私は、自分のX(旧ツイッター)アカウントを利用して世界の人々に次のような質問をしました。「日本語を母国語としない皆さんにとって、日本語は美しい響きをもつと思いますか、それともきたなく聞こえますか。皆さんのお考えを聞かせてください。もし可能なら、あなたの国名も教えてください。」これに対し、一週間後の時点で 214 名の人が回答してくれました(プラス前回の50名)。
その内、日本語の響きは「美しい」と答えた人は191名、「何とも言えない」と答えた人は22名、「ひどい響き」と答えた人は1人でした。その答えの一部は、今回に先立ってにアップした動画、「日本語の響き・きたないorきれい?海外250人が直返答」でご紹介した通りです。興味あれば後で御覧ください。
今回の動画はこちらから見れます。⇒■「日本語の響き:歌の魔力・方言・女性語…海外250人が答えた」
今回は、日本語の歌の響き、方言・女性の言葉の美しさ、擬音語のユニークさなどについて触れた回答を紹介しています。とくに歌の響きの美しさに触れた回答が多かったので、これを中心に取り上げています。
最初に、インドネシアの歌手レイニッチの話をしたいと思います。彼女は、自分のユーチューブチャンネルで数々のJ-POPをカバーし、その抜群の歌唱力などにより世界的に人気になりました。現在チャンネル登録者が238万人もいます。彼女がJ-POPを歌い始めたのは、日本語の音の美しさに惹かれたからです。最初は彼女が子供の頃楽しんだ「ナルト」などのアニメ・ソングをカバーしていたのですが、やがてジャンルを広げ、とくに日本のシティ・ポップを歌うと爆発的にヒットします。世界にまったく知られていなかったシティ・ポップが、世界中で人気になったのは、彼女が果たした役割も大きいのです。
その世界的流行の理由はいろいろあるでしょうが、レイニッチがそうであったように日本語の音の美しさも大きな理由のひとつでしょう。また、ユーチューブでのコメントを見ていると、強いノスタルジーを感じるという人がかなり多いです。ユーチューブのコメントには、ちょっとしたジョークのパターンが何度となく繰り返されているのに気づきます。いくつか拾ってみます。
★80年代半ばに日本に住んでいた頃のありもしない記憶がよみがえっています。
My nonexistent memories from my time living in Japan in the mid 80’s are kicking again.
★ドイツ人の20歳で、ヨーロッパを離れたことがない私は、80年代の日本での、遠い楽しい日々について考えるのが大好きです。これらの曲ですべての思い出が蘇ります。
As a German 20-year-old who‘s never left Europe before I just love to think about the good ol‘ days in 80‘s Japan. All the memories just come back to life with these songs.
★私は20歳のロシア人女子ですが、放課後、友達と新宿御苑を歩いたのを覚えています。 そして夕方にはこの歌が流れました。決して経験したことのない温かい思い出を贈ってくれてありがとう。
As a 20-year-old Russian girl, I remember walking in Shinjuku Gyoen with my friends after classes. And in the evenings this music was played. Thank you for giving me warm memories of experiences that I never had.
これに類するジョークがシティ・ポップの動画の下には、いやというほど見られるのです。そしてこれらの人々のほとんどは、日本語を理解しないまま、音としての日本語の歌を楽しんでいるのです。
さて、Xでの日本語の響きについての私の質問に回答をしてくださった人々の中にも、日本の歌の響きが特に好きだという意見がかなり見られました。それらを紹介したいと思います。
★アメリカからです、日本語は最も美しい言語の一つだといつも思っています。それは日本の音楽から始まりました。人々が日本語で歌うのを聞くと、本当に魔法のように感じます。
I’m from the United States, and I have always thought that Japanese is one of the most beautiful languages. It started with Japanese music- hearing people sing in Japanese really feels magical!
★私は話し言葉の日本語の響きが好きで(理解力はまだまだですが)、歌の中の日本語の響きも大好きです。 音楽のスタイルとしては、(少なくとも私にとっては)音色、ピッチ、母音と子音の完璧な組み合わせが気に入っています。 全部がぴったりとはまります (イギリス)。
I like the sound of spoken Japanese (though my comprehension is still lousy 😅) but I love the sound of Japanese in songs. For the styles of music, I like it has (for me, at least) a perfect mix of tone, pitch and vowel and consonant sounds. It just works. (UK)
これ以外にも様々なコメントが寄せられました。それらについては、次の動画をご覧ください。
■「日本語の響き:歌の魔力・方言・女性語…海外250人が答えた」
その内、日本語の響きは「美しい」と答えた人は191名、「何とも言えない」と答えた人は22名、「ひどい響き」と答えた人は1人でした。その答えの一部は、今回に先立ってにアップした動画、「日本語の響き・きたないorきれい?海外250人が直返答」でご紹介した通りです。興味あれば後で御覧ください。
今回の動画はこちらから見れます。⇒■「日本語の響き:歌の魔力・方言・女性語…海外250人が答えた」
今回は、日本語の歌の響き、方言・女性の言葉の美しさ、擬音語のユニークさなどについて触れた回答を紹介しています。とくに歌の響きの美しさに触れた回答が多かったので、これを中心に取り上げています。
最初に、インドネシアの歌手レイニッチの話をしたいと思います。彼女は、自分のユーチューブチャンネルで数々のJ-POPをカバーし、その抜群の歌唱力などにより世界的に人気になりました。現在チャンネル登録者が238万人もいます。彼女がJ-POPを歌い始めたのは、日本語の音の美しさに惹かれたからです。最初は彼女が子供の頃楽しんだ「ナルト」などのアニメ・ソングをカバーしていたのですが、やがてジャンルを広げ、とくに日本のシティ・ポップを歌うと爆発的にヒットします。世界にまったく知られていなかったシティ・ポップが、世界中で人気になったのは、彼女が果たした役割も大きいのです。
その世界的流行の理由はいろいろあるでしょうが、レイニッチがそうであったように日本語の音の美しさも大きな理由のひとつでしょう。また、ユーチューブでのコメントを見ていると、強いノスタルジーを感じるという人がかなり多いです。ユーチューブのコメントには、ちょっとしたジョークのパターンが何度となく繰り返されているのに気づきます。いくつか拾ってみます。
★80年代半ばに日本に住んでいた頃のありもしない記憶がよみがえっています。
My nonexistent memories from my time living in Japan in the mid 80’s are kicking again.
★ドイツ人の20歳で、ヨーロッパを離れたことがない私は、80年代の日本での、遠い楽しい日々について考えるのが大好きです。これらの曲ですべての思い出が蘇ります。
As a German 20-year-old who‘s never left Europe before I just love to think about the good ol‘ days in 80‘s Japan. All the memories just come back to life with these songs.
★私は20歳のロシア人女子ですが、放課後、友達と新宿御苑を歩いたのを覚えています。 そして夕方にはこの歌が流れました。決して経験したことのない温かい思い出を贈ってくれてありがとう。
As a 20-year-old Russian girl, I remember walking in Shinjuku Gyoen with my friends after classes. And in the evenings this music was played. Thank you for giving me warm memories of experiences that I never had.
これに類するジョークがシティ・ポップの動画の下には、いやというほど見られるのです。そしてこれらの人々のほとんどは、日本語を理解しないまま、音としての日本語の歌を楽しんでいるのです。
さて、Xでの日本語の響きについての私の質問に回答をしてくださった人々の中にも、日本の歌の響きが特に好きだという意見がかなり見られました。それらを紹介したいと思います。
★アメリカからです、日本語は最も美しい言語の一つだといつも思っています。それは日本の音楽から始まりました。人々が日本語で歌うのを聞くと、本当に魔法のように感じます。
I’m from the United States, and I have always thought that Japanese is one of the most beautiful languages. It started with Japanese music- hearing people sing in Japanese really feels magical!
★私は話し言葉の日本語の響きが好きで(理解力はまだまだですが)、歌の中の日本語の響きも大好きです。 音楽のスタイルとしては、(少なくとも私にとっては)音色、ピッチ、母音と子音の完璧な組み合わせが気に入っています。 全部がぴったりとはまります (イギリス)。
I like the sound of spoken Japanese (though my comprehension is still lousy 😅) but I love the sound of Japanese in songs. For the styles of music, I like it has (for me, at least) a perfect mix of tone, pitch and vowel and consonant sounds. It just works. (UK)
これ以外にも様々なコメントが寄せられました。それらについては、次の動画をご覧ください。
■「日本語の響き:歌の魔力・方言・女性語…海外250人が答えた」