L.A.でのお住まい探しは コア不動産(株)

カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

銀アバ君が加入しました。

2015年09月20日 | Car Life

毎度おなじみ、弊社一働き者の白プリ君。
走行距離が11万マイル(176,000Km)を超えましたが
相変わらず快調そのもの。
購入時のディーラーとの約束で、オイル交換と洗車は生涯無料!
今までに掛かった費用は、タイヤ交換とガソリン代だけ。
燃費はもちろん、電球一つ切れておらず、
流石にトヨタ車といった信頼度の高さです。

ただ最近は大企業の重役から世界トップクラスのアスリートまで、
幅広い層のお客様方にお乗りいただく機会も増え、
単に燃費や信頼性だけで選んだ小さな車にお乗りいただくことが
失礼ではないかという思いがありました。

そこで、新たにセダンタイプの社用車導入を決断。

候補として欧州勢からはEクラスや5シリーズ、A6などを検討しましたが
残念ながら現状の予算では厳しく断念。
唯一、VWの新型パサートは可能性があったのですが
ただ発売は未だのようで残念ながらタイミングが合いませんでした。

ステーションワゴンを2台乗り継いだボルボも当然候補の一つで、
望むサイズ的にはスポーティーなS60よりも大型なS80なのですが、
他社の最新モデルと比べると古さが目立つので、これもパス。
米国での販売を止めてしまったV70があれば・・・

もちろん、近年非常に走りの完成度が上がってきた
キャデラックを始めとするアメ車も考えましたが、
どうも僕の体形にシートが馴染まず、デザインもイマイチで気に入った車種が無し。

ということで今回は、日本車にすることにしました。

ただご存知の通り、日本車もレクサスやインフィニティー、アキュラを初めとする
高級ブランドから、トヨタ、ホンダ、日産、スバルやマツダも
評判の良いセダンを出していて選択肢は豊富。

その中から、価格を始め仕事の用途を考えながら選んだモデルが、
2015年型 Toyota Avalon 

数年前に空港で借りたレンタカーで初めて運転し、
室内の広さと静かさで驚いて以来、常に気になっていたのですが、
改めて資料を確認したり、ディーラーで試乗をすると、
流石に米国トヨタのフラッグシップだけのことはあって文句の付けようが無く、
気に入ってしまいました。
(ハイブリッド版も試乗しましたが、
4気筒エンジンのノイズと振動が車格に合わない気がしてV6版にしました。)

車種が決まれば、恒例のディーラー巡り。
今回はアーバイン、タスティンと回り、最後にトーランスで購入となりました。

初めはプリウスと同じ白で、XLEツーリングという中間のモデルを狙っていたのですが、
最後に寄ったお店にはこの組み合わせが無く、
在庫にあった中で内装が明るい色のモデルは銀色のLimitedのみ。
時間も遅かったので試乗もせずに交渉に入ったのですが、
カローラやカムリなどの売れ筋商品と違い、どちらかというと不人気車のアバロン君は
ディーラー側も2016年モデルが入ってくる前に在庫を処分したい思惑もあり、
ツーリングより上級グレードのリミテッドになって本体価格も数千ドルも上がったにも関わらず、
前の2店でこれ以上安くならないといわれた額を超える値引きを引き出すことに成功しました。

それも、税金や諸経費等も全てディーラー持ち(トヨタからのリベート)。
書類にサインするだけで頭金も不要で、1ドルも払わずに納車です。

翌日に保険の手続きを済ませ、
仕事帰りに息子を連れてプリウス君で大きな弟分を迎えに行った時の写真がこれです。

 

リムジン会社でも使われているほど後ろの席は広くて快適なのですが、



さすがに車体がデカくてクジラのようですが、3台を比べてみるとこんな感じです。

  

前を揃えると、一台だけお尻が出っ張ります!
全長はほぼ5メートル(4,960mm)ですが、ガレージには問題なく入りました.

日本で最近増えてきた自動ブレーキや前車と車速を合わせるクルーズコントロールなどの
最新ハイテク装備は付いていませんが、必要と思われる装備は殆ど付いており、
ライトもワイパーも自動で、車に近づくだけで夜には照明も点灯します。
シートはヒーターだけではなくベンチレーションも可能ですし、



空調は全席左右と後席の3つのゾーンを別々にコントロール可能で、
運転席からリアウインドのサンシェードを上げ下げすることもできます。

車体が長いので駐車場からバックで出る際には気を使いますが、
後方視界のカメラだけではなく、
両方向から近づく物があると警報音で知らせてくれるアラームは非常に便利です。

さあこれで、荷物の多い時にはハッチバックのプリウスで、
移動だけならアバロンと、使い分けられます。

皆様に少しでも喜んでいただければ幸いですが、
今後は銀アバ君も、どうぞよろしくお願いいたします。











新・旧のホンダ

2015年07月27日 | Car Life

今回、縁あってお仕事をさせて頂くことになったお客様と、
音楽や車の趣味が見事に一致!
もう彼の家で仕事の帰りを待ちながら夕飯を作って待っていたい。

でもお互いに家族持ちなので、コーヒーを飲みながら車の話の合間に仕事の話。

その彼が日常生活に使っているのがFitのEV。


通常のガソリンエンジンのFitには興味があったので試乗もしましたが、
電気自動車版は初めてでしたので運転させてもらいました。




ドアロックの解除や始動はプリウスのようなスマートキーではなく、
鍵は昔から見慣れた形で、始動はガソリン車と同じように鍵を刺してからカチカチと捻るタイプ。

プリウスのようにHV専用車種ではなく、普通のガソリン車も同じモデルにあるFitなので、
コストの問題もあるのでしょうが、ここまでは凄く普通な車。



でもエンジン(システム?)を始動させるとインパネには色々な情報が表示されると同時に
ヒュィーンという電子音。
未来的な乗り物にでも乗っているような雰囲気ですが、
多分無音にする事は可能だと思いますので、
意図的に走行可能な状態である事をドライバーに知らせているのでしょうね。
ただ、プリウスは後進の際には室内にピーピーと音を鳴らしますが、
Fitは特に何の音も鳴らしていませんでした。

実際に走らせた印象は快適!
速度が上がるとガソリンエンジンが起動して急に煩くなるプリウスよりも、
モーター特有の初期トルクの厚さを保持しなが力強く加速を続けてくれて
室内も非常に静か。
乗り心地は少し固めというか、重いバッテリーを積むためかしっかりとした感じですが、
18inchのBBSに(扁平率)ヨンマルのEagle F1を履いたJetta君よりは遥かにしなやか。
バッテリーの充電時間と航続距離の問題がありますが、
日常の買い物や子供の学校への送り迎えなどそれ程広くない行動エリア内での使用ならば
非常に良いチョイスになると思います。

さて、そんな最新のFit君の隣で静かに時の流れに身を任せていたのが真っ赤なS600。



ホンダが、日本が誇れる名車の一台が、
こんな近くに静かに潜んでいたとは・・・。



半世紀以上も前に作られたので、ゴム類の劣化や金属の錆は多少ありますが、
非常に良い状態でバッテリーを交換して、始動前に少しオイルを回してやれば
エンジンは問題無く掛かるようです。

9000回転の後半からがレッドゾーンな超高回転型エンジンが
いかにもバイク屋が作ったホンダらしい車ですね。



細いステアリングがクラシックな感じを醸し出していますが、
非常に丁寧な作りで華奢な感じは全く無く、見事な工芸品といった感じです。
ギアシフトはストロークが短く、クラッチペダルも非常に軽かったのがですが、
レバーを握って操作するバイクのクラッチを足で踏むとこんな感じなのかもしれません。



残念ながら走行が可能な状態ではなかったので試乗は叶いませんでしたが、
今後はアメリカン・ホンダの博物館へ移されてレストアされるとの事で、
完成後には運転をさせてもらえそうです。

古いフェラーリやランボルギーニ、ポルシェもいいけど、
日本人なんだから日本車をもっと大事にしたいと思うようになってきました。

昔乗っていた280Zもいいけど、どこかにボロくてもいいからSPかSR311ないかな?


バッテリー上がり

2015年07月15日 | Car Life

暑中お見舞い申し上げます。
近畿や四国方面では大きな台風が近づいているようですので、十分お気を付け下さい。

さて、Instagram ( https://instagram.com/yoshiken1960/ )や
Facebook ( https://www.facebook.com/kenjiyoshioka ) には
意外と頻繁に投稿しているのですが、ご無沙汰しておりました。
お蔭様で今年も当地の大学院へ留学される方々から多くのご用命を賜りまして、
誠にありがとうございます。

サマースクールを受講される方は先週までに新居へ入られた方が多く、
一つの大きな波は超えつつありますが、既に8月中旬まではスケジュールが埋まっており、
今後もフル稼働状態がしばらく続きそうです。

この様な状況でもわが社のエース、白プリ君は11万マイルを目前にしながらも、
電球一つ切れず、完璧なトラブルフリーで頑張っております。

ところが先日、妻が日常使用している車で問題発生。
エンジンが掛からないと言うので、
ボサボサ頭でパジャマ姿の車両担当責任者が現場(ガレージの前)へ急行!
とりあえず、イグニッションをオンにしてみると反応無し!
車内のランプも点かなければ、チャイムも鳴らなず、バッテリー上がりが確定。

この日は幸運にも妻の方が出かける時間が早かったので妻にはプリウスを使わせ、
早速当ブログにもよく登場する白ビー君のバッテリーにつなげてジャンプスタート。
エンジンは問題無く一発で始動したので、まずはオルタネーターの発電量を調べると
エンジン回転数を上げると電圧も上昇するので発電機能自体は問題無さそう。
でもこうなると逆に原因を特定するのが難しく、ヘッドライトや室内灯を調べても全てオフ。
仕方がないのと時間も無いのでいつも行く、サウスコースト・プラザのシアーズへ行き、
新品のバッテリーを購入。

もちろん交換前に発電機のチェックもしてもらい問題は無かったのですが、
会計を済ませて車に戻る際に見つけました!

何と誰も乗っていないのにブレーキランプが点灯。

速攻で自宅へ戻り、取り敢えずブレーキランプのフューズを抜いて消灯させ、
問題と思われるスイッチの確認をすると
押し込むことでオフになるスイッチとブレーキペダルのギャップが大きく、
常にペダルを踏み込んた状態と同じ状況。
これでは常にランプも点灯します。

そこでスイッチ自体をペダル側へ移動させようとすると、ペダル側に穴が開いているのを発見。
実はこのスイッチがある場所がご想像の通り奥まった狭い所で、目視で確認するのが非常に苦しい。



もともと固い身体が50を過ぎて更に柔軟性を失っているので、簡単な作業も一苦労。
よく見ると、どうやらペダル側に付いていたストッパーが劣化して破損し脱落したようで、
隣の同様のセンサーにはオレンジ色に変色した物がまだちゃんと残っていました。



早速このパーツをネットで調べ、ディーラーへ電話をすると在庫があるとのことでしたので
購入し取り付けました。
なんとコストは$2.44!



バッテリーは消耗品として交換時期だと諦めますが、
レッカー車で修理工場へ運んで修理してもらったら相当な費用が掛かったかもしれませんが、
3ドル以下で直せて良かったです。








ブレーキダスト

2014年08月14日 | Car Life

この2カ月程はお客様を空港へお迎えに上がることも多かったので、
ハッチバックで荷物が意外と沢山載る白プリ君に頑張って貰いました。



これに先立って6月中には購入したトヨタディーラーへ持ち込んで点検に加え、
リコールの修理(エンジンコントロール関係のプログラム更新)と
オイル交換をして準備を整えておきましたが、
何と未だブレーキパッドは交換の必要が無いとの事でした!

就航以来3年半で9万マイルを突破いたしましたが、
減速の際にまずは発電機の抵抗でブレーキをかけ、
その後通常のパッドが使われるプリウスは
ガソリンだけではなくブレーキパッドの消耗も少ないようです。
(でも、ブレーキの感触はXXですね。)

これと対照的なのが白ビーちゃん。
流石に走りが自慢の会社だけあってどのモデルでもブレーキの利きもフィールも感心しますが、
その代償と言うか、ブレーキダストが凄い。

キレイに洗車をしてもホイールは数日でこの通り。


そこで、ダストの出が少ないというパッドに交換することにして、
折角なのでローターも前後ともに新品、
しかも前は少し奮発してドリルド(穴の開いた)タイプに交換しました。



購入はECS Tuning (www.ecstuning.com)へネットでオーダー。
欲しかったパッドの在庫が無くて届くまでに少し時間が掛かりましたが、
必要な物が全て揃った時点で、いつものマイガレージにて一気に交換作業を行いました。

ブレーキパッドの交換は複雑な作業は無く、慣れてしまえば意外と単純作業。
古いパッドを取り外した後でピストンを押し戻す為の専用工具があるのですが、
これが無くても他の工具で代用可能ですし、
きつく締め付けられたナットが緩められればあとは簡単。

今回はディスクも外す必要がありましたが、これも問題無く出来て
白ビーさんのブレーキアップグレードが無事完了。



残念ながら、白プリ君に乗る事が多くてまだ十分な走り込みが出来ていないのですが、
ダストは確実に少ないようでホイールはキレイです。
ただやはりパッドが少し固い感じがするのと、
強く制動をかけた時にローターとの相性なのか、少しざらついた感じがするのが気になります。
まあ、もう少し馴染めば解決しそうな問題だと思いますが、
見た目は非常に気に入ってます。

息子も気に入ったようで同じローターが欲しいなどと言っていましたので、
今年のクリスマスプレゼントの候補にしておきます。







コンプレッサー交換

2014年05月06日 | Car Life

先日冷却関係のメンテを行った黒ビー君に続き、
今日は昨年我が家に嫁いだ白ビーちゃん(1999年型E46、328i)のお話。

10万マイル以上も走った中古車を買ったのですから、色々な所が壊れるのは覚悟の上。
(ちなみに今日現在の走行距離数は122,910マイル)
逆に修理や改造も趣味の一つなので、意外と楽しんでやってます。
もちろん欧州車なのでパーツは安くなく出費は痛いけど、
修理の場合は我が家の経理部長の許可無くパーツが買えるので気は楽!

とは言え、今回の修理は一番壊れて欲しくなかった部分の一つのエアコン関係。
走り自体には直接影響は無く、我慢すれば問題無く走れるのですが、
まだ5月になったばかりだというのに、ここ数日は30度を超える良すぎる天気!
流石に半年以上が夏のようなL.A.でのカーライフにエアコン無しはキツイ。
実は既に数か月前から問題の兆候はあり、エンジンの回転数がアイドリング程度まで落ちると
コンプレッサーから異音が出るようになっていました。
その際にエアコンをオフにしたり、回転を少し上げてやれば問題無かったのですが、
先週くらいからこの音が出る頻度や大きさが増して来た為、
本格的な夏が来る前に修理をする決断をしました。

そこでいつものようにネットで情報を集め、必要なパーツをオーダーし、
我が家のガレージで作業開始。

狭いエンジンルーム内にパーツがギッシリ詰まった最近の車、特に小さなFF車などと違い、
ちょっと古い3シリーズは縦置きエンジンで空間の余裕も多く補器類のメンテがしやすい!

まずはアンダーカバーを外してコンプレッサーを駆動しているベルトを外しますが、
車種によっては超面倒臭いこの作業も今回は瞬殺。

次は作業をやりやすくするために、
ウインドウォッシャー液のタンクと助手席側のヘッドライト外し。


ここで、普段は手が届かない所の汚れを落として、
ご丁寧にワックスまでかけて磨いてしまうところが変人的ですが、
気になっていたホーンも角度を調整したりライト関係の配線をチェックしたりで
余計な事までするので非常に時間が掛かる!

コンプレッサーにつながれているホースを外し、
本体にある3本のボルトを抜いて取り外して、新しい交換品とのご対面。


パーツ番号は少し違うようでしたが、実際は同じメーカー(デンソー)の同じ物。
この後で市販のA/C Flash剤をパイプ内に入れてからエアーで吹き出して
CondenserやEvaporatorを洗浄し、接続部分のOリングも全て新品に交換。



後は取り外しと逆の手順で取り付けて我が家での作業終了。



冷却ガスの交換(充填)は専用の設備が必要なので
サウスコーストプラザにあるシアーズ・オートセンターへ持ち込み、
コンプレッサーの交換作業の終了。

パーツ代が$476.49とシアーズでの費用が$124.99、で合計$601.48
多分、正規ディーラーだと2倍以上、町の修理屋さんでも最低$1,000程度は掛かるはずですので
今回もかなり実益を兼ねた週末のお楽しみでした。

数々の電動・手動の工具を始めジャッキ、コンプレッサー等々、
この作業が出来るような環境整えるまでに幾ら使ったの?
と妻に聞かれると痛いのですが・・・
まあ、価値ある物への投資と考えて頂ければと願っております。
(よくある男の言い訳です、ゴメンナサイ。)






ラジエター交換で夏対策

2014年04月26日 | Car Life

昨晩は珍しく雨が降ったアーバインですが、
今年の冬は暖冬で寒いと思った日が殆ど無く、雨も非常に少なかったシーズンでした。

さて、久しぶりに車ネタですが、長男用の黒ビー君(1994年型E36の325is)。
毎日元気に学校やバイト先へと走り回っていますが、走行距離は265,000マイル超え!
流石BMWと言うか、エンジン自体は何ともありませんが、
経年劣化で交換が必要な部品も多くなりはじめており、
楽しみながら色々とリフレッシュをしています。

BMWはパーツを扱うお店も多く、どんな小さな部品でも入手が簡単で
純正部品からチューニングパーツまでネットで簡単に買えますので
もちろん作業はディーラーなどではなく我が家のガレージ。

昨年から我が家のフリートに加わった白ビーちゃん(1999年型E46の328i)も同様に
これらの3軒から必要な物を買いながら楽しんでいます。

ECS Tuning
http://www.ecstuning.com/

Pelican Parts
http://www.pelicanparts.com/BMW/index-SC.htm

Bavarian Autosports
http://www.bavauto.com/

さて今回は、本格的な夏を迎える前に冷却系のリフレッシュ。

交換した部品はラジエーター本体とその周辺パーツにファンクラッチ。
最近は多少オーバーヒートぎみだったようで、
新しいラジエーターは容量が少し大きめの日本製(江洋ラジエーター)


ついでにファンクラッチとエキスパンションタンク、水温センサー、冷却水量センサー、
ホースもシリコン製に換えました。



以前、Jetta君のラジエーターを交換した事がありましたが、
その際はバンパーやフロント部分の殆どを取り外す必要があったのですが
今回はその必要もなく、車体をジャッキアップする程度で非常に簡単。

ただ、新しいエキスパンションタンクの下についているレベルセンサーのコネクターが
今までの物と違ったり、ラジエター上部を車体へ固定する際に既存のパーツでは
不安定になってしまう為に、いくつかパーツを手作りする必要がありましたが
特に特別な工具や技術も不要で難易度的には簡単な部類だと思います。



新しいパーツへの交換後は純正のクーラント液と蒸留水を入れ、
冷却システム内に空気が残らないようにBreathingして作業完了。

嬉しいことに、今回のパーツは全て息子がバイトで稼いだお金で購入済み。
ガソリン代や保険も払ってくれれば更に文句の無いところですが
もう少しの辛抱ですね。

それにしても、週末に息子と一緒に大好きな車いじりが出来る事は
至福の時間です。



車を売ろう!

2013年11月17日 | Car Life

こちらの生活では欠かせない自家用車。
短い滞在期間でも購入する場合が殆どで、帰国の際には処分する必要があります。

車の売却は基本的に売り先が業者と個人の2通りが考えられます。

もちろん一番簡単なのが中古車ディーラー。
業者へ売る場合、買取と委託販売がありますが、
よほど時間的に余裕があったり、買取価格よりも高く売れる自信があれば
委託にしてみるのも良いかもしれません。

今回処分した我家のJETTA君の場合、既にローンの支払いも済んでいて
マニア間での人気が高いモデルですので個人売買も考えながら色々と方法を試してみました。

まずは、故障箇所などを出来る限りな直したあとで、
如何にキレイで魅力的な商品に見せるかの準備。



いつもより念入りに洗車してワックスもかけ、
タイヤもコーティング剤をぬって真っ黒に仕上げ。
勿論内部もバキュームでお掃除して、ガラスも両面を丁寧に磨きました。



忘れがちなのがスペアタイヤや工具類。
僕が中古車を見る際にはココを意外と重視します。



そしてもちろん、エンジンルーム内もキレイに仕上げます。



オイル交換は勿論ですが、エアーフィルターも新品に交換します。

こうして準備が整ってピカピカになると何だか手放したくなってしまいましたが、
寂しさを堪えて業者さんへ連絡をして見積もりをお願いしました。

今回は弊社のお客様も大変お世話になっているA社さんへまずはご相談。
担当者の方曰く、この手のマニアが欲しがる車種は日本人駐在員が多いA社へ売るより
ネットや個人で売った方が高くなるとの事で、正直な助言を感謝しながらパス。

次は委託を中心にしているG社さんに自宅まで来ていただいて査定をお願いしました。
遠くまで来ていただいて丁寧に査定していただきました。
ここは米国に進出してきた当時はどこよりも買い取り価格が高く評判も良かったのですが
最近は店舗の場所も何度か変わり規模も小さくなっいると同時に
買い取りよりも委託販売をメインとするような傾向があります。
案の定こちらが希望する価格では買い取ることが出来無いと言う事で
委託販売を進められました。
急いで売る必要もないし好きな値段を付けて試してみる事が可能なので興味はありましたが
手数料がかなり発生しそうで、手元に残る額が他社で買い取ってもらった場合よりも
多くなる保障はないかもしれず、ココもとりあえず保留。

そして、TVでも宣伝している米系大手の中古車店C社へ持参。
約30分程で査定が完了して買取金額の提示と詳しい内容の説明。
さすがに大手だけあって手際も良く、更に金額も妥当と思いわれるレベル。
その場で合意すれば直ぐにチェックを切ってくれが、
この金額を他と比べていただいても結構という度胸ある態度と自信。
もちろんそのお言葉に甘えて即決を避けて保留。

まあ3軒も周れば大体の感じが掴めましたが、日系フリーペーパーを見ると”高価買取”とか
”買取強化月間”などと広告を出しているお店があったので、トーランス方面へ移動。

まずはガーデナのP社。
ここの担当者さんは非常に丁寧に正直に色々なことを教えてくれて好感が持てました。
ただ、高価買取といいながらも日本人に人気が高く直ぐに売れる車種であれば欲しいが
VW系は売りにくいという事で、ここではオークションに出してみてはという提案がありました。

次はトーランスのR社。
ここは訪ねて行った際に修理の人が1人いただけで、査定のできる営業の方は外出中との事で
詳しいお話ができませんでしたが、雰囲気的には期待薄でパス。

その後アーバインへ戻り、息子同士が仲の良いコスタメサのS社へ行き、
社長さんと近況の報告や家族の事などを話しながらざっくばらんな相談をすると、
僕(Jetta君)の場合は上記のC社が一番高く取ってくれるのではないかとの意見。
やはりここでも、直ぐに売れない車種は取りたくないというのが本音。(よ~く分かります)

もちろん今回の売却に当たっては、ネットで色々と下調べをしました。

まずは自分の車がどの程度の価値があるのかを
Kelley Blue Book (http://www.kbb.com/)で調べ、
同じモデルが実際に幾らで中古車市場に出ているかを
Auto Trader (http://www.autotrader.com/)
Cars.comなどで調べて、VolksWagenオーナーが集まるフォーラム
http://www.vwforum.com/)でも情報を集めて、
いくら位が適正で売れそうな値段かを心に決めていました。

ただやはり自分が好きで買って大事にしてきた車は
他人でもその価値を受け入れてくれると思いながらも、
買う方はできるだけ安く買いたいという希望もあり、
業者へ売りに出す際にはかなりの妥協が必要な事を実感しました。

しかたがないので、とりあえず暫くは売れなくてもよい事を覚悟して
目一杯高い値段でネットに出してみようかと色々と調べていると、
上記のC社より高く買いますというT社を見つけたので予約をして行ってきました。

LA周辺に数箇所の営業所があり、幸い我家から数分の所にも事務所があり、
ここでもお決まりの外観や内装のチェック後に数マイルの試乗後に
コンピューターへ情報を入力して査定完了。

もちろん、提示価格は多少と同レベル。
ただ広告のうたい文句通り、C社からの書類を出すとプラス$200ではいかがですかとの事。
既にC社にはこれ以上買取価格の交渉余地は無いとの回答を得ているので決断しました!

必要な書類も全て用意してあり、その場で所有権放棄の書類にサインして、
提示された金額のチェックを受け取り売買手続き完了。

我家で愛情いっぱいで育ったJETTA君は、
次にはどんなオーナーの元で第2の車生をおくるのでしょうか。
機嫌を損ねてエンジンを落したり、
冷却水を噴出して新しいオーナーを困らせない事を祈ります。


さよならJETTA君

2013年11月17日 | Car Life

僕が始めて新車で購入した車が1987年型のVW JETTA GLIでした。
(その前はDatsunの280Zを中古で買って乗っていました)

日本ではGOLFが圧倒的な人気と認知度ですが
ハッチバック系があまり人気の無いアメリカでは逆で、
Golfにトランクが付いたセダン(3Box)タイプのJettaが
長らく欧州からの輸入車としては一番売れていたモデルでした。

”トランクを買ったら車が付いてきた”と言われたくらい、サイズの割りに大きなトランク(上下の深さが凄い!)と、
ドイツ車らしい堅牢な車体にキビキビとした走りは
サンフランシスコ周辺に点在した日系企業を周って営業をしていた僕にとっては強い味方でした。

ただ、無残にも赤信号を無視して交差点へ突入してきた車を避けきれず全損で廃車。
その後、MBのC280を挟んで、2代目が2000年式の黒JETTA。

そして3代目は、既にマーク5と呼ばれる第5世代の新型がヨーロッパで発売されていたのですが
スタイルが好きになれず、直ぐに旧型になってしまうことを覚悟で黒Jetta君と同じタイプを購入しました。

ただ、これがマーク4の最終モデル(2005年型GLI)の限定車。
既にこのブログでも何度もお伝えしていますが、180HPにパワーアップされたエンジンを始め、
足元は18インチのBBSホイールと赤いブレーキキャリパー。



スポーツチューンのサスペンションにスポーツマフラー。
内装は”GLI"のロゴ入りレカロシートや



アルミを使ったトリムにメーター内も特別仕様のオンパレード。



2代目は普通のGLSでしたのでターボが付いたGLIの速さは別次元。
低く固められた足回りと扁平率40%とハイトが低いタイヤは乗り心地は硬くて荒かったですが
非常にバランスの良い小型車に仕上がっていました。

ただそれまでと大きく違うのは、3人の子供達を学校へ送る必要が出てきた我家は車1台では足りず、
僕は仕事用に買ったVOLVOを主に乗ることにして、このJetta君のご主人様は我家の奥様に。

主婦が主に買い物や子供の送り迎え用に乗るにはいささかオーバースペックでしたが、
ご本人は色が気に入ったらしく、こちらも密かに乗り回す事を夢見て無事購入と相成りました。

この為我家のフリートとしては異例の丸9年で走行距離は89,100マイル足らず。
勿論無事故で、多少の傷はありますが常にガレージ内で保管していましたのでコンディションは極上。

まあ正直な所、色々と故障が多く今まで所有した車の中で最も手の掛かる車でしたが、
パーツは簡単に入手できましたし、自分で楽しみながら直したことで愛着も沸きました。

ただ最近は自分で治せない問題もあってディーラーのお世話になる事が増え、
今後の出費や走行距離が10万マイル台に入る前でコンディションが良い内に手放す事にしました。



果たして今後、4代目のJettaが我家にやって来るかはまだ分かりませんが、
現行のモデルにはなぜだかあまり興味が沸かないのは自分が歳をとったせいなのでしょうかね?


小林彰太郎氏

2013年10月29日 | Car Life

日本経済新聞を始め、新聞各社でも伝えられていましたが、
小林彰太郎氏がお亡くなりになりました。

最近は酸素ボンベを携帯されて、
ご自身は”スーパーチャージャー”ともジョークを飛ばされていたそうですが
やはり肺や呼吸器系が良くなかったのですね。
つい先日買った11月号のCG誌面でも
トヨタ博物館の小林彰太郎フォトアーカイブ展に10月27日来館とありましたので
まだまだお元気だと信じておりましたが残念です。

また1人、僕にとっての師が他界してしまいました。
(今年は僕にとってこういう年なのでしょう。早く来年になって欲しいです)

このブログに永年お付き合いいただいている方には
車が趣味の一つである事は既に良くご存知だと思いますが、
全ての始まりは小林さんとCar Graphic誌だったのかもしれません。

お恥ずかしい話しながら、大学を卒業する時には無謀にも二玄社を受け、
小論文用に渡された同社の原稿用紙を大事に持っていたくらいですし、
(真剣に自動車ジャーナリストになろうと思っていましたよ、当時は。)
息子の名前も(漢字は違いますが)ショウタロウとしたほどで、
小林彰太郎信者といってもよいかもしれません。

僕の部屋にはアメリカに来て直ぐに買った1986年の3月号から今月号まで
300冊以上のCGと、休刊になってしまったSuper CGや
創刊号から購読していたNAVIがあり、
本の重さで本棚が3つも壊れたくらいです。



ガソリンエンジンの自動車が作られて約140年、
その最も進化が激しい時代に最前線で車と関わって来た彼は
僕から見ればとても幸せ者ではなかったかと思います。

戦後の間もない時期にアルバイトで稼いだお金で車を買い、
CG誌を始めてからは常に最新のモデルに接しながらもクラシックカーも愛した。

ご自身でも軽井沢の別荘にガレージを持ち、古い車を治しながら楽しんでいらしたようで
本当に車がお好きだったのでしょうね。

自動で縦列駐車をしてくれたり、勝手に危険を判断して停止したり、
益々便利で安全になっていく自動車ですが、
若い人たちはあまり興味が無いという事も聞いていますし、
小林さんからも最新の自動車を賞賛するようなコメントは少なかったような気がします。

単に必要にかられて移動手段の一つとして嫌々運転している妻などは
苦痛以外の何者でもないようですが、
美味しい物を食べる事やいい音楽を聴くことと同じように、
僕は車を運転する事やキレイな車の走る姿を見ることに喜びを感じます。
(壊れた車を修理する事さえも文句を言いながらも結構楽しんでやってます)

東京などでは自家用車は不要なのかもしれませんし、
逆になくては困るLAのような町も考え物ですが、
このままつまらない物になっていくようで心配ですが、
プリウスに乗り始めてから、中古のマニュアル車を買うという事は
僕のささやかな抵抗なのかもしれません。

いずれにしても、小林彰太郎さんへの感謝も込めて、
ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。





http://response.jp/ からの抜粋:

自動車雑誌『カーグラフィック(Car Graphic)』(二玄社、その後カーグラフィック)の初代編集長であり、
現名誉編集長の小林彰太郎氏が10月28日、死去した。享年83歳。

小林氏は1962年、二玄社よりカーグラフィックを創刊、初代編集長の職に就いた。
同誌は「暮らしの手帖」に範をとった消費者視点による独立カージャーナリズムという立場から、
商品としての自動車のみならず、自動車が持つ社会的意義や道路行政にまで踏み込んだ幅広い評論活動を展開し、多大な支持を得た。
就任後、27年の長きにわたり同職を務め、その後編集顧問、名誉編集長としてひきつづき自動車ジャーナリズムの一翼をになった。

著書には『On the road―すばらしきクルマの世界』(二玄社)、
『小林彰太郎の日本自動車社会史 』(講談社)、
『昭和の日本 自動車見聞録』(カーグラフィック)など。
翻訳書としてはポール・フレール執筆による『ハイスピード・ドライビング』
『新ハイスピード・ドライビング』(二玄社)を手がけたほか、
児童書の『じどうしゃアーチャー』(教育画劇)の監修などもおこなっている。《北島友和》


買っちゃった!

2013年08月24日 | Car Life

このブログによく登場していた2005年製VW JETTA GLI
でも、その話題の多くが修理に関する物でした。

車イジリは嫌いではないので趣味と実益を兼ねて出来る範囲内
(と言っても素人の域を超えているとは言われていましたが)パーツを購入して
自分で治していました。
ただ、今回の問題はさすがにギブアップで、
久し振りに購入元の正規ディーラーへ持ち込みました。

故障の箇所や問題の症状などから有る程度修理代の覚悟はしていましたが、
既に$1,200以上支払っても未だ完治せず、さらなる修理の見積もりは$1,500。
また、サービスの担当者はトランスミッションも交換する必要があると言いますが、
費用はナ、ナ、ナナせんどる!

実はこのJETTA君、45,000マイルの時に同じような問題で、
トランスミッションを新品と交換してます。
ただ、この時は幸いにも新車の保障期間内だったので無償でしたが、
今回は全て自腹。
現在の走行距離は88,000マイルですので、また50,000も走らない内に問題発生とは
このトランスミッション自体の欠陥なのではないでしょうか。

もう、次から次に良く壊れる非常に手のかかる子ですが、
Mark IVと呼ばれるボディースタイルの最後の特別仕様車で、
18インチのBBSホイールにシートはレカロ。
エアロパーツも付いていて、色もキレイで非常に気に入っていたのですが、もう限界です。

息子達も含めて緊急家族会議を開いた結果、
JETTA君は手放し、新に違う車を購入する事が決まりました。

そうと決まると行動が速いのが僕の取り得。
さっそくネットで色々と調べて何台かを選んで昨日の午後に見に行き、
今日の午前中に家族を連れて行って全員の了解を得、
購入手続きを済ませて既に我家のガレージに到着です。(速すぎ?)



1999年型のBMW328i (5速マニュアルです!)
既に10万マイル以上走っていますが、さすがにしゃきっとしています。
既に我家には1994年型の325ISがありますので、
問題になりそうな弱点も分かっていますので、その点を重点的にチェックして購入を決めました。
結局、JETTA君のトランスミッション代より少しだけ高い買い物になりましたが、
JETTA君は正直に問題が有る事を説明して、それでもよい方へお譲りするつもりです。

さすがに14年物、走行距離も10万マイル以上ですのでバンパーなどには細かな傷も多いのですが、
写真からも想像できる通り、全体的なコンディションは非常に良い状態です。

既に息子建ちはあれこれ交換するパーツを考えているようですが
これから我家お得意のディテーリングを施して吉岡家仕様に仕上げていくつもりです。
機会があればこのブログでもご紹介させていただきますのでお楽しみに。







プリウス君のTint

2013年08月19日 | Car Life

本格的な夏になる前、と言っても一年中夏のようなL.A.なので
”いつ”がその時期かと聞かれても難しいのですが、いつかはしたいと思っていた窓のTintを
やっと貼ることができました。
このブログをご愛読いただいている方は、そんな事まで自分でやるの?!と驚かれるかもしれませんが、
さすがにこれはプロに任せました。(でも家の窓ガラスのフィルムは自分で貼ってます)
お願いしたお店はコスタメサ(55FWY沿い)にあるTint Connection

以前も我家のV70やJettaをお願いしていた所で、アポも取らず飛び込みで、
現金払いでディスカウントしてもらい、待っている間に仕上げてもらいました。

法律上、前の席(運転席と助手席)の窓には何も貼ってはいけないようですが、
日差しが非常に強い南カリフォルニアでは、薄い物ならばお巡りさんも多めに見てくれるようで、
後ろ側は小さいお子様を乗せることも多く、強い日差しを最大限カットしたかったので
濃い色にして前の席は少し薄い物にしました。

本当は同じ色で前後とも一体感のある色が良かったのですが、
思っていたほど不自然さはなくて満足しています。

ご存知のようにプリウスは後方視界がお世辞にも良いとはいえず、
ハッチバック部分の窓を濃い色にしてしまうと夜間の視界が更に悪くなりそうで心配でしたが、
スポイラーの下の部分には貼らずに素通しにしたこともあって、
安全性は問題の無いレベルに仕上がりました。

これでエアコンの利きも良くなるでしょうし、後ろの席で大きなお口を開けて寝ていても大丈夫。
UVも遮断しますので、目にもお肌にも優しくなりました。

そんなプリウス君の走行距離は75,000マイルを越えました。
今週中にディーラーでオイル交換(無料!)や簡単な整備を行うつもりですが相変わらず絶好調です!
小さい所に少しづつ手を入れていますが、近日中にもう少し外観に手を加えるつもりです。




ボルトが折れた!

2013年05月28日 | Car Life

すっかりご無沙汰してしまいました。(スミマセン)

これだけ前回の投稿から時間があくと気合を入れて内容の濃い情報をお伝えしないとダメかな?と思い、
さらに投稿がしづらくなってしまい面白いネタを探していたのですが、
結局、車ネタになってしまいました。

とは言えL.A.での生活に車は本当に重要で、家族5人全員が日常的に運転をする我家では
1台でも戦線から離脱すると車両担当者(父親の僕です)はスクランブル。
そして、ちょっと頑張れば自宅でもこの程度の修理がパーツ代だけで出来るという事を
知っていただければ幸いです。

そして今回の問題車は、最近高校生の末っ子が母親から横取りして
自分の物のように乗り回している2005年型のJETTA GLI。
GolfのGTIやAudi A4などと同じ1.8Lの4気筒ターボのエンジン付き。
以前から水周りが弱くてラジエターを始め、色々なホースやコネクターを沢山換えていますが、
今回はちょっとビックリ。

実は最近嫌な音がしていたので色々と原因を探していたのですが見つからず、
走行に支障がなかったのでそのままにしていたのが悪かったようです。

でも、まさかこんな事が起っていたとは予想していませんでした。

見てください。
この見事に折れたボルトを!



これはエンジンを車体側のマウントに固定する為のもので、
これが折れた為にエンジンが20センチ以上も斜めに下がってしまいました。

幸いタイミング良く起こったというか発見が早かったので、
何とか完全にエンジンが地面に落ちる最悪のケースは免れましたが
助手席側にある吸気系のパイプが潰れていてエンジンの始動も出来ない状態でしたした。

もちろん、この状態で無理に動かすと被害が拡大しそうでしたので、
とりあえずフロアジャッキでエンジンを持ち上げて長めのソケットレンチでボディー側とエンジンを繋ぎ
(これが天才的なアイデアで我ながら一人で悦に入っていたのですが・・・)
エンジンを動かないように固定してからAAAを呼んでレッカー移動してもらいました。



ちなみに今回のレッカー移動もAAAのお陰で料金は無料。
電話をしてから15分程で来てくれましたが、
通常はVWのディーラーや近くの修理工場へ運んでもらうのでしょうが、
今回も勿論、まずは自分で修理に挑戦しますので自宅へ運んでもらいました。

故障の問題自体は非常に単純で必要な部品は新しいボルト2本。
ただ、この折れたボルトはエンジンマウントにねじ込まれたままで
これを取り外すのが一苦労でした。

上の写真でもお分かりいただけると思いますが、
1本は少し長くてエンジンマウントから1センチほど出っ張っていました。
これをペンチなどで捩れれば簡単に抜けるはずなのですが、
丸い断面は滑るしスペースも狭くお手上げ。

そこで、色々と試した結果、ボルトの両側を削ってレンチが使える平行の面を作り、
レンチを使って捩れるようにしました。

更にもう一本の短い方は、同じ方法が使えないので
ボルト自体にドリルで穴を掘って、専用のボルト抜き出しツールを使って抜き出しました。



ただ、こうして文章で書くのは非常に簡単なのですが、
実際はこの2本の千切れたボルトを抜くために試行錯誤を繰り返し、
仕事の合間を縫っての作業でしたが2日間もかかってしまいました。

幸い必要だったパーツはボルト2本だけだったのですが、
折角なのでゴムの部分が劣化していたエンジンマウントも新品に交換しました!



そして新しく付け替えられたマウントとボルトがこれです。


息子からSOSの電話があって情況を聞いた時には
大きな修理代の請求書や廃車も脳裏をよぎりましたが
購入したパーツの合計も$200以下で済みましたし息子の高校も4連休で通学に支障も出ず
何とか危機を乗り越える事ができました。

車いじりがお好きな方。
場所や工具がなくて諦めていることがあればお気軽にご相談下さい。
パーツの購入から取り付けまで、一緒に楽しくやりませんか。

それにしても、この年代やモデルの欠点なのかもしれませんがVW車は故障が多い。
趣味として乗るのであれば非常に魅力的ですが、
日常の道具として車が必要な環境では、安心して乗れる日本車がやっぱり一番ですね。
カローラは凄い!シビックは偉い!プリウスは神?



高校生の分際で、

2013年03月14日 | Car Life

マイカー通学とは、生意気ですよね。(でも羨ましい!!!)

ご存知の通り、こちらは高校生でも運転免許が取得可能で、
高校の駐車場には生徒用のスペースが教職員用よりも沢山あります。

昼休みには車でランチへ行くんですよ!

アーバインではスクールバスによる送迎は特別な生徒だけで、
基本的に子供を学校へ送って行くのは親の役目。
我家では朝の送りが僕で午後のお迎えが妻の仕事。

長男がデイケアに行くようになって始まったこの習慣も、
末っ子が自分で運転して登校するようになって遂に終了。
(なんと18年間!)

ご承知の読者も多いと思いますが、歳の近い息子が3人!

同じ小学校へ3人同時に落とすことが出来た時期は比較的楽でしたが、
小、中、高校と3人とも別の学校に通っていた時は大変でした。
まずは次男と三男を乗せて中学と小学校をまわり、
一旦帰宅して長男を乗せて高校へダッシュ。

多分、このような情況になる親が居る事を考慮して始業時間をづつずらしてくれているのだと思いますが、
全て予定通りに進んでも大変なのに長い間には
・ 誰かの体調が悪かったり(5人も居るので確立高し)
・ 犬が逃げたり(多分、散歩に行きたかったのでしょう)
・ トイレが詰まったり(下水管の問題でした)
・ 車のバッテリーが上がったり・・・(車関係は他にも色々ありました!)
本当に様々な事が起こりスクランブル発進も数しれず。

僕は出張などでいない事も多かったので偉いことは言えませんが、
そんな時には送りも迎えも一人でこなし、
誰よりも早く起きて朝食の支度もしている妻の苦労は更に大変だった筈です。

もう6時前に起きて支度をする必要が無くなったことは嬉しいのですが、
学校に着くまでの車中は親子で話をするには非常に良い環境で貴重な時間でした。

子供達が育って行くことは嬉しい事ながら、
どんどん離れて行ってしまう淋しさも感じてしまうのは僕だけでしょうか。


ジェッタ君のラジエター

2012年07月31日 | Car Life

約8ヶ月ぶりに登場の2005年型VW Jetta GLI
まだ独身の頃に始めて買った新車の1987年型GLI以来、
僕にとって3台(代)目のJETTAです。
気に入ってしまうと買い続けてしまう性格のようですが、
残念ながらベンツは買い続ける財力が伴いませんでした。

渡米してすぐに買ったのが2人乗りのDatsun280Zで、
当時は技術的な仕事をしていたので仕事で乗る時も自分だけでしたが
サンフランシスコへ転勤になり営業の仕事をするようになったこともあり、
4ドアでトランクの付いたオーソドックスな3ボックス型にしました。
その頃日本では同じフォルクスワーゲンでもGOLFの方が圧倒的に人気が高かったのですが
僕は始めからJETTAのスタイルが好きでしたし、実際に大きな容量のトランクは
非常に便利で大活躍してくれました。

さて現在のジェッタ君は2005年にマーク5型へとモデルチェンジする直前の特別仕様車で、
18インチのBBSレカロのシートが気に入っていますが、
ボディサイズの割りに燃費が良くないのが玉に瑕です。(でも結構速いです!)
それと、細かな故障も多く以前の2台に比べ非常に手の掛かる問題児です。

既にティプトロニクス付きのトランスミッションは問題があって交換してありますが、
ギリギリ保障期間内で無償で修理してもらえましたが、
もう少し遅く発生していたらと思うと怖くなります。

また、冷却や循環系での漏れも多く、ゴム製ホースやプラスチック製のコネクターが弱くて
何度も水漏れが起き部品を自分で交換していましたが今回はラジエター本体が問題!
ご覧の通りエンジンルームは真っ白で、これを無視して乗り続けることは出来ずに決断しました。



問題の箇所はココ。
ラジエター上部のパイプとのコネクターの根元に亀裂が出来ました。



茶色くなっている所から熱くなったクーラントが吹き出てきます。

勿論、いつものようにフォルクスワーゲンのフォーラムやネットで色々と修理情報を集め、
修理の手順を確認し、必要なパーツを買って準備完了。

既にブレーキやショック、CVブーツなどの足回りを始め、
タイミングベルトやウォーターポンプの交換もして大きなプラモデル状態のジェッタ君ですが
今回はフロントのグリルやバンパー、ヘッドライトまで外されてエンジンもむき出し。
流石にこの状態を見た妻も驚いていましたが、作業自体は意外と単純で簡単でした。



ここまでの作業で約2時間。
冷却水を抜いて、ホースや水温センサーなどのコネクターを外し、
ラジエター自体を取り外した状態が下の写真。



そしてコレが新・旧のラジエター。



古い方からファンやセンサー、コネクターを新しい方へ移し、
あとは元通りの所へ戻すだけ。

最後にVW指定のピンクのクーラント液を入れ、
蒸留水を足して修理完了。



もっと苦労するかと覚悟していましたが、
作業自体は単純なネジを緩めたり締めたりする事が殆どで
特別な工具も不要でしたので、やる気と場所があれば誰でも出来そうです。
因みに今回は昼食後に始め、夕食までには完了しました。

できれば古くなったホースやコネクターも同時に新品にすれば良かったのですが、
ココまで一人で簡単ににできる事が分かったので、
今後は何か問題が起きても躊躇無くバンパーを取って
エンジンをむき出しにして作業します。

ご参考までに今回の費用は、
メーカー純正ラジエター$247.50
メーカー純正クーラント液 $20.70
(両方ともアーバインのVWで購入)
蒸留水(多分1ドル以下)
多分、ディーラーに修理を依頼すると$1,000近くになるのではないでしょうか。

L.A.ダウンタウンのVWディーラーでラジエター単体の値段を聞いた時には
$362と言われました。
きちんと年式やVINも伝えましたので同じパーツの値段だと思いますが
純正部品をお求めの際には複数のディーラーを訪ねる事をおススメします。

本当にこのジェッタ君は手が掛かりますが、カワイイ子なので永く乗りたいと思います。




Jetta君、修理完了

2011年12月02日 | Car Life

ここ2日間、L.A.周辺は風が非常に強かったですね。
未だに停電している地区も多いようですが、幸いアーバイン地区は問題ありません。

TVのニュースでご覧になった方も多いのではないかと思いますが、
パサデナのガソリンスタンドでは歩道の木が倒れて大きな被害になっていましたが、
実はこのスタンドで給油をする事が多くて、顔見知りの従業員が映っていて驚きました。

他のエリアでも強風で倒れた木が電線を切る事が多かったようですが、
それ以上にL.A.らしい問題はヤシの木。

枯れて茶色くなった大きな葉(枝)が大量に路上に散乱してた事ですね。


市がきちんと管理をしている地域では枯れる前に切り取っていますので風で落ちる事は少ないのですが、
これだけの本数と財政難による公共サービスの低下に加え、
個人の庭にも大きなヤシの木が多いので、その量は凄かったです。

普通の葉っぱで怪我をする事は無いと思いますが、枯れたヤシの葉は非常に危険。
何しろご存知の通り気候が良いので成長も良く、
背の高いヤシの木から落ちてくる大きな葉が人を直撃すれば大怪我をしますし、
車であれば凹んで傷もつきますので、風の強い日にはヤシの木に要注意です。

さて本題の修理の続きですが、必要なパーツをネットで色々と探しましたが、
届くまでに時間も掛かるので今回はVWのディーラーで純正部品を買いました。

ただ、週末はパーツ部門も開いていませんので数日間は応急処置をしたのですが、
見て下さい! この独創的というか掟破りの修理。
色々と悩んで試した結果、オイルの量を見るDip Stickを差し込む管には
ガーデンホースを切って代用しました。



もちろん栓をしないとバキュームのリークになるので、
先端を折り曲げて縛って完了。


プロのメカニックが見たら笑われるでしょうが、同時にGood Ideaだと感心してくれると思っていましたが、
数日後には無事に純正の新品と交換。


更に今回のメイン、CV Bootを交換。
年式の違いなのか、ネットで修理に必要と書かれていた工具が全く違う物で
買い換える手間がありましたが、
他には特に難しい事も無くフロントのドライブアクスルをトランスミッションから取り外せました。

実は、最近はお休み中のボルボ君も同じ所が破損したのですが、
相談した修理工場ではCV Bootの交換はしないとの事で
アクスルごと交換してしまいましたが、自分でやれば良かったと後悔しています。



作業的には、トランスミッション側にある6本のネジを外し、
外側はホイール、ブレーキ・キャリパー(紐で吊ってある赤い物)ブレーキ・ディスクを外し、
ホイールハブとアクスルを留めている大きなネジを外せばOK

そして取り外したアクスルと新しいブーツがこちらの写真。


写真ではキレイに写っていますが、実は古いグリースを拭き取るのが結構大変で、
グローブをした手がベタベタでカメラを使う事が出来ずに写真が撮れませんでした。

新しいブーツを取り付けた後で、チューブから新しいグリースを”塗る”というより
”パーツを漬け込む”ような感じで搾り出してから添付のリングを締めれば準備完了。

あとは取り外した順番と逆に、ブレーキディスクやキャリパーを取り付けて行って修理完了。

実はジェッタ君、レジストレーションを更新する時期でしたので
この後、購入後初めてのスモッグ・チェックを受けてから近くのAAAのオフィスへ行き
登録料を払い、2012年のステッカーを貰ってきました。



これで暫くは安心して乗れそうですが、この一連の修理期間中
プリウス君は妻が乗り、僕がこのジェッタ君をメインに運転していましたが
静かで燃費の素晴らしい21世紀のハイブリッド車も凄いが、
18インチでヨンマルの扁平タイヤでサスも硬くて乗り心地は硬いけど、
踏めばドッカーンとターボが利いて元気に走る車もイイなと惚れ直しました。

ただ、いい気になってターボを利かせてカッ飛んでいると
使うガソリンはプリウスの3倍以上にもなるのは罪悪感というか
お財布への負担も大きくて玉に瑕ですが・・・。

パーツを買いにディーラーへ行った際に、6速MTのGOLFのTDI(ディーゼル)がありましたので
近い内に時間を作って試乗に行ってみようと考えています。
最新のディーゼル車は排ガスもキレイになっているようで興味があるのですが、
日本と違い軽油がガソリンのプレミアムよりも高いのが問題かもしれません。