BOXING観戦日記

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IBF世界J・ウェルター級タイトルマッチ ポール・マリグナッジVSハーマン・ヌゴージョ

2008-02-04 21:01:57 | Boxing
マリグナッジ 判定勝利

肩から両腕までを小刻みに震わせながら、左をフリッカー気味に振るうが、
これはしならせるパンチではなく突き刺すパンチ。
しかし、悲しいかな、パンチ力の無さが災いして、積み重ねていけばポイントは取れるものの、
いくら積み重ねても相手にダメージは与えられない。
右をアゴの下に置きながらも、カウンターを一切撃たないという珍しいボクサーだ。
ダックしながら突き刺していく左と後半になって見せたアッパーに見所はあるが、それだけ。
初防衛戦のプレッシャーで本来のパフォーマンスが発揮できなかったのかもしれないが、
KO率2割の片鱗は見せた。
KOできないなら判定で明確に勝てばいいのだが、
今日見た限りでは穴が多すぎる。
右ストレートを磨いて相手を後退させるワン・ツーを身に付けるか、
左のフェイントを餌に右のカウンターを撃てるようにならないと短期政権で終わってしまう可能性が大だ。

ヌゴージョもスタミナに難があるところ、気が小さいところがアンドレ・ベルトそっくりだ。
スタミナ切れは様々な理由で起こるし、誰でもスタミナ切れを起こすことはある。
それでも相手が弱みを見せたら一気に襲いかからないと駄目。
しかし、スタミナが切れてから本領発揮する徳山というボクサーは
本当に特異な存在だったんだなとあらためて感じた。

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