BOXING観戦日記

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WBOインターコンチネンタル・Sフェザー級王座決定戦

2011-11-21 21:25:09 | Boxing
ローマン・マルチネス VS ダニエル・アッター

マルチネス 6ラウンドTKO勝利

考察 ~マルチネス~

目のフェイントでサウスポーを追い詰めたというよりは
パンチ力と強面で威嚇してコーナーに追い込んだという方が正確か。
最初のダウンは顔面へのスマッシュ。
右ストの突っ込みから小さくバックステップしてからの
右の戻しの反動で打ったサンデーパンチ。
サウスポー崩しの定石を打つというよりは
その場で対してみての感覚を重視するタイプなのかな。
凝視の瞬間に軽い左ストを食うのはお約束。
サウスポーへのスイッチは癖なのだろう。
普通に長い右ストレートとインサイドでの印象的な左右ショートアッパーで
王座返り咲きはタイミング次第で充分可能。
ただしディフェンスに関して課題を残すので長期防衛については
否定的な見方をせざるをえない。
内山の将来の対戦候補として実に興味深い。
英国へ出向くほどだからオファー次第で来日してくれそうだ。


考察 ~アッター~

ナイジェリアと聞くだけでワクワクしてくるのは
アフリカという未知の大陸への
アフリカでもガーナや南アフリカはボクサー産出国として
地位を確立しているが、ナイジェリアはサミュエル・ピーターぐらい。
日本の大輔現象を考えると後継ボクサーはあと10年から15年後に登場か。

サウスポーの典型というか気弱ボクサーの典型だった。
リードで左フックは来ないのだから、右ジャブでペースを取れたはず。
それができないのは顔面の迫力負けだろう。
バッティングアピール中にダウンを食らうところも哀愁を誘う。
5ラウンドあたりから出し始めた右ボディは効果的にヒットし、
実際に相手も嫌がっているように見えた。
もっと早い段階でこれができればと思わせるが、
追い詰められてからでないと反撃できないメンタルの弱さは
管理人の bias を reinforce する。
負け役としては充分な健闘か。

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