12月8日(火) 板荷コミュニティセンターにおいて、板荷地区公民館主催の「竹ざる教室」が開催されました。
講師は「板荷の竹ざる名人」 阿部トミ子先生 (中央に立っている方です)。
これが一人分の材料です。 この状態からまず長さを切りそろえていきます。
実はここまでに 準備するのが大変な作業なのです。
前日に阿部先生と地域の方が、「おかめ笹」という種類の竹を参加者分取ってきて、葉を全部手で落としていきます。
この作業だけで朝から夕方までかかりました。
「40㎝に切りそろえた32本の竹を8本ずつに分けて…」と
先生の指示に従ってみなさん作業を始めます。
その後、中心を足で押さえながらこの体勢で、自分がぐるぐる回って編み込んでいきます。
実際にやってみると、体勢はつらいし竹を編み込むのにも力が必要で本当に大変でした。
先生は参加者のお手伝いをするので結構な時間この体勢でいました。
何人かは「腰がつらい」と言っていたので、軽々とやっていた先生の若さに驚きます。
ここまでするのにも結構時間がかかります。
体力も使うので途中休憩を入れながら作業をすすめていきます。
ランチタイム
長い竹を差し込んで、また全身を使って編み込んでいきます。
こんな感じになります。
みなさん、先生の手元を真剣に見つめます。
完成した「竹ざる」です(阿部先生の作品です)
午前9時から午後3時までの長い作業になりました。
「竹ざる」作りが初めての方は、先生や何回か作ったことのある参加者の方に教わりつつ最後まで仕上げることが出来ましたが、1回でこの技を習得するのは難しそうです。
最後に自分で作った「竹ざる」を持って全員で記念撮影。
みなさん、阿部先生にお礼を伝え大変満足した様子で帰られました。