愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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南アフリカ-ニュージーランド(コンフェデレーション杯)

2009-06-20 10:31:42 | 各国代表戦
観戦日 6/20(土)       

愛丸’s チェック
開幕戦で勝利を収められななかった南ア。
相手はイラクだったし、ここは勝っておきたかった。
ホームでのプレッシャー、開幕戦でのプレッシャー、いろんなプレッシャーがあったんだろうが・・・。
この試合も、勝たなければってプレッシャーがあるはず。
どこまでそのプレッシャーを跳ね除けることができるか。
実力的には完全にNZよりも上。
それもプレッシャーになるかも。
NZは、この大会を戦い抜くレベルにはとうていない。
そうなると、全てが勉強になる試合。
ここでの経験を今後に活かしていかないと・・・。
W杯に出場するためには大陸間プレーオフを勝たなければならないんだが、相手はアジアの5位のチーム。
スペイン、南アとはレベルが落ちるし、ここで自信がつくような試合ができれば。

南アがやっとココで結果を出した。
相手がNZだったし、けっこう楽に戦うことができた。
この試合、ピーナールが先発し、チームに安定感をもたらした。
エバートンでのプレーみたいに、左に張ってのプレーではなく、トップ下でのプレー。
ここにボールが収まると、いろんな攻撃ができてた。
自分でいってのミドルもあるし、サイドへの展開もある。
決定的なスルーパスってのは見られなかったが、バイタルエリアであれだけタメが作れると、攻撃は厚みを帯びる。
ここにマークが集中してたし、そうなると、フリーの選手が多くできる。
先制点はピーナールをケアするあまり、パーカーがまずはフリーでボールを持って、左をオーバーラップしてきたマシレラへ。
マシレラは縦へ突破して、DFをかわしてマイナスのクロス。
パス出して、中へ入っていったパーカーがこのボールを左足のダイレクトシュート。
見事な攻撃から先制点をゲット。
この得点が南アの記念すべきコンフェデ初ゴール。
これで、全てのプレッシャーから開放された。
ここから南アの攻撃がさらに魅力を増し、何度もゴールを脅かした。
追加点も、この左からのクロスをパーカーが決め、この時点で試合は決まった。
クロスを上げた選手、ゴールを決めた選手もすばらしいんだが、やっぱりピーナール。
この男が開幕戦もスタメンだったら・・・。
攻撃では、途中出場のマシェゴってのがなかなかだった。
点を決めることはできなかったが、ラインギリギリにポジショニングして、一瞬に賭けてるところなんかミランのあの男を彷彿とさせる。
ただ、決定力が・・・。
ここがもっと向上すれば、ヨーロッパでもやっていけそう。
守備ではM・ブースが目立ちまくり。
長身を活かして、あのNZの高さをフィジカルを完全に押さえ込んだ。
この男がマークしてところにボールが来たら、全てを跳ね返される。
ここまで完璧に押さえ込まれたら、NZもなす術なし。
高さ勝負を仕掛けたくても、この男が大きな壁になった。
ただ、フィジカルと高さだけでなく、フィードの精度もまずまず。
この男もこの大会後、ヨーロッパへ羽ばたくことになるかも。
NZは、この試合も全く見せ場ない。
なんせ、攻守の切り替えがあまりも遅すぎる。
こんなレベルではW杯うんぬんって言う資格はない。
どこそかの国もW杯の出場は決めたが、グループで首位にもなれてないくせに本大会ベスト4なんて妄想癖たっぷりのコメントしてるとこもあるが・・・。
ただ、このNZのフィジカルサッカーはアジア勢には有効かも。
次のイラク戦でどうなるか。
でもあまりにもレベルが低いから、簡単に失点するだろうし、GKのG・モスのでき次第か。
この試合ではなかなかの好セーブを見せてくれた。
横の動きよりも飛び出しにいいものがある。
マシェゴの決定的な飛び出しを2度防いでるし、この男だけは、世界で通用するレベルにあるかも。
キレンに依存してる感じのFW陣だが、セルティックで全く使い物にならなかったんだから、ここで重宝する意味がわからない・・・。
それなら、途中出場でちょっとだけ流れを変えた若いK・ウッドを先発から起用した方がいい。
それが今後に繋がっていくはず。

スコア 2-0

<得点者> 
南アフリア   パーカー×2
~愛丸's MVP~
マシレラ(なかなかスピード豊富な左のSB。突破力もあるし、クロスの精度もまずまず。この男も今大会後に世界に羽ばたくかも)