愛丸のサッカー観戦記

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スイス-ホンジュラス(W杯 グループH)

2010-06-27 07:40:28 | 各国代表戦
観戦日 6/26(土)       

愛丸’s チェック
これがグループリーグ最後の試合。
スイスは、この最終戦に全てを賭ける。
ここを2点差以上つけての勝利なら、グループリーグ突破を決めることができる。
もう攻めのサッカーしかない。
いつもと違った試合を展開しないといけないが、今のスイスはそれができるチームなはず。
守備の安定感はぴか一だし、とにかく攻撃あるのみ。
早い時間に先制できれば、おもしろい展開になりそうだが・・・。
ホンジュラスは、これまで2敗しており、もう突破がかなり困難な状況だが、3チームが1勝2敗で並ぶ可能性もあるし、まだ諦めてはいけない。
ただ、スイスの守備を打ち破れるほどの攻撃を展開できるかと言えば、これはちょっと難しいかも。
スピードを活かして一瞬の隙をつければ。

スイスは、これまでよりもかなり攻撃に重点を置いて戦うことができた。
守備は出場国の中でも1、2を争うぐらいの安定感があるし、ほんと問題は攻撃ってことに。
その不安だった攻撃陣もなんとか点を取ろうと必死だったが・・・。
やっぱりトップに頼れる点取り屋がいなかったことが響いてしまった。
これまで、絶大の信頼を得ていたフレイが故障。
EUROでもそうだったが、この男がいるといないとでは攻撃の質がかなり低下してしまう。
これまでこの男に頼る過ぎたのかも。
デルディヨク、エンクフォの2トップだったが、いい場面は作り出せても、これを決めれるって感じがしなかった。
右サイドからいい攻撃を展開できても、中が弱いとどうもできない。
バルネッタ、リヒトシュタイナーと、この右のコンビは、なかなかいい動きだったし、コンビとしてもいいものを見せることができてた。
こっちサイドがこれだけやれてたから、左でもいい動きができれば、違った展開も生み出せたかもしれんが、それが・・・。
ツィーグラーが果敢にオーバーラップを仕掛けるも、単独でも突破が目立ち、そこまでテクニックが高い選手ではないし、どうもクロスにいくまでに止められてしまう。
こっちサイドも誰かとのコンビってことで、突破ができれば、チャンスも増えたはず。
ここの部分が今のスイスは弱かった。
ベーラミがサスペンションではなかったら、左にバルネッタを回せたし、これなら両サイドでいい攻撃ができたはず。
これを考えると、ベーラミのあの一発レッドっていうのは、前節でも響いたし、この最終戦でもチームに影響を与えることに。
2トップが単独で決めれる力を持ってないし、コンビとしても、あまり機能してるとは言いがたく、0-0の展開で推移、その感にもう一方の試合では、チリ、スペインにとって最高に展開になっていき、このまま終了。
スイスが早く点を取ってれば、もう一方の試合も動いただろうし、この試合も激しさを増したはず。
スイスは焦りばかりが募り、最後までホンジュラスから点を奪えなかった。
ただ、スイスは下の世代がどんどん来てるし、この強固な守備をベースに攻撃の形を見つけることができれば、今後おもしろいチームになる。
もっと上で、あの守備を見たかったが、今回は、ここで終わり。
ホンジュラスは、カウンター狙いに定め、なんとか守備で失点しないように手堅いサッカーを展開。
守備では、その期待通りのものを発揮できたが、こちらも攻撃で・・・。
何度も高いスイスのDFラインの裏を狙うことができてたんだが、これがまたオフサイドにかかりすぎた。
そう慌てることもないんだろうが、トップの動き出しが早いし、パスを出す側がちょっとタイミングが遅い。
それなら、オフサイドにひっかかってしまう。
D・スアソと世界でもやれる選手がいても、ここにパスを出せる選手がいないと、これは活かされない。
アルバレスの単独突破にも期待したんだが、バーリで見せるような躍動感はなかった。
もっとW・パラシオスが、攻撃的に出れれば、このふたりを活かすこともできたんだろうが、やっぱり守備に追われることが多し、そこまで全てを任せるわけにもいかない。
ここがうまく快勝できれてば、1勝してもおかしくない展開だったが・・・。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし     
~愛丸's MVP~
バルネッタ(本来ならもっとやれる気もするが、最後にようやくこの男の力を見ることができた。ベーラミがいてくれたら左サイドでもっと輝いたかも・・・)