たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

暗闇のプレーオフ

2012年09月17日 | ゴルフ

先週のプロゴルフ・トーシン・トーナメントin涼仙」の暗闇のプレーオフが話題になっています。
池田勇太と呉阿順が通算18アンダーで並び、涼仙GC18番パー5(574ヤード)でプレーオフへ。
1ホール目で決着がつかず、日没。投光器など使っても十分な明るさが確保できないため、2ホール目は145ヤード地点から、さらに100ヤード地点から、それでも決着がつかず、グリーンサイドの45ヤードと距離を短縮し、4ホール目で呉が勝利しました。
現場で見ていたギャラリーの一人として、大変エキサイティングで見応えがありました。

プレーオフになりそうな雰囲気になってきて、まだ最終組の呉選手が18番ホールに来ない時点で、車つきの投光器を4人がかりで押してきました。電源はどうするのか聞くと「エンジンつきで、自家発電です」と言いました。ツアーの設営はこんな機械まで準備するのかと、驚きでした。
雨で中断中はギャラリーにもクラブハウスを避難所に開放し、中ではクロネコ大和の臨時の出店が開いていて受付係が5人もいます。次の会場は北海道なので選手の用具や衣類の宅配受付に5人が必要と答えました。
この試合の競技規則も貼り出してあって、ハウスキャディのキャディフィーは1日15,700円と高額なのでビックリしました。指定練習日やプロアマ競技などを含め10万円近くが選手負担です。これで予選落ちしようものなら、1円の賞金もなく大幅赤字です。
プロゴルファーは割に合わない職業だと言われるゆえんです。

朝日新聞に石川遼が自らのコラムにこの暗闇プレーオフに意見を述べていました。
  ・本来、ゴルフは暗闇の中でやるスポーツではない。 ・翌日月曜日の朝、選手2人と競技委員だけで、18番ホールをお借りして、プレーすることもできたのではないか、との主旨です。
プロスポーツは所詮興行です。翌日ではギャラリーもいないし、スポンサーもいない、そんなところで決着をつけてもただ記録だけが残ります。
今回は優勝と2位では1打が賞金差額600万円で、選手側の思いも分りますがスポンサーやファンあってのプロ競技なので、雨で3時間近く中断というアクシデントだったので、今回はこれはこれでよかったと自分は思いました。それより二人の健闘を讃えたい。
薄暗闇のプレーでも場面ごとに、よくぞという好プレーを二人は連発しました。

写真は100ヤード地点に設定した臨時ティインググラウンドのところに、競技委員が写っています。カメラで撮ると人間の目よりうんと明るく写るのに驚きました。
マイカメラの画像を見せながら、隣にいたpressの腕章を着用の、記者に話すと彼もうなずいて見てくれました。プレーや選手にカメラを向けるのはご法度です。

それにしても遼君は勝てませんね。2年も優勝がなく、評判の悪いステージパパ勝美氏が、帯同キャディやマネージャーに八つ当たりと雑誌で見ました。
私には少し振り過ぎのように思えます。8分のスイングだと、どの名手もいうところです。
彼はマスコミが作り上げた虚像で、大成しなく中堅選手で終わる選手かもしれません。


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