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カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

まだ燃えています

2007年10月25日 | 生活

州知事のシュワちゃんは直ぐに現地へ赴き、自ら陣頭指揮を執っていますが
今日はブッシュ大統領までが視察に来た位、大変な事になってます。
まあ、政治家はいつでも目立つチャンスがあれば
どこにでも現れるのですが・・・
ニュース解説者は地に落ちた(大統領)支持率の上昇は望めないが、
カトリーナ(台風)の時に対応がお粗末で非難を浴びた二の舞は回避できそうだと
話していました。

マリブの方は鎮火したようですが、アーバイン北部やサンディエゴ周辺は
未だ延焼が続いているようです。
幸い風も治まり、煙は上空高くへ昇っていますので、
昨日よりは空気が澄んで来ましたが、それでも独特なきな臭い匂いと
細かな灰が降り続けていて、車を外に停めると数分でうっすらと白くなります。

おかげで毎週楽しみにしていたフットボールの試合も今週は中止。
30分ほど前には学校から連絡があり、アーバイン市の公立校は明日(金曜日)
全て休校となるそうです。

30万人以上が避難をして1,400軒以上が焼失し、46万エーカー以上が燃えて
なおも延焼中ですが、46万エーカーと言われてもどれくらいなのか
想像出来ないくらいの広さですが
、これを平方キロメートルに直すと、
約1,862平方キロメートルになります。

更にこの数字を分かりやすくする為に比べてみると、
1,875平方キロの香川県とほぼ同じ広さ、
そして2,187平方キロの東京都の約85%にもなります。

これだけ広い面積を普通の消防車で消すのは無理な話で、
今回も大活躍したのが、空からの消火活動。 もう、効果絶大!
小回りの利くヘリコプターはピンポイントで回数多く水を撒き、
固定翼の飛行機は直線的に長いエリアに散水して、炎の拡散を抑えます。
いろいろな機関からの応援もあり、機種も豊富で航空マニアにとっては
興味深い光景が多かったのですが、圧巻だったのは元アメリカン航空で
使用していたDC-10型旅客機を改造したTanker 910、さすがに凄いです。



この大きなエアバスが超低空で山間を縫って旋回し、
薬品の混じった赤い液体を胴体の下から一気に散布すると、
火は確実に消火されて、あたり一面が白い煙に包まれます。

カリフォルニア州はこの機体を山火事シーズンの6月から10月までの122日間
約500万ドルと飛行時間当たり5,500ドルの費用をかけて準備していますが、
効果も凄いけれど、費用もそれなりに高いですね。

国際救助隊(サンダーバード)は無料だったと思うけど、
どこかの大金持ちが、本物のサンダーバードを作ってくれないでしょうかね。



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