BOXING観戦日記

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WBA世界バンタム級タイトルマッチ

2013-04-07 20:50:24 | Boxing
王者 亀田興毅 VS 挑戦者 パノムルンレック・カイヤンハーダオジム

亀田 2-1判定で勝利

考察 ~亀田~

私的採点では115-114で挑戦者。
8Rまでは奇数Rを興毅、偶数ラウンドをパノムとし、
9Rはパ、10は亀、11はパ、12はドロー採点。

相変わらずラウンド序盤だけに出るジャブ。
脚と同時に前に出る頭(B・ホプキンスほどではないが)。
真っ直ぐ後ろに退くフットワーク。
トレーナーをどれだけ変えても、
親父に叩き込まれた悪癖は抜ける気配がない。
というか、今も親父に指導を受けてるのでは?

褒められる部分は少ないが、2Rのアッパー合戦を譲らなかったのは見事。
今までで一番まともな試合だった。
実況がね。
相手のパンチにちゃんと言及していた。


考察 ~パノムルンレック~

序盤早々にKOの期待を抱かせ、中盤まで持続したが、
結局、終盤に押しきれなかった。
8~9Rの勢いを持ち込めれば、敵地で僅差判定を手にできたはず。
どうしても久高の右がスパーンと決まった印象しかないが、
実況・解説はそこにもちゃんと触れないと。

タイプ的にはトータルに完成されたポンサクレックではなく、
ボディに弱点を持つテーパリットという感じ。
実際にボディを効かされた場面が3度あった。

右ジャブはポンポン出せたが、王者のスピードに完全に譲ったため、
左のストレートにはまったくつながらなかった。
さらにロープ際での攻めも稚拙。
有無を言わせぬ連打で息の根を止めるチャンスは複数あったが、
どれひとつ活かせなかった。
J・アルセの映像を観て研究すべし。

大毅の世界前哨戦にふさわしかったのはこの男。
対戦が実現すれば、壮絶な打ち合いの末のKO決着が見られそうだ。

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