テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

中古楽器はお得なのか?

2018年11月13日 | 日記

最近は楽器購入の選択肢が増えた

『中古楽器』を視野に入れて購入を検討する人も多いという

私は過去に実験として中古のエピフォンレスポールを購入したことがある

最終的には工作ベースとしてお亡くなりになった思い出深いギターなのだ

オマケ?としてギブソン純正のボブレンケースが付属していた

かなり状態が良い美品だった

中身のギターも状態は良かったと記憶している

まぁ、音や傷が云々というギターではない

以前の所有者がギターを弾かない(弾けない?)人だったようだ

フレットなどはかなり残っている

しかしながら、頻繁に使うローポジのフレットには弦の下側にくっきりと『縦筋』が残っている

ここから何が読み取れるか?

ほとんどリードプレイをしないコードプレイ主体の初心者・・

加えて、かなり握力が強いタイプの人・・

弦高やピックアップなどは買い取った楽器店が調整しているのだ

前のオーナーの悪い癖などは隠れている

余談だが・・

私の友達である『スケールおじさん』のレスポールは12フレットで弦高3㎜のセッティングなのだ

アコギ並の高さなのだ

最近はアコギでも低めを好む人が増えている

デフォルトでも2.5㎜辺りに調整されている

「いいの~ 俺はこれが弾き易いのよ」

さらに使わないフロントピックアップはエスカッション(ピックアップの枠)に潜っている

出荷時とはほど遠いギターに仕上がっているのだ

長年、このような悪い状態で保管されたギターは付け焼き刃で調整しても直らない

妙な癖が残ってしまう

 

私が購入したエピはヘッドの裏に彫刻刀で刻んだ文字が入っていた

これが激安の理由だった

自分の名前を彫ってしまったようだ

小学生の上履き状態なのだ

幸いケースは無傷だった

トータルで1万円はお買い得だったように思う

購入後に数週間にわたり悩まされた『酸っぱい臭い』・・

カビだろうか?

数日間も天日干しを繰り返した

う~む。。。

という部分も多いのが中古なのだ

これは楽器に限らないと思う

 

楽器の場合、大別できる

生楽器とデジタルギアだ

先に述べたように生楽器の相場は曖昧なのだ

もちろん当時の新品価格は分かるが・・

参考程度なのだ

そもそも、発売の年代が不明な事も少なくない

楽器店も推測で買い取っている事も多い

我々とは無縁のヴィンテージなどは改造で価格に大きな差が出るという

つまりは無改造がベストなのだ

”無改造が音が出る・・”

状態がベストなのだ

半田が劣化していないことが奇跡なのだ

『ハンダバージン』という言葉があるほどなのだ

 

脱線したが・・
先日、出先で某大手の楽器店に立ち寄った
若者の街で人気のショップ

中古のコーナーでZOOMR-8を見かけた
3台ほどケースの中に展示されていた
 

驚いた事にすべて同じ値段なのだ
税抜き17,800円だった
美品、点検済み、取説付き・・
当たり前のポイントをアピールしていた
 

個人的にはかなり強気の価格設定だと感じた
新品の販売価格と差が無い
そもそも、このマシンの発売時期を考えればすでに古参マシンなのだ

横並びに価格を揃える手法は少なくない
ギターなどでも廉価版をこのような展示方法で販売することがある
人間は安い商品に飛びつく傾向がある
先に述べたように安い理由があるのだ
それが納得できるならば、安いかもしれないが・・・

本機の新品価格は20,000円を下回っている
上記の中古価格は安いのだろうか?

私のマシンも数回ほどフリーズしている
まったくボタン操作を受け付けない状態なのだ
電源スイッチにも反応しない
強制的に電池を取り外す事でOffにした

5回くらい経験しているのだ
頻繁という印象はない
その他は良い状態なのだ

私がこのマシンを販売するならば、フリーズに関しては自己申告しない
当たり前なのだ
それは買い取る側の楽器店が判断すべき部分・・

冷えている状態は問題がないが・・
暖まってくると悪さをするという事もある
やはりデジモノは繊細なのだ
ましてや個人売買で『現状渡し』はどうだろ?
「返品は受付ません!」
という部分を妙にアピールする商品も微妙なのだ

楽器店でも必ず保証を付けてくれるが・・
新品とは違う
新品は1年、中古は3ヶ月が常識になりつつある
ギターとデジモノで差をつけるショップもあるようだが・・
新品と同じ保証をつけるショップは皆無
デジモノは壊れた場合には修理は損

以前にBR-80を2台買い換えた理由もそんな感じ
新品価格と変わらない修理代を請求される
それならば買ってしまった方が良いという事になる

私はZO-3ギターも中古で購入している
 
行きつけの楽器店で美品を見つけたのだ
「最初期のモデルなんですよ」
おそらく20年は軽く経過している
初期モデルと後期モデルの違いはバッグの形
これは初心者にも分かり易い
流石にバッグには年季が入っていた
使い込まれたというよりは経年劣化の雰囲気
自分で補修して使っているのだ
本体に関しては『当たり』なのだ

当ブログでも過去に音源を多数紹介したことがある
BR-80とセットのギターなのだ
 
まぁ機会があればサンプル音源で使ってみたい
最初期の僅かな期間は良い材料で作られていたそうだ
ピックアップもダンカンが監修していたそうだ
このギターはフレットが減っていなかった
弾いていないだけに『妙な癖』も『変な臭い』も無かった
このギターも1万円で買ったような気がする

ということで中古楽器は難しいのだ
新品との兼ね合いも分かり難い
お得か?否か?も判断基準が曖昧なのだ

デジモノだけは新品をお勧めしたい
そもそも、この程度のお金が出せない人にギターを続ける価値はない
厳しい言い方だが・・
私の本音なのだ
 
 

 

 

 


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