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テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ギターのフレットを『均一』に使い切る!(゜-゜)

2013年08月13日 | 日記
フレットの減り(摩耗)はギター弾きの悩みのタネだといえるのだ




フレットが減らない為の究極の術は・・

”弾かない事・・”

なのだ


冗談のような話だが無理をして高価なギターを買ってしまった人に多いようだ

”眺めて楽しむ・・”

という楽しみ方があっても良いと思うのだ


ギターに対する接し方は千差万別なのだ

特に私が否定する理由もないと思う




個人的な意見だが・・

やはり、購入したギターは弾き倒すのが楽しいと思う

少なくとも私の場合には弾く為にギターを購入したのだ


自転車や車なども乗るほどにタイヤやブレーキゴム(シュー)が摩耗する

当然ながら乗らずに眺めていれば減らないのだ


ギターの場合にはタイヤにあたる部分がフレットだと思うのだ


車のタイヤを長持ちさせる為『ローテーション』という作業があるのだ

一定の走行距離で前後のタイヤを入れ替えることで偏摩耗を防ぐという目的があるのだ


ギター演奏の際にもこの辺りの事を頭に入れておくとかなり違うと思うのだ


フレット減りの主な症状をまとめてみた

①特定のフレットだけが極端に摩耗している

②フレットに縦スジが深く刻まれている




楽器店にフレット点検という名目で持ち込まれるギターに多い二大症状なのだ

フレットの減りは『演奏スタイル』によるところが多いのだ


ギターに詳しい楽器店の店員さんならば、
持ち込まれたギターを見ただけでどんな使い方をされていたか?が一目瞭然らしい


それなりに古いギターなのにフレットが減っていない・・

もちろん交換の跡は見られないのだ

つまりはほとんどチョーキングやビブラートが演奏に用いられていないという事の証なのだ


撫でるような感じで弾いているという事も分かってしまうのだ

概ね、読者の皆さんもどんな音が出るかが想像できると思う


一定のポジションだけが極端に摩耗している場合は少しはマシなのだ

良く用いられるポジションは5フレットから12フレット付近なのだ

曲のキーとも関係してくるが・・・

やはり万人が弾き易いポジションという事になる


標準的な弦高に調整してある場合にはある程度のフレット減りでも音にビビりは出ない場合が多い

しかしながら、標準よりも弦高を下げて使っている人は注意が必要なのだ


12フレットよりも高い音域をほとんど使うことなく弾き続けた場合・・

理論的に良く使うフレットの高さが低くなってしまうのだ

押弦した場合にほとんど使っていない手前のフレットが弦に触れてしまうのだ

それによってビリつきが発生してしまう事も多いのだ


酷い場合には音詰まりによって音が出ない場合も多々あるのだ


辛うじて押弦の状態で音が出るが少しでもチョーキングすると音が詰まる場合がある

この原因はサドル調整の不備の場合が多い


改めてフレットのカーブに合わせてサドルを調整し直すことで解決できる場合があるのだ



フレット減りの解決策をネットに質問する人も多いようだ

「それってネックを順反りにする事で逃がすことができるかも・・?」

まったくもってギターを知らない人のテキトーなアドバイスなのだ

ネックはどんな場合においても適正な状態をキープするのがお約束なのだ


ネックとの関係は弦の張力だけなのだ

それ以外の理由は存在しない


「俺は弦高を上げちゃうけど・・音詰まりは一発で解決できるよ」


確かに音詰まりは解消できるが・・・

そんな理由の為に弾き難いギターに我慢できるのだろうか?


よくよく考えてみれば、私が少々神経質過ぎるのだと悟ったのだ

多くの素人ギター弾きの場合、弦高の数ミリ程度などほとんど体感として感じていないのだ


弦高が低くても高くても特に演奏性に大きな影響を及ぼさないのだと思う

そもそも弦のテンションを指先で感じられるような演奏ができるまでには長い道のりなのだ


ギターが趣味とはいいながらもスマホの次にギターの存在があるような人とは意識が違うのだ



楽器店に行くと色々なギターに出会うのだ

私の場合には修理で持ち込まれたようなギターの状態が気になるのだ


どんな部分が壊れるのか?


どんな風にギターを使っているのか?


いつもの楽器店では接客以外の時間を修理に充てているのだ

「何を直しているの?」

「へ~そんな部分も壊れるんだ」


少しだけ話が脱線するが・・

エレキの場合には特に電機系の故障が多いように感じる

楽器店に持ち込まれる修理の半分以上は電機系だと言っても過言ではないのだ


ノイズが出る・・

ガリが出る・・・

断線している・・・

ハンダ付けで解決する場合も多いがパーツ交換も多いのだ

ポッドやコンデンサーなども経年劣化するので不具合が見つかった場合には『交換』がお薦めなのだ

経年劣化は仕方が無いとしても・・

”埃っぽい部屋”が理由という場合も多いと楽器店の兄さんが苦笑していた

埃がない清潔な部屋は人間にもギターにとっても良いという事らしい


ギターの管理が気になる人も多いと思う

結局は人間が過ごし易い環境がギターにも最適だという事なのだ



フレットに話を戻そう・・

使うほどにフレットが減るのは仕方が無いことなのだ

弦よりも硬度が高いステンレスという選択もあるがイマイチ不人気らしい


極端な話、

ギターの独特の音は

”フレットが擦り減る音・・”なのだ


色々な素材の金属が選択できる中で相変わらずニッケルが人気なのはそんな理由なのだ


フレットが減る事は避けられないとしても

”均一に使い切る・・”

という事は決して不可能ではないと思うのだ


自分が苦手とするポジションをいかに使い切るか?


そこまで考えながらギターを弾いている素人さんは少ないと思うが・・


同じフレーズをオクターブ違いで弾いてみるのも一つの方法なのだ

ソロを組み立てる際に意識的にハイポジを使ってみるのも良いと思う


私の場合には6弦の開放から1弦の24フレットまで使い切るのだ

特に猛勉強などした覚えはないがスケールが指先に沁み込んでいるのだ



『ギターの上達』と『フレット使い切り』は遠い存在ではないのだ

何も考えずとも動く指先・・

理論的に頭で考えて組み立てるフレーズ・・



どちらも外せない要素なのだ


本文とはあまり関係ないが・・

カッコいいカッティングのフレーズが出来たのでご紹介したいと思う

アリアとストラトを使っているのだ



多少は音色を変えているがあまり差はないように感じる

『ストラト信者』があまりにも多過ぎるように感じる

私にとっては選択肢の一つでしかない

「ストラトじゃなきゃダメ!」

というわがままな人も音楽的に伸びないのだ


さらにカッティングの後ろに非常に短いソロを付け加えておいたのだ

特に初心者の人にはチョーキングの大切さを知ってほしいと思うのだ

チョーキングで半音、一音、一音半・・・

さらにはその半分という具合に音程がコントロールできるようになっていただきたいと思う


まさにフレットが擦り減るような演奏だが・・・

この微妙なチョーキングやビブラートこそがギターらしさなのだ


フレットの減りを気にしていてはギターの楽しさが半減してしまうのだ

むしろ・・

「フレットが擦り減ったら次はどんなフレットに交換しようかな・・?」

というくらいの勢いで取り組んでいただきたい


カッティングが上手いギタリストは多いが・・

私の中の『カッティングの匠』は鈴木健治氏なのだ



メインギタリストというよりはサポートやスタジオワークが多いギタリストなのだ

とにかくカッティングの引き出しが多いのだ



未体験の人はyoutubeなどで確認してみていただきたい







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