今日は我家の三男坊、末っ子の卒業式でした。
やらなければならない仕事も沢山あったのですが、
無理を言って今日は特別にお休みを頂いてしまいました。
ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでしたが
明日からまた平常通りに仕事をいたします!
さてご覧のように、長男の時にはフットボール場で卒業式をやったのですが
今回はU.C. Irvineの体育館。
屋外、それもフットボールのグラウンドというのもカリフォルニアの学校らしかったのですが、
屋内だと雰囲気が違って厳かな感じ。
実は現在、Uni Highは校庭を改装中で、
来年は新しく出来る自前のスタジアムでの開催となるようですが、
天気が良すぎて熱いし、客席から生徒達の所までが遠くて
小さなデジカメでは写真を撮っても誰だか分からないので
屋内が理想的ですよね。
とは言え、今回の会場もかなり大きいのですが、
パーキングに時間が掛かってしまい、到着した時にはほぼ満席。
やっと見つけた空席はまさかの舞台裏。
でもこれが意外と良い位置で、校長先生と握手を交わし
卒業証書が渡されるところも近くで見ることが出来ました。
ただ、この大きなスクリーンに映し出されている映像は裏から見ているので左右が逆。
式自体は日本の物とほぼ同じような内容で進み、
全ての卒業生が卒業証書を受け取ると式は佳境を迎え、
卒業生代表の合図で全員が帽子の総(Tassel)を反対側に動かして式の終了。
それと同時に帽子を高く投げ上げて解散!
ココまでの所要時間:1時間半。
ただ、ココからがまた大変!
全ての参列者が建物の外に溢れ、我が息子や娘を探し出すまでが一苦労。
でもやっとこっちが見つけても、彼らは友達を捜して再び人ごみの中へ・・・。
日本だったら別れを惜しんで涙ぐむ子もいるのでしょうが、
こちらの若者は明るく元気!
そんな息子殿、残念ながら学業面で表彰される事はありませんでしたが、
フットボール部では攻撃部門のMVPを頂きましたし、
バレーボール部でも一軍で全ての試合に出場し
健康で明るく高校生活を送る事ができ、
多くの友達と笑顔で卒業できた事は何よりだと思います。
これで我家の息子達3人、全員が無事に高校を卒業しました。
今後は大学へ進む事が決まっていますが、とりあえず義務教育を終え
子育ての大きな節目を終える事ができました。
20年近く毎日のように学校への送り迎えをしてきましたが
それも卒業です。
我ながらよく頑張ったと思いますが、それ以上に妻の努力は大変だったはずで
ただただ頭が下がります。
さあこれからは朝のお勤めが無くなって楽になりそうですが、
まだまだスネは細くなり続けるようです。
弊社サービスの一つに”帰国サービス”がございます。
これは、電気やガス、水道などのインフラ関係から、
携帯電話やインターネット、ケーブルTVなどの解約手続き代行と、
解約後に届く最後の請求に対する支払いや保証金などが戻って来た場合は
指定の銀行口座へ入金する事もいたします。
通常は帰国の1週間程前に打ち合わせをして、
ネットの会社へ返却するモデムなどを引き取りに、ご帰国の当日や前日にお宅へ伺います。
お互いの都合が良ければ、空港までお送りしてお見送りをさせて頂く事もありますが、
短い間とは言え、お部屋をご案内した事や一緒に家具や日用品を買いに行って
新居を準備した思い出は印象深く、いつも別れが寂しくなってしまいます。
(ここまではサービスの宣伝です)
さて、弊社のお客様は皆様常識ある方ばかりで苦労は少ないのですが、
先日帰国した知り合いは少し違っていました。
まあ、性格も普段の生活も知っていましたので「部屋を片付けておいてネ」と
前日に連絡しておいたのですが・・・
やはり生活態度や性格は一日では変えられなかったようで、
約束の時間に迎えに行くと部屋の中はこの通り。
想像はしていましたので手袋や大量のゴミ袋を用意していきましたし、
帰国当日にこれをやられると飛行機に乗り遅れるか、
残された僕が一人で全てを片付けるという最悪のシナリオになるので、
最後の夜は空港近くに泊まるようホテルの手配までして前日に迎えに行ったのは大正解でした。
若いころであれば呆れて帰ってしまったでしょうが、
怒らずに片付けを始められたのは自分が大人になったからか帰国する彼の魅力が勝ったのか。
とりあえず本人は持って帰る物だけはスーツケースに詰めたと言っていたので、
あとは全て捨てるだけで、もう片っ端からゴミ袋やスーパーのポリ袋に詰めて、
アパートの駐車場にあるゴミ捨て場を行ったり来たり。
キッチンとリビングが一緒で隣に寝室と浴室がある1LKの間取りですが、
写真に映っていないそれらの部屋もご想像通り、ほぼ同じ状態。 ”ひえ~!”
床に落ちている物を片付けてやっとカーペットが見えてきたと喜んだのも束の間、
キッチンのキャビネット内にも大量のインスタント食品や調味料を発見。
もちろんシンクの中は洗っていない鍋や食器が溢れ、
冷蔵庫の中もほぼ満杯。 ”がびーん!”
全てのゴミを運び出した後で掃除機で床を掃除をし、
鍵を管理人室に返したのが到着から2時間半後。 ”ふぅ~”
ある意味、今までで見た中で一番生活感のある部屋でしたが、
これ以上長くこの部屋で暮らす事は危険とさえ思えましたので、
引越しのタイミングとしては良かったのだと思います。
親元を離れて初めての一人暮らし、それも海外。
多分彼なりに大変な苦労があった事は想像できますし、貴重な経験になったはずです。
ただ、英語の勉強よりもまずは”お片づけ”を覚えましょうね!