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新・旧のホンダ

2015年07月27日 | Car Life

今回、縁あってお仕事をさせて頂くことになったお客様と、
音楽や車の趣味が見事に一致!
もう彼の家で仕事の帰りを待ちながら夕飯を作って待っていたい。

でもお互いに家族持ちなので、コーヒーを飲みながら車の話の合間に仕事の話。

その彼が日常生活に使っているのがFitのEV。


通常のガソリンエンジンのFitには興味があったので試乗もしましたが、
電気自動車版は初めてでしたので運転させてもらいました。




ドアロックの解除や始動はプリウスのようなスマートキーではなく、
鍵は昔から見慣れた形で、始動はガソリン車と同じように鍵を刺してからカチカチと捻るタイプ。

プリウスのようにHV専用車種ではなく、普通のガソリン車も同じモデルにあるFitなので、
コストの問題もあるのでしょうが、ここまでは凄く普通な車。



でもエンジン(システム?)を始動させるとインパネには色々な情報が表示されると同時に
ヒュィーンという電子音。
未来的な乗り物にでも乗っているような雰囲気ですが、
多分無音にする事は可能だと思いますので、
意図的に走行可能な状態である事をドライバーに知らせているのでしょうね。
ただ、プリウスは後進の際には室内にピーピーと音を鳴らしますが、
Fitは特に何の音も鳴らしていませんでした。

実際に走らせた印象は快適!
速度が上がるとガソリンエンジンが起動して急に煩くなるプリウスよりも、
モーター特有の初期トルクの厚さを保持しなが力強く加速を続けてくれて
室内も非常に静か。
乗り心地は少し固めというか、重いバッテリーを積むためかしっかりとした感じですが、
18inchのBBSに(扁平率)ヨンマルのEagle F1を履いたJetta君よりは遥かにしなやか。
バッテリーの充電時間と航続距離の問題がありますが、
日常の買い物や子供の学校への送り迎えなどそれ程広くない行動エリア内での使用ならば
非常に良いチョイスになると思います。

さて、そんな最新のFit君の隣で静かに時の流れに身を任せていたのが真っ赤なS600。



ホンダが、日本が誇れる名車の一台が、
こんな近くに静かに潜んでいたとは・・・。



半世紀以上も前に作られたので、ゴム類の劣化や金属の錆は多少ありますが、
非常に良い状態でバッテリーを交換して、始動前に少しオイルを回してやれば
エンジンは問題無く掛かるようです。

9000回転の後半からがレッドゾーンな超高回転型エンジンが
いかにもバイク屋が作ったホンダらしい車ですね。



細いステアリングがクラシックな感じを醸し出していますが、
非常に丁寧な作りで華奢な感じは全く無く、見事な工芸品といった感じです。
ギアシフトはストロークが短く、クラッチペダルも非常に軽かったのがですが、
レバーを握って操作するバイクのクラッチを足で踏むとこんな感じなのかもしれません。



残念ながら走行が可能な状態ではなかったので試乗は叶いませんでしたが、
今後はアメリカン・ホンダの博物館へ移されてレストアされるとの事で、
完成後には運転をさせてもらえそうです。

古いフェラーリやランボルギーニ、ポルシェもいいけど、
日本人なんだから日本車をもっと大事にしたいと思うようになってきました。

昔乗っていた280Zもいいけど、どこかにボロくてもいいからSPかSR311ないかな?



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