goo blog サービス終了のお知らせ 

テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

楽器店での『恥ずかしい人々・・』って?(*^_^*)

2013年08月11日 | 日記
本日、二話目なのでお間違いなく・・・

夏休み前は仕事を含め多忙な日々を送っていたのだ


ギター三昧の日々・・&夫婦円満という事で肉体的なストレスは皆無なのだ


しかしながら、

ブログを書く時間が無い・・

作曲をする時間が無い・・・

という精神的ストレスを感じる日々だったのだ


書きたい(言いたい?)事は尽きないなのだ

楽器演奏家の多くは無口な場合が多い

言葉が足りない分を楽器で表現する・・という事だろうか?


皆さんもご存じのとおり、私はかなり異端なギター弾きなのだ

これだけ雄弁なギター弾きも少ないのではないだろうか?


仕事柄もあるとは思うがやはり性格だと感じているのだ


前置きはこのくらいにして・・

以前から気になっていたことがあるのだ


それは楽器店を訪れるお客さんのマナーの悪さなのだ

特に私が気になって仕方がないのは試奏の際のマナーの悪さと常識の無さなのだ


洋服な試着できるように楽器も購入前に試し弾きができるのだ

この際に『試奏』だという事を忘れてしまう人が多いのだ


ご存じのようにギターは意外に繊細な楽器なのだ

若者がメインの楽器だけにタフというイメージを抱いている人も少なくない

ギターが弾けない人、これからギターを始めたいと思っている人にその傾向が強くみられる


売りモノであるギターをピックでガンガンに弾いている人は見苦しい

実際に私のギターもカッティングやピッキングによって無数のキズがボディに刻まれているのだ


割にピッキングのコントロールができるのでボディのコーティングを剥がすレベルではない

それでも薄くキズが入ってしまうのだ


ある意味ではこれもギター弾きの勲章なのだ

キズの多さは演奏時間に比例すると考えても差し支えないと思う

年季が入ったギターにも関わらず無傷を自慢する人がいる


それは、自身のピッキングスキルの低さを露呈しているのと一緒なのだ

ボディに深くキズつけるのもまったく無傷というのもダメなのだ


上手く言葉では表現できないが・・

そういう事なのだ


ある日、楽器店で見かけたカップルなのだ

テイラーのアコギを試奏していたのだが・・・


何と店内の床にあぐらをかいて座っているのだ

今時の彼女はその傍らに膝を抱えて寄りそうように座って愛おしい眼差しで彼氏の演奏に聴き入っているのだ


挙句の果てには歌いながらの弾き語り大会になってしまったのだ

かなりの大声なのだ


まさにその空間は6畳一間の自室状態なのだ

「超上手いね~ カッコいいよ~」

などと彼女は絶賛していた


まさにラブラブ状態なのだ

他人の恋路に首を突っ込む気はないが・・・


おにぎり型のピックでハードにストロークしているのだ

しかもテイラーなのだ

『絶対に買わないだろうなぁ・・』

『いや・・買えないだろうなぁ・・』

『それにしてもいい根性をしているな』

などと心の中で呟いていたのだ


一曲を歌い終わると満足げに店員さんにギターを渡していた

『コンサートは終わりかな?』

などと思った矢先・・


さらに高額なテイラーを要求したのだ

中年のサラリーマンなら間違いなくローンで購入するクラスなのだ


ある意味では楽器店も災難だと思う

商売といえども、このようなお客を拒絶できない現実があるのだ


タクシーならば乗車拒否だろうか?



店員さんもベテランになると入店時に買うか?買わないか?が判断できるという

まぁ、その日に購入しなくても後日商談成立というパターンもあるが・・


いずれにしても『優良なお客さん』を見抜く目が養われるらしい

カーディーラーでも家電量販店でも接客業者に備わった特殊能力なのだ


カップルが帰った後でお兄さんはギターのキズをマジマジをチェックしていた

「いや~辛うじて無事でしたよ・・・」

見た目よりもストロークプレイが上手かったのだろうか?


現代は情報化社会だけにブランドネームだけが先行しているのだ

○○がテイラーを使っている・・・

まさにギブソンやフェンダーはその極みなのだ


同じブランドのギターに憧れ、そのギターを持てば同じ音が出ると錯覚してしまうのだ

まぁ、私にも似たような感情があることは否定しないが・・・


”業界全体でピック使用禁止!”

という流れを作るしか対策はないのだ


まぁ、非現実的な話だが・・・


さらにエレキ系ではフレットが擦り減るほどにグリグリとチョーキングするお客さんも少なくない

これはむしろ、中級以上に多く見られる傾向なのだ


初心者ではチョーキングすら困難な場合が多い

試奏の際には初心者は謙虚かつ可愛い存在なのだ


私の場合には軽くコードを押さえて音を出す程度に止めているのだ

フレットの音詰まりを確認する為に各弦で軽くチョーキングをするが
極力フレットに負担がかからないように配慮しているのだ


低価格帯のギターにはすでに新品にも関わらずフレットが擦り減っているものがある

工場出荷時における擦り合わせのし過ぎの場合もある

某国生産のギターでは工場によって擦り合わせを勘違いしていることがあるらしい

音が詰まるから削る・・
それでも詰まるからまた削る・・・

本当の話なのだ


ギター選びはかなり奥深いのだ

キラキラとしたボディの輝きに目を奪われてしまう事が多いが地味な部分のチェックが重要なのだ

私も過去に度重なる失敗を繰り返してきたのだ


最近購入したアイバニーズを選ぶ時には成長の跡が見られたのだ

未だに粗さがしするものの、まったく落ち度がないのだ



まぁ、ここまでは楽器店における『困った人』なのだ



ここからは『恥ずかしい人』なのだ

試奏にもお約束があるのだ


練習中の速弾きフレーズを中途半端に披露するのも恥ずかしい一例なのだ

イングヴェイ系のスイープを弾きたいのだと思うが・・・

何とも聴き苦しいフレーズを連発している人も痛い


誰が聴いても分かるような有名リフを延々と刻んでいる人も多い

さらには周囲が気になるのかチラチラ、キョロキョロと客が入店する度に目で追いかけている人も痛い


ある雑誌に書いてあった

「スモークオンザウォーターは弾かないように・・」

おそらく筆者は中年世代だと思う


むしろ、最近の若い世代には斬新なのではないだろうか?

私など冗談まじりにこの有名リフを16ビートのファンク系リフにアレンジして披露する事も多いのだ

楽器店のお兄さんなどは苦笑しながら私に視線を送っているのだ


私のように分かって弾いている場合はシャレで通るのだ



フライングVを股に挟んでギターを立てて弾いているオジサンを見かけたことがある

マイケルシェンカーになりきって『ロックボトム』のリフを刻んでいるのだ

「さっきからイントロだけだなぁ・・・」


まぁ、楽器店にはいろんなお客さんが来店するのだ

各々が楽しんでいるのは良いが・・・


やはり最低限のルールとマナーを守るのはお約束だと思う

さらには他のお客さんや店員さんから失笑されるような行為が避けたいところだと思う


読者の中にはこんな感想を抱く人もいると思う

「それじゃ・・どんな風に試奏したらいいの?」


試奏の際には守るべきことがあるのだ


目的はギターの弾き易さと音色の確認なのだ

その為には『同じフレーズ』で試すべきなのだ


ギターを持ち換えても決まったフレーズを弾いてみるのだ

同じフレーズを弾く事で個体の特徴を感じることができるのだ


フレーズはペンタトニックを基本としたシンプルなもので良いのだ

スイープ奏法も超絶オルタネイトも結局は演奏においては1割もないのだ


使用頻度が高い演奏においての弾き易さが重要なのだ


単音演奏においてはブルース的なリックも有効だと思う


さらに重要なのが『和音の鳴り』なのだ

ハイポジションでコード作ってみることも重要なのだ


極端な話、12フレット未満のローポジでは格安ギターでもそれなりに演奏できるのだ

上手な人が弾けば2グレードくらい上のギターに聴こえるのだ


しかしながら、ハイポジのバランスはテクではカバーしきれない

ピッチ感や各ポジションでの鳴りなど・・・


フレット全体を使いたいと思っている人はハイポジチェックは必須なのだ



本来は音の確認がメインだが・・・

人前で演奏する機会が少ない人はちょっとだけ自慢したいと思う


背中を丸めてイングヴェイになりきっている人も同様の感情があるのだと思う


基本的にエレキはそれだけでは音楽にならない

リフを刻んでもソロを弾いても音楽にはならないのだ


不思議なものでギターを弾ける人が聴いた場合、
単体のソロを聴いただけで頭の中にそれに似あう伴奏をイメージできるのだ

リフを聴いてもドラムやベースが鳴っているように錯覚してしまうのだ


これは自身がギターを弾けるからなのだ


まったくギターが弾けない人にもそれなりに伝える方法はないものか?


その答えがブルース的リックなのだ

ブルースハープでもエレキでもブルースは万人が理解できるのだ


その演奏が上手いか?否か?は判断できないと思うが・・・

”何を弾いているのか?”

というのは初心者にも楽器を弾けない人にも理解できるのだ


ブルースの3コードを思い浮かべていただきたい

普通に音楽教育を受けてきた人、ある程度音楽(ポップスでも良し)を聴いてきた人の場合、


無意識に次にくるコードをイメージしてしまうのだ

これがブルースコードの魔法なのだ


”コール&レスポンス・・”

という言葉をご存じだろうか?


ソロの場合ハイポジとローポジを交互に弾くことで『一人かけあい』を作ることなのだ

スティーブヴァイなどが得意とする解釈なのだ


ルックス的にもカッコいいし聴いている者を飽きさせないのだ


ブルースの場合、ギタリストが二人いればベストだが・・

楽器店の試演奏などでは基本的に一人なのだ


3コードを刻むだけでもそれっぽく聴こえるが・・

リフとソロ(オブリガード的なメロ)を交互に弾くことでより実践的な演奏に聴こえるのだ


これはレイヴォーンが得意とする技なのだ

歌いながらリフを刻み、その合間に呼応するオブリを混ぜるのだ


まさに匠の業なのだ


今一歩、伸び悩んでいる人はブルースに触れてみては如何だろうか?

確実にテクの向上と音楽的解釈の向上に繋がると思うのだ


今回は音源はないが・・

機会をみつけてブルースの基本的リックなどを紹介したいと考えているのだ



話は変わるが・・

愛読書であるサウンドデザイナーの9月号が発売になったのだ

またまた、新規の素人さんの投稿が目白押しなのだ


私が目指す音楽とは対極にあるような感じだがとても参考になるのだ

現代は6畳一間でもこんな品質の音楽が制作できる時代になったのだ


録音を始めてみたいと思っている人も多いと思う

実は今が最高にお買い得な時期なのだ


値段が据え置きで機能が大幅にアップしているのだ

興味ある人は一度楽器店などで尋ねていただきたい


ギターを録音する事は単純に演奏する100倍は楽しいのだ

手持ちのギターが意味のあるものに感じられるようになるのだ





サウンドデザイナー9月号素人投稿


最新の画像もっと見る