平成26年2月3日、板荷コミュニティセンターにて、鹿沼市高齢福祉課主催の「板荷元気アップくらぶ」が開催されました。こちらの「板荷元気アップくらぶ」、市内在住の概ね65歳以上の方のうち、要支援・要介護認定を受けていない方であればどなたでも参加いただける事業で、「楽しく運動することで介護予防を図ろう!」といった目的の下、月1回のペースで実施されています。
今回の教室にも11人の参加者が集まりました。
そして、さっそくスタートです。講師は、健康運動指導士の鈴木香奈子先生。
早速、手の体操から始めます。
一見簡単そうに見えますが、間近で見てると結構大変そうです。
そして、その時大活躍するのがこちらの表。
表の字を、左から右に唱えながら、いろいろな体操を行います。この表は、板荷地区以外の教室では使用されていない、板荷地区独自のもの、とか。これを使うことで、手の体操をしながら口の体操も一緒にできてしまう、とのことでした。
そして次は脚の体操です。
ちなみにこの体操は、脛の筋肉を鍛えるそうです。筋肉を鍛えると転びにくくなるのだとか。先生が、体操の合間合間にいろいろと説明してくれるので、聞いているだけで勉強になります。
そして次は、はしごとハードルを使った運動です(写真は先生による実演中です)。
こちらにもいろいろなメニューがあり、だんだん難易度の高いメニューにチャレンジします。
写真からは分かりにくいかもしれませんがこれは、はしごの片側を左右方向に跨ぐことにより、脚を交差させながら歩く、という運動です。運動中に横方向によろけてしまう方もいたぐらい、難易度が高い運動です。
そして、運動の途中には、こまめに休憩を取ります。参加者の皆さんに「水分補給の飲み物」を持参するようにお願いしてあったのは、この休憩のためです。先生からも「のどが渇いてなくても水分を取るようにしましょう」とのお話がありました。
そう、高齢者は脱水症状に陥りやすく、また、冬場はただでさえ乾燥するので、その危険も大きいのです。「熱中症には夏だけ気を付ければ大丈夫!」なんて思ってると大変なことになりますので皆さん、ご注意を!!
次は、ボールを使った運動です。
これは、ボールを頭の周りを水平方向にぐるーっと回転させる運動です。
手前の左から2人目の方を見てお分かりでしょうか? 赤いボールが手から離れてますよね。これ、結構難しいんです。「みんなして集まって、簡単な体操をしてお茶を濁してるんじゃないの?」なんて思ってると大変です。
プログラムは大体以上です。あとは、整理体操をして終了になります。
いかがでしたか? もしかして、皆さんが想像していたものとは少し、様子が違ったかもしれません。今回、始めて見学させていただきましたが、その中で最も印象に残ったのが次の場面でした。
皆さん、一様に笑っていますが、実はこの場面、参加者の一人が失敗をしてしまったところなのです。
プログラム中の失敗が自然と参加者の笑いを生み、場が和んでいくのが手に取るようにわかりました。結構、難しいプログラムもありますが、皆さん心配ご無用です。「できなかったら恥ずかしい・・・」とか、「みんなの足を引っ張るんじゃ・・・」とかいった心配はいりません! ちょっとでも「面白そうだな・・・」とか思ったそこのあなた、是非一度、ご参加ください。次回は3月3日(月)、午前10時から、板荷コミュニティセンターで行われます。飛び込み参加もOK! ご不明な点は鹿沼市高齢福祉課(担当:仲田・橋・鈴木、℡ 0289-63-2175)までお問い合わせください。