テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

アメデラストラトの『S-1スイッチ』は意外に使えるよ・・

2014年02月11日 | 日記
本日、二話目なのでお間違いなく・・


私のストラトは『アメリカンデラックス』というモデルなのだ



購入当時、あるギター雑誌で紹介されているのを見かけて存在を知ったのだ

かなり現代的に進化しているストラトなのだ

レスポール弾きの人に拘りがあるようにストラトマニアの人々にも拘りがあるようだ


”ノイズ成分を多く含んだ独特のシングルノート・・”

は必須なのだ


ストラト弾きの常識はノイズなのだ

ノイズ対策を施すことによって軽減されるがマニアはあまり好まないのだ

ノイズも減少するが美味しい高音域も同時にスポイルされてしまうのだ


素人が遊びで弾いているにはノイズなど構わないと思う


音楽でお金を稼いでいるプロの場合には話は別なのだ


ノイズとどのように向き合うか?が課題になっているのだ


あくまでもヴィンテージ系のストラトに拘る場合には録音後に無音部分をカットする処理が必須なのだ

さらにギタリスト側もボリュームを積極的にコントロールする場合が多いのだ


繊細なシングルコイルは蛍光灯やその他の電気機器にも影響され易いのだ

レコーディングなどではもっともノイズが出ない環境(立ち位置など)を模索するところから始まるようだ


ノイズ対策としてリリースされたのが『ノイズレスピックアップ』なのだ

一昔前には『レースセンサー』という愛称で呼ばれていたのだ


当然ながら多くのストラトマニアが否定したのだ


理由は先に述べたとおりなのだ

「こんなのはストラトの音じゃないぜ」

「俺は嫌いだね 純粋なシングルがいい」


そんな流れの中で自分のギターに積極的に取り入れたのが天才クラプトンなのだ



一号機の音が気に入ったのか・・それ以降のギターはすべてノイズレス仕様になったのだ


天才故にどんなギターで弾いてもカッコいいのだ

いまだ一部の頭が固いマニアには受け入れられていないが・・

ノイズレスピックアップが市民権を得たのだ


クラプトンの名演による功績は大きいと思う

さらにもう一人の天才ギタリストであるジェフベックも全面的にノイズレスを取り入れているのだ


同じストラト弾きだがコンセプトや考え方が異なるように思える

ジェフベックがストラトに求めているのは優れた演奏性と何よりアーム付きであるという点なのだ

ギブソンにもビグスビーという仰々しいアームキットがあるがストラトのトレモロとはコンセプトが異なるのだ

ちょっとしたビブラートに用いるアームキットなのだ


シングル特有の繊細な音色も指弾きを主体とするジェフには欠かせない要素だと思う

しかしながら、多くのリスナーがイメージする『枯れたストラトの音』である必要はないのだ

「何のギターで弾いてるの?」

「これって鍵盤の音かな・・?」

という幽玄で唯一無二の音がジェフベックの求める音なのだ


そのツボにノイズレスの音がハマったのだと思う


三大ギタリストの二人が認めたことで素人達も納得するようになったのだ

先日もお話したがクラプトンの場合にはさらに乾電池で音をブーストさせているのだ


まったくもってストラトの基本的な音色からかけ離れているのだ

クラプトンがあるインタビューに応えているのだ

「ストラトは好きだけどちょっと音が細いね」

「ストラトのルックスでレスポールの音が理想だね」

こんな矛盾するコンセプトを満たしたのが乾電池で駆動するブースターなのだ


つまりは現代においてノイズレスシングルというのも
『ストラトの音』として定着しているという事なのだ


私の愛器についてご説明したい

ピックアップは専用設計のノイズレスピックアップなのだ

暴れる音という印象はなく全域において非常にスムーズな音が特徴なのだ



個性がない音という人もいるが・・・

言い方を変えればジャンルを選ばないオールマイティな音ともいえるのだ


ストラト購入の際に下位モデルであるアメリカンスタンダードと比較検討する人がいる

「アメデラってS-1スイッチが付いているだけだよね?」

間違ってはいないが・・

先にもご説明したようにピックアップのクオリティが格段に異なるのだ

興味ある方は楽器店で試奏してみていただきたい


フェンダーの場合にはボディに塗装のベタ塗りなのだ

それ故にボディ材の違いに着目する人が少ないがスタンダードとデラックスでは大きく異なるのだ

当然ながらデラックスの方が厳選された木材を使用しているのだ


購入当初も良い音に感じていたが最近は別物になったような鳴りの良さを感じているのだ

シーズニングとエージングが良い具合に進行しえいるのを実感しているのだ


巷ではとにかく古ければ良い音になると勘違いしている人が多いような気がする

安ギターを何十年寝かせても決して良い音にはならない

ボディ材の水分蒸発による音色の変化は期待できると思う


それが良い音か?否かは?微妙なところなのだ

ある有名なギタリストが言っていた

「ヴィンテージだから良い音がするんじゃないと思うなぁ・・」

「良いギターは新品でも良い音がするものだと思うよ・・・」

つまりは経年変化で良い音にさらに深みが加わったという表現が正しいのだ


少々脱線してしまったが・・


私のストラトはストラトとしてもかなり完成しているギターなのだ

さらに多彩な音作りが可能な『S-1スイッチ』が付加された万能なギターなのだ



ネットでも興味ある人が多いように感じられるのだ

「アメスタとアメデラで悩んでいるんですけど・・・」

予算が許すながらアメデラを購入した方が後悔が少ない気がするのだ


実際のピックアップの組み合わせはこんな感じなのだ



ボタンをアップした状態では通常のストラトと同様なのだ

違いはリアにもトーンが効くことなのだ


一部のヴィンテージを強く意識したモデルを除きカスタムショップ製も一律にリアトーンを採用する流れがあるのだ

これによってリアも積極的に使えるようになったのだ


ボリュームボタンを押しこむ事で特殊な回路に変化するのだ

すべてのピックアップをシリーズ接続することができるのだ

「シーリーズ接続って何?」

という方も多いと思う


パラレル接続と比較することが多いのでまとめてご説明したい

シングル二基を並列に接続した状態がパラレルなのだ

通常のストラトのハーフトーンの状態を指す


一方のシリーズはシングルを+と-極で直列に接続した状態なのだ

ハムバッカーをイメージしていただきたい

もともとはシングルを二つ並べた状態なのだ


同じ二基のシングルを並べた状態でもシリーズの方がノイズが少なくパワーがアップする傾向がみられる




その他にもリア+センターのシリーズ、センター+フロントのシリーズ

これによってレスポールのフロントとリアのような音色を作り出すことができるのだ


その他にはフロントとリアをシリーズ接続してフェイズアウトさせた特殊な音色も用意されていうのだ

さらにはフロントとセンターをフェイズアウトさせた音色も出力可能なのだ

イコライザーでローカットしたようなシャリシャリした音が出せるのだ


「使いどころが分からないなぁ・・」

という声を耳にしたことがある


申し訳ないが・・・

そんな人はギター弾きとしての引き出しが少ないという事なのだ


優れたギター弾きはギターの音色からそれに似合ったフレーズやリフをイメージできるのだ

「レスポールの音なんかしないじゃん~」

世の中はそんに都合良くはないのだ


ストラトとレスポールの音を合わせ持ったギターなど存在しないのだ

そもそも両者ともボディ材やパーツの構成、形状などが異なるのだ


レスポールにもタップ機能を持たせたモデルがあるが決してストラトの音は出ないのだ

ある一流のプロがタップ機能付きのハムタイプのギターを試奏した際に雑誌の誌面で言っていた

「レスポールでも場面ではもう一音欲しい時があるんだよね」

「そんな場面で重宝しそうな万能なギターだと思うね・・」

バンドなどでボーカルなどの後ろに回るような演奏では音を引っ込めたい事が多々あるのだ

タップ機能がない場合には苦肉の策としてボリュームでその場を凌ぐ事が多いのだ




パンチに欠ける音色のストラトではリードの際に一手間(一音)加える必要があるのだ

通常のストラトの場合にはエフェクトで音をブーストアップする事も多い

Char氏などは手元のボリュームでバッキングとソロの音色をコントロールしているようだ

まさに匠の技だと思う


そんな場面においても私のストラトは便利なのだ

シングルの音からハムに切り替えるだけでもかなり迫力が増すのだ


難点はボタンが押し難い点だけなのだ

ルックスを意識した結果として他の部分に切り替えのスイッチを取り付けたくなかったのだと推測できる


それはそれで正解だと思うのだ

少し離れた位置からみれば通常のストラトと区別できないと思うのだ


ボディ材の特性上レスポールよりも抜けた音色になる傾向が見られるのだ

これはこれで差別化として『使える音』だと思う



”ジミーペイジ≒レスポール・・”

と思っている人が多いようだが・・



初期のアルバム数作品ではテレキャスを使用していたのだ

かなり特殊なテレキャスで野太い音がする個体だと聞いている



つまりレスポールでもストラトでも再現できない音色なのだ

そんな音をイメージした時に私はこのストラトやアリアのタップ機能を使うのだ




今回はストラトの擬似ハムの音色をご紹介する為にサンプル音源を録音してみたのだ

既出の曲を改めて弾き直してみたのだ


常連読者の皆さんは過去に聴いた記憶があると思うが・・

最近、新規にご訪問くださっている方々は初めてだと思うのだ

レスポールの野太いサウンドとの違いをお楽しみいただきたい

通常のストラトに歪み系を接続してもこんな音は出ないのだ




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