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火の次は水

2008年11月21日 | 生活

山火事も鎮火して、お客様のお宅も無事だった事を確認してほっと一息のはずが
今度は我家が大変な事に!

妻からの連絡で、1階のトイレの床が濡れているとの事。
現場を見ずに想像できるのは2つの原因。

最も良く起るのが、壁からトイレのタンクへ繋がる配管や接続部分の問題。
これならばパーツ代も10ドル程度で、10分もあれば直せるので、難易度「1」

もしもトイレの下から水が出ていれば、便器と床の配管を繋ぐWAXを取り替えればOK
パーツ代は10ドル以下だが、便器を一旦取り外す必要があるので、これは難易度「2」

ただし、稀に便器自体が割れて起きる事もあるので、この場合はパーツ代が高くなってしまい
重い便器を買いに行く必要もあり、バルブ等も交換するので
総合的な難易度、と言うか面倒臭さ「3」

ところが状況を良く聞いてみると、上のような問題ではなさそうで嫌な予感が脳裏をよぎる。

実は数ヶ月前、同じような事が管理を任されている家で起り、
その際は賢明なオーナー様がホーム・ワランティーを継続して購入していたため
修理代は保険で降りたが、完全に元に戻るまでは1週間も必要で
保険で支払われた修理代は$3,000を超えていたはず。

その問題とは、壁の裏側にある水道管からの水漏れ!

一般の住宅は、
2X4の角材を組んで骨組みを作り
そこにDry Wallと呼ばれる石膏ボードを貼り付けて壁にする簡単な構造。
その内側に水が漏れると、木は腐りDry Wallはボソボソ、更には湿気でカビが生える可能性があり
出来るだけ早く対処する必要がとなりますが、壁の裏では問題の場所を特定するのも
直すのも大変。 難易度もぐ~んと上がって5から7程度。

案の定、急いで戻って状況を見ると最悪のケース。

なんと、壁の下から水が染み出しているような感じ。
それも、水道や下水の配管が通っていない壁。
妻がポタポタと音がすると言うので壁に耳を当てて聞いてみると
本当に水の滴り落ちる音が聞こえる。

ともかくこのまま放っておけないので、水道の元栓を閉めて対応策を考える。

このような場合は水道屋さんへ連絡を取り、修理を依頼するのでしょうが
彼らが何をして幾ら請求するかを知っているので、今回も自分で直す事を決め
怪しそうな箇所から壁をぶち抜く事に。

それにしても、躊躇無く壁を壊すなんて、いくら自分の家とは言え普通の人はしませんよね。
まあ、これも日頃見ている大好きなTV番組、Home TimeやAsk This Old House
そして大改造ビフォーアンドアフターのお陰かもしれません。

濡れたDry Wallは手でも割れるような柔らかさで派手に取り壊すような事にはならなかったものの
2つの壁がキレイに骨だけになりました。

それにしても、
Murphy's Lawの通りと言うか、問題は最も直し難い所で起きていて
何と1階と2階の間で、パイプが入り組んだ狭い所!

この為、問題の水道管を直すためには周りの下水管を切断する必要があり
上の写真は、黒いABS樹脂製の下水菅を切り取った後の状態です。

穴の開いた水道管は15センチほど切断し、新品を継ぎ足してハンダで接続。
下の写真は、その切り取った水道管。
問題は針の先程度のとても小さな穴ですが、これでもかなりの量の水が出てました。


繋ぎ合わせた水道管から漏れが無いかの確認と、
湿ったフレームが完全に乾くまで、数日間はこのままの状態で様子を見た後で
Dry Wallを貼って、ペンキを塗る予定です。

今年は”水難の気”があるのでしょうか、こんな事をしていたらお客様からメールが来て
トイレで水漏れとの事。
電話での説明では、単にタンクの接続部辺りからの漏れとのことで
これから工具をボルボ君に積んで、トーランスへ行ってきます。



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