエドゥアルド・コスタが、2枚のアマレイロで退場になり、かなり苦しい状況に。
こんなことをしてるようでは、勝てる試合も勝てなくなる。
攻撃の起点になりそうな選手をベンチにって考えられん。
ワシントンが先発だったが、昨シーズン、フルミネンセでサンパウロを撃破したときのできにはほど遠い男をどうして先発させたのか。
ダ・ゴベルトの方が脅威を与えたはず。
後半投入されて、何度か自慢のドリブルを披露し、チャンスを作ってたことを考えると、最初から見たかった。
それとジョルジュ・ワグネル。
サイドで突破もでき、しっかりしたパスも出せる。
こおを使わないなんて。
ひとり少ない状況で失点し、なおかつPKまで与えて2点目を献上。
このPKを与えたシーンで、A・ジアスまで退場になり、この段階でジ・エンド。
期待のマルロスも目立った場面は少なかったし、負けるべくして負けた試合。
監督の采配によるところが大きいかも。
クルゼイロは見事な試合運びで、この2legも勝利。
とくにDF陣に自信が漲ってた。
レオナルド・シウバなんかは、1legで得点も挙げ、これが守備にもいい影響を与えた。
若いし、高さもあるし、なかなかブラジルにいなかったタイプのザガーロ。
リベルタで名を売り、ヨーロッパで鍛え抜かれたら、セレソンでも活躍できそう。
この試合でも、ワシントン、ボルジェスに仕事をさせなかった。
攻撃ではやっぱりラミレスの穴は埋めれなかったが、クレーベルあたりが中心になり、カウンターからチャンスを多く作った。
これで得点も挙げれたわけで、チームとしては満足だろう。
ここ最近左のラテラウに悩んでるセレソンだが、クルゼイロになかなかの選手を発見。
その名はジェウソン・マグロン。
果敢なオーバーラップも魅力だが、スタミナもかなり豊富。
サンパウロが攻め込んできた後半、この男のオーバーラップで、どれだけサンパウロDFを苦しめたか。
年齢がわからないが、もっと上を目指せる選手。
セレソン帰りで、なおかつ夏にはベンフィカへの移籍が決まってるラミレスが今後チームに合流するかわからないが、もしこの男がいてくれるなら、リベルタ制覇も夢ではない。

スコア 0-2

<得点者> 
クルゼイロ   エンリケ、クレーベル
~愛丸's MVP~
ジェウソン・マグロン(なかなかの左のラテラウを発見。ドリブルでの突破が魅力的でスタミナも豊富。この男をセレソンに呼んでみてもらいたい)