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カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

半之助の天丼

2013年02月26日 | グルメ

昨年の夏にミツワ・サンタモニカ店(住所はサンタモニカ市内ではないけど・・)の
フードコート内にできた金子半之助。



日本橋にある同店は毎日行列が途絶えない人気店のようですが、
本格的な天丼がLAで並ばずに食べられるのはありがたい。

それに、日本橋のお店と同様に、値段もリーズナブル。
エビが4本、半熟タマゴ、しし唐、サツマイモ、海苔、かき揚げが乗った
海老天丼が9ドル以下! しかも、フードコートだからチップも不要。

ただ、昨年の開店時には日本から上手な板前さんが来ていたのか、
丁寧な上げ方と、ごま油のいい香りで非常に美味しかったのですが・・・・



最近は問題多しです。

実は前回(2週間程前)、半熟タマゴが破裂していて、
黄身が完全に外に出て固まってました。
こんな失敗作は作っている人には分かっていたはず。
それを平気でお客様に出してしまうとは、完全にバカにしてます。

それに、海老がどういう訳かしょっぱい。
普通は仕込みの際、海老は殻を剥いて背腸を取り、
丸まらないように切込みを入れて伸ばしておく程度で
天ぷらにする際には下味は付けませんよね。
それが、どういう訳か塩気が強い。
もちろん天つゆのからさとは違う塩味。
さらに、ごま油の香りが全くせず、衣も”カラッ”とではなく、”ベタッ”とした感じ。

そこで、握っていた割り箸をテーブルに叩き付け、
どんぶりを持って調理場へ・・・怒鳴り込めばよかったのかもしれませんが、
お昼時でオーダー待ちをしている人も多かったので、
こんどタマゴが破裂していたらタダじゃ済まないぞ!と強く心に決めて
そのまま食べて帰りました。

上の写真は開店してからすぐの頃、昨年8月に撮った物。
そして、コレが今日。(残念ながら、前回の破裂タマゴの写真は無し)



今回のタマゴは上手に揚がっていましたが、真ん中の海老が凄く貧弱に見えませんか?
衣が花開いていませんので素揚げの様。

多分、これも失敗と分かっていたので、内側の目立たない所へ入れて隠したのでしょう。 そして、かき揚げもバラバラ。

これは”海老天丼”ですので、海老がメインなはず。
少なくとも半年前の同じメニューでは立派な海老天が正面にドンと乗っていましたが、
しし唐なんかただ上に置いただけだし、
何か適当に載せている”普通の天丼”のような盛り方ですよね。

例え天丼と言えども、キチンとした店はこんな仕事はしませんし、
少なくとも開店当初はもっと丁寧な仕事をしていましたよ。

まあ、これが10ドル以下で、それも日本から遠く離れたLAで食べられるのですから
恵まれているのかもしれませんが・・・

いやいや、たとえスーパーのフードコートのお店でも、
日々丹精込めて美味しい物を作る努力をするのが日本人だと思うのですが。
多分お客様から指摘さないと改善されないでしょうから、
暇そうな時間帯に行って、責任者と一度話をしてみます。

だって、天丼が大好きで、もっと美味しい天丼が食べたいから。
そして、このお店なら出来そうな気がするから。


来ることが大事

2013年02月13日 | 生活

ご主人を日本に残し、小さなお嬢様を連れて東京の大学から
UCLAに研究に来られたお客様が帰国される事になり、
お部屋の引渡しのお手伝いと空港までお見送りをさせていただきました。

本来の予定では昨年の夏に来られるはずで、
その何ヶ月も前から準備の為に連絡をとり合い、入居するアパートの部屋も決まっていたのですが
受け入れ側の大学が”まさかの不手際”で直前になって渡米を断念!
ただ、お仕事や家庭、子供の学校の事などを考えると留学が可能な時期が限られる為、
その後も懸命な交渉を続けて再度チャンスを作り出し、
今回無事に留学を遂げられました。

慣れない外国での生活は自分のことだけでも大変なのに、
小さな子供と一緒で多忙を極めたと思いますが、本当に良く頑張りましたね。
(流石に母は強いです。)
この数ヶ月は大学で研究した事以上に、母娘で良い経験をされた事だと思います。


同じように、これからLAにお仕事や研究、留学などで来られる予定の方、ご心配無く!
または将来的に渡米を考えている方、来ないと悔いが残りますよ!!

実は漠然とアメリカ留学を考えてた頃、当時TBSのアナウンサーをされていて
留学経験(CSULB卒)のある生島ヒロシさんとご縁があり相談したところ
”行っちゃいなよ、Go for it!"と言われたのがアメリカ行きを決めた大きな一歩でしたが、
是非、海外での生活を経験してみて下さい。


弊社にアパート仲介を依頼して下さる若い学生さんの中には、
よく親がアメリカ行きを許してくれたと他人ながらも心配してしまうような子もいますが、
みんな逞しく生きる術を見に付けて立派に成長しているようですし、
帰国時にはみなさん、もっと長く住みたいと言いながら帰られます。

不動産物件に関するご相談は勿論ですが、留学や起業、
当地での生活一般に関する事まで、どんな事でもお気軽にご相談下さい。
できるだけ丁寧に詳しくご説明させていただきますし、
もちろんご相談は無料です。

さて、空港までお送りした母娘は夜中にLAXを発った便ですので未だ太平洋の上ですが、
もう直ぐ久し振りの東京ですね。
サンタモニカのメリーゴーラウンドがお嬢様のお気に入りだったようで、
楽しかった思い出が彼女達の記憶に一生残るのでしょう。
英語の発音が完璧になったお嬢様は、もう立派に帰国子女ですよ。

次回は是非、ご主人に留学先を見つけてもらい少し長期間の滞在ができるといいですね。
お待ちいたしております。

 


古い2枚のチケット

2013年02月11日 | 生活

先日日本へ帰った際に、アメリカに居る息子達に見せようと思い
実家の押入れから古いアルバムを引っ張り出してアメリカまで持って来ました。

おかげでスーツケースが物凄く重くなってしまい、
成田でのチェックインの際に今回の往復運賃よりも高い追加料金(17,900円!)を
取られてしまいました。



さて、久し振りに見るアルバムは懐かしい思いと少し恥ずかしいような微妙な感覚。

幼稚園頃までの写真は白黒で小学生に入るころからはカラーになりますが、
初期の印画紙やインクの関係か古いカラー写真は色が褪せて
写っている物以上に時の流れを強く感じさせてくれます。

そんなアルバムの中から僕が写っている写真を紹介しても面白くないでしょうから
(個人的にご興味のある方はお知らせ下さい。)
L.A.生活に多少関係のある物を今日はご紹介します。

これが息子が親の写真以上に食い付いた物。



今から32年前、1980年7月25日のディズニーランドの写真と入場券。
(チケットの上の写真は、今はCalifornia Adventureになってしまった昔の駐車場。)
入園料と15のアトラクションの乗り物券が付いて$9.50

1日遊べて$9.50は1ドルが220円の時代でも非常にリーズナブルですよね。

まだご記憶の方も多いと思いますが、
以前はアトラクション毎にチケットを買う(払う)必要があって、
確かA、B、C、D、Eと5段階ありましたよね。
カリブの海賊やホーンテッドマンションなどの人気の高い物は”E”で、
"E Ticket"は”一番イイ”とか”レベルの高い”という意味として
日常の英会話で使われる事もあったくらいです。

今回は見つけることができませんでしたが、
1976年に始めて行った際に使いきれずに残ったチケットがあって、
それもどこかに取っておいたはずなので見つけたらご紹介しますが、
いったい幾らだったのか興味があります。

ちなみに現在のチケットは$87ドル(9歳以下は$81)でパーキングが$15
(もちろんアトラクションは乗り放題。でも混んでるので沢山乗れませんが・・・)
アーバインの自宅から20分程の距離ですので子供達が小さい頃は良く行きましたが、
今行くと5人家族ですのでパーキングも含めると$450!
そう簡単に行ける値段ではなくなってしまったようです。

更に他のアルバムを見ていたら同じようなチケットを発見。



これは東京ディズニーランドの物で、手書きの日付は1983年5月4日
開園後19日目に行ったみたいです。

こちらは入園料と8のアトラクションの乗り物券が付いて3,500円

アナハイムの本家へ何度も行った事のある身としては、
やたらとスペースに余裕があって広々感というよりスカスカ感に加え、
今までの日本の遊園地ではお目にかかれなかった、
やたらと外人風に愛想の良すぎる日本人キャストに違和感を覚えたことや、
明るくて暖かなL.A.の気候に対し東京湾に近くて風が強く寒い環境との
圧倒的な差に愕然とした事を覚えています。

ご参考までに、コレが1976年8月22日の写真。
夏休みにSan Diegoでホームステイしていた時に行った写真です。





良く見ると、馬に引かれてメインストリートを走る馬車(?)の
屋根の後ろには"FARE 10¢ OR A COUPON"と書いてありますが、
この頃の円ドル相場は1ドル300円前後ですから1回30円!

まあ、今では1億円近いアーバインの一戸建ても、
この頃新築で買えば4万ドル程度だったようですので・・・

また何か面白い写真や資料を見つけたらご報告しますので、お楽しみに。



 


帰国は日系に限る!

2013年02月01日 | 生活

アメリカで仕事をしていると、ちょっとした出張でも飛行機に乗ることが多くなります。
ましてや日系企業の駐在員は本社への出張もあり、マイルが貯まります。

僕もバブルの頃は年間60回以上飛行機に乗りましたが、
おかげで数年前には家族5人のハワイ行き往復チケットとレンタカー、
そして今回の日本行きも貯まったマイルを使って行ってきました!
(手数料を$60弱取られたけど・・・)

僕の場合は取引先がサンフランシスコやシアトルに多かったのでUnited Airlineをメインに、
また一時期、名古屋へ行く事も多かったのでポートランド経由名古屋行きのDeltaも
良く使い日系航空会社には全く乗りませんでした。
(実は未だにANAには乗ったことが無い!)

これだけ頻繁に、それも仕事の一部として利用すると、
非常にビジネスライクなアメリカ式の機内サービスに慣れてしまい、
CAさんが母親の様な歳でも機内食がコンビニの弁当よりもお粗末でも
特に不満は無かったのですが、今回は色々と感じる事が多かったです。

金も払わずタダで乗せてもらって文句を言うのも何ですが、
サービスの質は問題が起きた時に大きく差が出ますね。


(成田に着陸を試みる直前の厚い雲、この下は大雪だったのですね)

まあ、それにしても今回のSFO発のDL209便は酷かった。

機体からして何と767!

ANAが国内線で沢山使っている機種の改良型ですが、
いまどき国際線で各席にTVモニターも無いなんて・・・・
そしてSFベースと思われるCAさん達は勿論超ベテラン揃い。

まあ、ココまでは仕方が無いとしても、
時折行うキャプテンの機内アナウンスを直ぐに日本語で繰り返す日本人らしきCA。
聞いた事を直ぐに日本語に訳してアナウンスするのは難しい事は分かるけど、
機長が言った事の7割程度しか言わないし、言ってもいない事を言う。

それも噛み噛み。 本当にいい加減。

案の定、日本の新聞や入国用の書類を配る際も笑顔は無く不機嫌そうな仏頂面。
日系エアラインだったら怖い先輩に大目玉か、とっくの昔に引退、
否、入社試験に通らないレベルです。

お次は、関空にダイバート後に最初に機内に入って来て情況を説明したグラウンドの女性。
日本語での説明もおどおどしていて要領を得ない感じでしたが
その後の英語も下手。

「お急ぎの所、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません・・・」と言おうとしたのだろうが、
全く逆に”I am sorry about your convenience!"と言う始末。

関空が成田からどれだけ遠く、
これからどれだけの苦労が待っているか想像もつかないアメリカ人乗客には多少ウケてましたが、
翌日に東京で大事な用事を控えながら大阪に連れて来られた者にとっては笑えませんでした。

きっと英語が上手という事で採用されたと思われる社員が
実際にはとんでもない英語を話している事は上司は知らないのでしょうが、
日本人の英語力がこの程度だと思われる事が他人事ながら恥ずかしくなりました。

関空に着陸後2時間以上も機内で待たされた後でようやくゲートに着いて降機し、
入国審査を終えて手荷物を受け取る所での対応がまた最悪。

我々の便が関空へ飛んでくることは1時間以上前には分かっていたはずで、
乗客の人数や最終目的地も分かっているにも関わらず、その対応策が非常にお粗末。
やっと担当者を見つけても積極的にこちらが知りたいような情報を伝えないので
フラストレーションの溜まった(他の)乗客から質問攻めに遭い、
半分泣き声で同僚に助けを求める始末。

機内での説明ではホテルを用意してあるとの事だったので、
一晩泊まれば翌日には成田へ行く便に乗れるのかと聞くと、その様な便は運行しないとのこと。

更に聞くと、用意したというホテルの部屋も乗客全員の分は無いらしく、
日本が目的地の乗客は関空から自力で帰宅しろとのこと。

ならば今からタクシーで東京へ行ってもいいのかと聞くと、交通費の上限は2万円との事。
それも、今晩Deltaが用意したホテルへ泊まると、翌日の交通費は出さないだと!

成田に着陸出来なかったのは天候のせいで一方的に航空会社を責めるのは酷だということも、
彼らが出来るだけの事をしようと努力している事も理解出来るけど
同じように関空へダイバートして来た
JALは乗客へ情報を伝える看板を用意したり、
グラウンドのスタッフがテキパキと乗客を誘導して混乱は一切起きておらず、
サービスのレベルには雲泥の差がありました。

まあ、これ以上Deltaの社員を責めても仕方無いと思い、
交通費を請求する書類と申請方法を簡単に聞き、荷物を取って通関を終え到着ロビーへ出たのですが
時刻は既に午後10時。

大阪には何度か来たことはあったものの、
関空が何処にあって大阪の中心地までどうやって行くのかも知らず、
まずはその辺の情報収集をしようと思いiPadでネットにアクセスしようとしても繋がらない!
帰国前に日本のスタバにWiFiの登録をしたり、ゲストでも繋がるお店や場所を調べたのですが
大阪エリアの情報が必要になるとは夢にも思いませんでした。

それにしても、LAXもSFOやJFKもアメリカの空港はどこでも簡単にWiFiが繋がるのに、
関空にしても新大阪の駅にしてもDocomやソフトバンクの利用者が使えるWiFiは飛んでても
完全にゲストが無料でアクセスできる所が非常に少なくて不便でした。
(まあ、流石にスタバは問題無く使えましたので、今回の旅でも非常に助かりました。)

仕方が無いので到着ロビーにあった旅行社へ飛び込み、東京へ行く方法のご相談。
ここで
分かった事は空港から新大阪まで特急に乗っても45分も掛かる事と、
東京行きの新幹線は既に無いが大阪駅から深夜バスなら出ている事。



結局、夜行バスに乗る元気も無く、この日に東京へ行く事は諦め
新大阪のホテルを確保して朝一番ののぞみで帰京しましたが、
成田に降りていても雪の影響で都内の交通機関も混乱していたようで、
結果的には良かったのかもしれません。



なお、関空から新大阪、新大阪から都内への交通費は戻る際に成田空港で清算してもらい、
ドル建てのチェックを受け取りました。
まあ、ここでも手続きや為替のレートに関して突っ込み所満載でしたが、
帰り際で文句を言っても更に嫌な思いをするだけなので素直に受け取りました。

まだマイレージが少し残っていますので使い切るまで乗りますが、
今後は日本へ帰国する際はできるだけ日系エアラインに乗るようにします。