ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

夏の甲子園の汗と青春

2006-08-21 22:52:46 | ブログ

 夏の甲子園は終わった。苫小牧高校はわずか1点差で準優勝になった。早稲田実業おめでとう。ソフトバンクの王監督もよい治療薬になったことだろう。これで一挙に王監督の体調が回復すれば、これまた嬉しいことではないか。準優勝を手にした苫小牧高校は昨日に続いての連戦、本当にお疲れ様でした。 よくここまで闘ってきたと思う。ベンチ前に立つ田中投手のさばさばした表情は悔しさを隠していかにも高校生らしい爽やかさを感じさせた。彼はきっとこれからの進路の中で、また新しい目標を見出し、そこに向かって挑戦するに違いない。

 高校野球はスケールの大きいプロ野球と比較して面白くないという声もあるが、アウトとわかっていてもベースに滑り込んで何とか生きようとするファイト、外野フェンスにぶつかりながらホームランを見送る悔しさ。人はあきらかにだめだとわかっていても最後まで成し遂げようとする前向きな姿勢に感動する。それが私たちの心に何かを訴える。心のどこに扉があるかわからないが、自然に扉を開いている。そして心がどんな形をしているか知らないし、どんな大きさかも知らないが、自分を大きくしてくれたように思う。 一人の若者の懸命に集中して生きる姿が見えてくるからだと思う。そこにぼくたちの忘れていた何かを再発見させてくれる。それが高校野球だと、ぼくはいつも思っている。今年もそう教わった気がたした。来春はもちろん、夏の甲子園、再び苫小牧駒沢高校が雄姿を見せてくれることを期待したい。 ようやく秋風の吹く季節になろうとしている。

                                                           やさしいタイガー


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