たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

無常の風

2012年07月31日 | 日記

昨日の朝、喫茶店の隣のゲートボール帰りか、老人グループの会話を盗み聞きした。
いや盗まんでも聞こえてくる。「うちの爺さんは、この暑いのに畑へ出とらっせるがね。外の方が風があるって・・」、「しんぺいして11頃見に行くがね、倒れておらっせると厄介だで・・」。

元気のいいお爺ちゃん、いやご主人熱中症に気をつけてください。あなたの奥さんはあなたが倒れても厄介者扱いなので・・。

・店で見ていた新聞には桑名市で花火見物に横断歩道のない堤防道路を、夜間渡っていた老人夫妻二人が車にはねられ死亡。
・大垣市では片側1車線の横断歩道のない道路を、夜間老婦人が渡っていてはねられ死亡。片側1車線という記事は2車線道路ってこと。新聞も暑さボケしている。
・今朝の新聞では、三重県鈴鹿市の国一(国道1号線)で、右折のため止っていた主婦の軽自動車にトラックが衝突、飛ばされた軽自動車は反対車線へ飛び出しトラックと衝突、小学2年の女児が死亡。

教訓:夜の道路は横断であれ、歩きであれ、跳ね飛ばされる危険が大きい。運転手は前をしっかり見て安全速度でなんか、決して走ってはいないのだ。
教訓:右折はなるべく信号交差点で右折する癖にしよう。交通量の多い2車線道路の右折も、後ろの車は前なんか見て、決して走ってはいないのだから。

 私の家から30分圏内で昨日は大きな事故と事件が二つあった。

・一つはよく通る岐阜県羽島郡笠松町、木曽川橋の愛知県側の木曽川で、仲のいい7人の中学生が川遊び中、3人が深みにはまり死亡した。沈んでいた1人は助かった。
1人が流され助けようとつぎつぎ溺れたらしい。仲間を助けようとした義侠心は大いに結構。でも自分も死んでしまっては可哀想でならぬ。

・ひとつは事件で愛知県小牧市のアパートで母娘が刺されて死亡。
母は43歳、娘は19歳、さらにこの娘に2歳の幼児がいた。幼児は軽い怪我で助かった。
犯人は自分も刺し意識不明。この男は25歳で娘と同じ職場のパチンコ店の店員と見られる。同店の同僚は男性と別れ話が出てトラブルになり、店長が仲介していたという。
この大馬鹿者め。自分の思い通りにならぬとすぐ刃物を持ち出す。
この幼児は無くなった娘の17歳の時の子になる。幼児の哀れさは限りない。この子の父親は誰なのか。母は飲食店務めだったとか。この母のこし方の人生の哀れさも想像できる。合掌

・ 呆れた話は名古屋の市議が昨年12月、東京の劇場施設を公費で視察した際、議会に事前申告せず知人女性を同行させていた。この女性の身分を公表しないので河村市長が怒っていた。
そこへ今朝の新聞、当の市議の車、黒のスポーツカー・ポルシェが女性の運転する車と接触し「当っていないだろう」と、言い残して走り去ったとある。ああ、この馬鹿者奴が。それにしてもこの市議は何者?

・木曽川で亡くなった中学生が所属する学校の教頭は、夏休み前に、これこれ注意していたと紙までみせて説明していた。
何かあると学校や教員はいつも叩かれるのは困ったものだが、大津のいじめ自殺の教育長は事件直後、公費の海外旅行をしたと問題になっている。この教育長は事件があった皇子山中学の校長をやり、その後教育長になっている。年俸がなんと1260万円とある。
若い女性市長は「市長の人事権も及ばない教育委員会の過度の独立性に法的問題」を提起されている。
ウン、そのとおり。隣の犬山市は数年前、元大学教員の教育長が文科省の統一全国学力テストは「百害あって一利なし」と、頑として受けさせなかった。日教組の親分が教育長になったような按配だった。

蓮如上人の白骨の御文 49日忌法要で田舎では皆で唱和する。
・・朝(あした)には紅顔(こうがん)あって、夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり、すでに無常の風きたりぬれば、すなわちふたつのまなこたちまちにとじ・・
轟々と私の心に無常の念がわき上がったお盆前なのでございます。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hygoodday1203)
2012-07-31 09:07:58
白骨の御文、2年前に亡くなった母を想います。
「病院でもうすぐ退院できるね。」と別れて一時間もしないで心臓の血管破裂で亡くなりました。

自分が元気でなく不安な気分の時は、「こんな時母さんはどうしてたのかしら・・・?」
なんて思い起こす事があります。
「母さんなりにやってきたんだ。、わたしもやるしかないな・・・。」と力ずけらます。
返信する

コメントを投稿