先日、行きつけの楽器店で『ムダおじさん』に遭遇したのだ
ここ最近は良くムダおじさんに遭うのだ
「バイトを一個、クビになっちゃったんだわ」
「時給安いわりに厳しいんだわ・・いいんじゃね?」
意外に優雅なムダおじさんなのだ
「親方が昇格したのよ 凄くね?」
「俺の面倒見ながら頑張ってるの」
「俺なんかムダ飯食ってるだけよ」
「一日中ギター弾いてテレビ観てさ」
親方とはムダおじさんの同居人であり後見人的な立ち位置なのだ
回りくどい表現だが・・
まぁ、そういう感じなのだ
ムダおじさんが語り出した
「あのよ・・ 最近、終活始めてるのよ」
「とりあえず、断捨離から取りかかってるの」
「ムダな物って意外に多いのよ じゃね?」
確かに使っていない物は意外に多いものなのだ
私はかなり前から前向きな意味合いで身辺を整理しているのだ
ムダおじさんは続ける・・
「俺って貧乏性で物が捨てられね~性格なのよ」
「特に音楽関係の物が溢れてるのよ 使ってね~の」
「30年前のラック式のディレイとかも置いてあるの」
「『使わね~だろ?』って思っても捨てられね~の」
「気づいたらゴミ溜めになってたのよ マジでよ」
私は音楽環境を整えた事で良い結果を生んでいるのだ
特にギターは使う物だけを厳選した方が良い
「いつかは使うかも?」
はありえないと考えた方が良い(*^_^*)
そのギターを必要としている人に弾いてもらう事でギターも幸せになれる
プロもムダな買い物(衝動買い)と売却を繰り返しているようだ
ギター弾きの習性なのだ
この行動自体をムダだとは思わない
私はあらゆるタイプのギターに触れた事が経験になっているのだ
ダメな楽器を知る事で良い楽器が理解できるようになったのだ
ギター選びで大事な事は『比較』なのだ
本家とコピーギターの差を体全体で感じるべきなのだ
2年弾いて気に入らないギターはその後も変わらない
気に入らない理由には様々あると思うが・・
気に入らない気持ちに変化は訪れない
手持ちの楽器を絞る事で愛着が増すのだ
これは意外に大事な事なのだ
私はアコギ一本、ベース一本、ウクレレ一本なのだ
使用頻度もアップする
とにかく弾き込むようになったのだ
弾き込む結果、音が育つ
音が良くなった楽器はさらに手に取るようになる
頻繁に弾くようになれば、上手くなる
好循環なのだ(*^_^*)