亀田大毅 ユナニマスで勝利
考察 ~大毅~
嗚呼、大毅よ、なぜに以前のボクシングに戻ってしまったのか。
ワンディ戦のあのジャブからのコンビネーションは何だったのだ。
アゴを引き、テンプルまでを高くガードし、異様な猫背で歩み寄る亀田スタイルが
どれだけ醜悪で、どれだけ滑稽に映るのか、想像したことはあるのか?
ボクシングは端的に言えば美学の勝負なのだ。
見栄えの良し悪しは二の次で、問題はその姿から意志を感じさせるかどうかなのだ。
自身と同階級の日本/世界ランカー相手に亀田スタイルを採用すれば、
それはそれで一つの美を形作るだろう(内藤戦では自爆したが)。
だが、小松の時ならぬ死があったためとはいえ、
ミニマム級を引っ張りだしてきて、「なんで倒れへんねん?」という
そんな当惑と苛立ちを発散させる(そう見えた)ようでは、
せっかく上がりつつあった評価もすぐに堕ちてしまう。
なにもジャブから組み立てるボクシングをしろと強制しているわけではない。
単発で試合を組み立てるのもありだ。
だが、それならしっかりとKOしてみせろと言いたい。
ノーモーションの右(実況うるさすぎ・・・)を自身に課していたのかもしれないが、
なぜそこから得意の左フックにつなげられない?
突き刺した右ストレートを肩を軸に引きながら、反動を左半身に伝え左フックで
相手のボディもしくは顔面を捉える。
これはマルガリートがシントロンとのリマッチでKOを呼び込んだパターンで、
これの左右逆バージョンはドネアが時折見せるコンビネーション。
ボディメカニクスの基本だが、使い手によっては奥義ともなる。
今のレベルでで自身をチャンピオンであるかのごとく語るのは笑止千万だった。
考察 ~ブンブン東栄~
元ヤクルト・スワローズの池山、あるいは往年の名テニス選手ボリス・ベッカーなど、
ブンブンをニックネームにする選手は競技を問わず現れるが、
彼らに共通しているのは破天荒っぷりだ。
体がねじ切れるかというぐらいバットを振った池山に
長身から当時としては破格のスピードサーブを打ち込んだベッカー。
管理人と同世代か上でボクシング以外のスポーツも観るボクシングファンなら
良く知っていることと思う。
ではこのボクサー、ブンブン東栄はどうか。
フィリピン人らしく体に柔軟性があり、コンビネーションも打てる。
呼び込む姿勢からアッパーを一閃するなど、負け役でもない。
おそらく相手との体の厚みの差から下がらざるを得なかっただけで、
ミニマムまたはLフライなら、痩せ型で手長足長な体形を活かした
ボクシングができるはず。
ジャブを多用しないあたりフィリピン人だが、左右フックの連打はリズミカルで、
左構えからの大きな右フックはそれによって体が流れることもなく、
柔軟性だけでなく下半身の土台も併せ持つことを証明していた。
戦績は勝ったり負けたりだが、これはジャーニーマンの宿命か。
噛ませ犬が噛みついたのではなく、不利を承知で雄々しく抗ったということ。
日本で得た知名度を武器に、後楽園ホールを庭とすることができるか。
考察 ~大毅~
嗚呼、大毅よ、なぜに以前のボクシングに戻ってしまったのか。
ワンディ戦のあのジャブからのコンビネーションは何だったのだ。
アゴを引き、テンプルまでを高くガードし、異様な猫背で歩み寄る亀田スタイルが
どれだけ醜悪で、どれだけ滑稽に映るのか、想像したことはあるのか?
ボクシングは端的に言えば美学の勝負なのだ。
見栄えの良し悪しは二の次で、問題はその姿から意志を感じさせるかどうかなのだ。
自身と同階級の日本/世界ランカー相手に亀田スタイルを採用すれば、
それはそれで一つの美を形作るだろう(内藤戦では自爆したが)。
だが、小松の時ならぬ死があったためとはいえ、
ミニマム級を引っ張りだしてきて、「なんで倒れへんねん?」という
そんな当惑と苛立ちを発散させる(そう見えた)ようでは、
せっかく上がりつつあった評価もすぐに堕ちてしまう。
なにもジャブから組み立てるボクシングをしろと強制しているわけではない。
単発で試合を組み立てるのもありだ。
だが、それならしっかりとKOしてみせろと言いたい。
ノーモーションの右(実況うるさすぎ・・・)を自身に課していたのかもしれないが、
なぜそこから得意の左フックにつなげられない?
突き刺した右ストレートを肩を軸に引きながら、反動を左半身に伝え左フックで
相手のボディもしくは顔面を捉える。
これはマルガリートがシントロンとのリマッチでKOを呼び込んだパターンで、
これの左右逆バージョンはドネアが時折見せるコンビネーション。
ボディメカニクスの基本だが、使い手によっては奥義ともなる。
今のレベルでで自身をチャンピオンであるかのごとく語るのは笑止千万だった。
考察 ~ブンブン東栄~
元ヤクルト・スワローズの池山、あるいは往年の名テニス選手ボリス・ベッカーなど、
ブンブンをニックネームにする選手は競技を問わず現れるが、
彼らに共通しているのは破天荒っぷりだ。
体がねじ切れるかというぐらいバットを振った池山に
長身から当時としては破格のスピードサーブを打ち込んだベッカー。
管理人と同世代か上でボクシング以外のスポーツも観るボクシングファンなら
良く知っていることと思う。
ではこのボクサー、ブンブン東栄はどうか。
フィリピン人らしく体に柔軟性があり、コンビネーションも打てる。
呼び込む姿勢からアッパーを一閃するなど、負け役でもない。
おそらく相手との体の厚みの差から下がらざるを得なかっただけで、
ミニマムまたはLフライなら、痩せ型で手長足長な体形を活かした
ボクシングができるはず。
ジャブを多用しないあたりフィリピン人だが、左右フックの連打はリズミカルで、
左構えからの大きな右フックはそれによって体が流れることもなく、
柔軟性だけでなく下半身の土台も併せ持つことを証明していた。
戦績は勝ったり負けたりだが、これはジャーニーマンの宿命か。
噛ませ犬が噛みついたのではなく、不利を承知で雄々しく抗ったということ。
日本で得た知名度を武器に、後楽園ホールを庭とすることができるか。