たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

今年の総括・アデクション

2012年12月31日 | 日記

さて、今年も今日一日となりました。いちおう1年を総括しておこう。
甲状腺腫瘍で入院手術したが、良性で後遺症もなく良好、他の癌再発や転移もなく良としましょう。

恥ずかしい告白になりますが、過日の医者治めで、二人のDrが示し合わせたように、「タバコはどれくらい吸いますか?」、吸っていますか?とか、吸いますか?とは聞かれないで、何本と聞かれてしまう。
内診書には禁煙と書いて出しても信用されていない。もう分っているんだね。歯医者は誤魔化しようがありません。臭いとヤニ、虫歯頻発で分ってしまう。
一日10本か15本くらいです。嘘ですね。ブログをやるようになって特に増えたし、余計禁煙できなくなった。無い頭を使うから。今まで何回禁煙したか。半年も1年も止めて、太ってしまったこともある。

でもいつのまにか、また手が出てしまう。気分が荒れたとき、直腸切除の後遺症などがあったりして、少しQOLが悪い、いろいろ理由づけできる。ほらほらそれが、アデクションなのよ。

“(addiction 嗜癖 しへき)、わかちゃいるけどやめられない、はまってしまうこと、行動の悪習慣、繰り返す悪い癖、嗜癖とは行動面に重点を置いた表現。
(依存症)、どちらかといえば状態を指し、病気という意味合いが強い。嗜癖も依存症も同じように扱っている。医学的には異論もある。”(文春新書 「依存症」 信田さよ子)

この著者の講演も聞いたし本も2冊ある。1冊にはサインもある。当県ご出身で生家はある町の本屋さん。お茶大哲学出の臨床心理士、ソーシャルワーカー、原宿カウンセリングセンター所長。中学の級友が当時長期社会的入院していて彼から聞いた、彼女は秀才だったと、彼は今どうしているか。この落差!

過日の診察では一人の先生には、近くの精神病院でアル症治療に半年通院、アデクションが強い、と正直に言った。
Drは「そうですか、意志薄弱とか性格とは別物で、これも病気なのです」と、この若い医学博士はよく知っていた。もう一人のDrには病歴でご存知だ。

2年間、自助グループ「断酒会に所属」し、例会にも毎週、各地の記念集会にも、四国、京都、山梨など遠くまで連れて行ってもらった。お陰で完全断酒とまでは言わないが、飲みたいとは思わなくなった。根強いアデクションがタバコなのだ。理屈も病気との認識も普通人以上なので、あ~も、す~も無いのである。

癌の原因はたばこが全てではない。何時死んでもいい。ただ苦しむのは嫌だ。ストンと死ねるなら今でも良い。身勝手をいう。真面目で人付き合いが下手、義理堅いなどの人が多い。会員には医師も裁判官も警官もいる。

兄貴は昨年80歳に近づき、突然、突発性難聴になり片方が聞こえなくなった、それを契機に禁煙した。昨年の亡母49日忌で、在所の若嫁の母、元病院総看護士長だった親戚にやはり意見された。
「・・・分るけど、血管が縮むのが良くないのよ」。

ときどき電話をくれる級友、胃がんの後遺症で1年前から抗がん剤だという。今更止めないよ。お前はどうだ、健康もだがタバコ代が馬鹿にならんのが・・!

お幸せで品行方正、優等生のみなさんは、よき新年を!


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